2011年8月26日〜29日 槍ケ岳〜穂高岳縦走
4日目(NO2)
  穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳〜(岳沢)〜上高地
 
 ▲前穂高岳頂上から見た槍ヶ岳から奥穂高岳の峰々
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 重太郎新道は上から見る通り急である。岩壁の横を鎖を助けに降り、浮き石も多い。見晴らしの良い場所に出ると雷鳥広場とある。きっと雷鳥が多いのだろう。バイケソウやハイマツの道からガレ場ををジグザグに歩くと飛び出た場所にぶつかる。岩に岳沢パノラマとペンキで書かれている。確かに景色が良い。鎖場、梯子と連続してどんどん高度を下げる。岩だらけの景観がいつのまにか灌木帯となり花々がたくさん咲いているのが目に入る。カモシカの立場とペンキで岩に書かれているが、意味はよくわからない。少々高い木がちらほら目に着く。森林限界を過ぎたのだろう。長い最後の梯子を降ると花々が一面に咲いて迎えてくれた。テント場を過ぎ、大きな涸れた沢を横断すると12時10分、昨年完成した岳沢ヒュッテに着いた。トイレに行くが靴を脱がなくてはいけない。清潔第一か・・。ここで昼食をすることなった。弁当の残りを食べる。時間は余裕があるとのことでまたまたKENさんにお湯を沸かしてもらいコーヒーをいただく。ビールもうまいがコーヒもうまい。空はガスってきて雨が降りそうだ。高度もずいぶんと下がったので暑い。私はここでTシャツ1枚になる。ここからは岳沢沿いに前穂高岳登山道上高地まで歩く。再び涸沢を横断し、笹の道から石ころだらけの道となり、樹林帯へと入り込む。しばらく歩くと左手に天然クーラの風穴がある。そばに近づくだけで涼しい。色々な花々を見ながらひたすら降る。木道になると上高地は近い。14時38分、砂利道が見えると穂高・岳沢登山路の大きな標識がある登山口に出た。無事下山を記念して写真を撮ってもらう。「おめでとう!!いやー良く歩いた。」
 ここからは観光客が多い。再び木道を歩き、河童橋に出るとたくさんの人で賑わっている。KENさんと私は、待ちに待ったビールで乾杯である。うまい!足はもうガクガクであるが、ビールを飲んだら元気になった?。上高地バスターミナルまでひとがんばり。バスに観光客と一緒に乗り、平湯温泉で降りる。16時20分岡田旅館に無事到着。お風呂に浸かり、おいしい料理とお酒で山仲間と盛り上がる。平日なのか、宿泊客が少ないのかお風呂は空いている。私としては珍しく夜2回と朝も入る。何しろ3日間お風呂に入っていないので・・・・・。おわり  「山に自然に仲間に感謝」

 <コースタイム>
  穂高岳山荘-(50分)-奥穂高岳-(80分)-紀美子平-(30分)-前穂高岳-(25分)-紀美子平-(50分)-岳沢パノラマ-(80分)-岳沢ヒュッテ-(60分)-風穴-(35分)-登山口-(15分)-河童橋-(10分)-上高地バスターミナル
※歩行時間は約7.5時間(休憩時間含まず)。全行程で8時間20分でした。
雷鳥広場付近
バイケソウの群落
急斜面が続く 岳沢パノラマ 慎重に降る
梯子を降る 空がガスってきた カモシカ立場とある
結構長い梯子 トリカブトなどの花がたくさん咲いている 後ろは奥穂高岳だがガスで見えない
沢を横断する 岳沢ヒュッテ 岳沢沿いに降る
森林になってきた 天然クーラ 風穴 キツリフネソウの群落
木道を歩く 無事下山、おめでとう!! 水がきれいだ
湿地帯 疲れているが満足(MORIさん撮影) 河童橋
ビールがうまいこと 梓川ともお別れ 上高地バスターミナル
平湯温泉バスターミナル 今夜の宿泊場所(岡田旅館) 飛騨牛など豪華な料理とお酒をいただく
岩魚と沢蟹も 酒やけなのか日焼けなのか・・・・ 朝、庭から見た笠ケ岳
帰路に着く
朝食も豪華 多賀SAで昼食
   おわり  
   
     
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