あざみがだけ1004.2m ・ おととみやま1085.3m
莇ヶ岳・弟見山
駐車スペース〜登山口〜莇ヶ岳〜弟見山〜莇ヶ岳〜登山口〜駐車スペース
 
 ▲ササユリの花(葉が笹のようなのでササユリと呼ぶ)
▲ササユリ(笹百合 ユリ科ユリ属)
 2014年6月22日(日) 天気 雨のち曇り
 ■出発時間:午前6時30分(小倉南区葛原)
 ■メンバー:男性5名 女性7名  計12名
 
 梅雨に入り当然の事ながら晴天の日が少ない。
 晴天の山行となると今度は暑さが心配で熱中症対策には万全を期する必要がある。
 幸い、今回は雨模様でしかもそんなに暑さを感じない。(と何でもポジティブに考える)
 標高が1000m以上ある山なので日陰のある樹林帯から日陰のない潅木帯になる頃には気温もずいぶんと低くなった気がする。しかも時折風が吹くので肌寒ささえも感じる。
 
莇ヶ岳は、山口県島根県の境に位置し、稜線上には弟見山(おととみやま)と名が付く山がある。弟見山の高さが1085m、莇ヶ岳は1004.2mなのでもしかして別名「兄見山(あにみやま)」と言われているのではないかと帰宅後ガイド本を読む。
 「しまった!行く前にちゃんと読んでおけばメンバーに威張って言えたのに・・・・」とやはりそのままのことが書かれているではないか。
 ガイド本の行程部分しか読んでいなかったのは大変なミスである。今後は気をつけよう。
 さて
 莇ヶ岳の頂上は、保護ロープで守られたササユリが群生している。
 しかし、ここのササユリは、花や茎が立派過ぎてどうも違和感がある。
 もしかして肥料をたくさん与えているのかもしれないし、ひょっとして種類が違うのかもしれない。
 植物のプロでもある当メンバーのUさんも頭をひねっていた。
 
莇ヶ岳から弟見山までの縦走路では、立派なササユリとは違って華奢(きゃしゃ)なササユリが見られる。とても可憐な姿でこれぞ自生のササユリと言う感じがする。
 
弟見山に近づくとササユリが多く自生しているようで、もしかして莇ヶ岳は登山者も多く、盗掘の被害にあったので地元の人が再生してきたのかもしれない。(確かなことではない)
 今回の山行は、心配した雨が登山開始後すぐに止み、ガスに埋もれた登山道の脇に咲くササユリは雫をもってとても瑞々しく、私たちを最後まで楽しませてくれた。
 そのおかげでアップダウンも多くしかもピストンの長い帰路にも飽きずに歩くことができ、さらに、若いブナの木も多くとても気持ちの良いコースを楽しむことができた。
 今回の山を提案してくれたKさんが、帰路に自販機でノンアルコールビールを飲もうとこれまた良い提案で自販機の前でお店のおばちゃんと雑談しながらの小宴会も楽しかった。
 今日も自然に山に地元の人にそして参加したメンバーに感謝感謝!
 
■コースタイム
 駐車スペース-(5分)-登山口-(50分)-巻道と鎖場の分岐-(10分)-莇ヶ岳頂上-(90分)-弟見山頂上-(8分)-展望所-(75分)-莇ヶ岳頂上-(40分)-登山口-(5分)-駐車スペース※休憩時間は含まず。全行程で約5時間でした。 

 
今回のコース(クリックで拡大)
駐車スペースは7〜8台程度停められる(9:08)
クマ出没注意とある(9:20) 
林道を少し歩く アジサイが咲いていた 登山口か植林帯野急登となる
ササユリだ!! 尾根に取り付く イチヤクソウ(一薬草 ツツジ科イチヤクソウ属)
急登が続く 笹が多い 鎖場との分岐は巻き道を進む(10:12)
新道との分起点(10:14) 巨石の横を通過 岩にツツジが・・・・ 急登が続く
なだらかな道となった ツツジは満開 アップで
山頂(10:24) 大型のササユリ 全員で
山頂から鎖場への道 ひぇー 山頂から縦走路に出るとすぐに小屋がある(10:40)
ギンリョウソウ コアジサイ R315屋敷林道40分とある
歩きやすい登山道 稜線の道幅はそんなに広くない ササユリがポツポツとある
右は植林帯 咲き始めがとてもきれいだ 急斜面は濡れていて滑る
笹の中を歩く 左は檜 再び上り
樹林帯になる ここにもササユリ 展望所のようだが・・・・
ガスで何も見えない(12:07) この辺りからササユリの群落 道端に咲いている
アマドコロ ヤマボウシ 蕾がまだまだある
弟見山頂上にて(12:15) 展望所に戻って昼食(12:23) 下山は往路を戻るがガスが少しなくなってきた
莇ヶ岳が見えた! ブナ林 あの先が莇ヶ岳
可愛いキノコ ササユリの花を満喫できた コアジサイがたくさん咲いている
再び莇ヶ岳頂上(14:17) 少し眺望できる 登山口は近い
 無事登山口(15:00) 沢沿いの林道を戻る  この橋を渡るコースもあるようだ 
清らかな水が流れている(15:09)  駐車スペース  自販機で喉を潤すメンバー 
     
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