2011/07/30 平尾台とラクダ山(485.4m)
夏の花々と展望が最高
▲ キキョウの花が咲く平尾台
2011年7月30日 天気 晴れ
 ■出発時間:午前11時00分(自宅)   
 ■メンバー:家内と私の2人
  自宅から30分もかからずに行ける平尾台。こんな近くにこんな素晴らしい自然があることに本当に幸せに思う。平尾台は年間何度も訪れるが、毎回違った景色を味わえる。特に春から秋にかけての花々は、毎週訪れる度に新たな花が咲く。これも国定公園に指定され、行政やたくさんのボランティアが自然保護の活動をしてくれているおかげであろう。ここではワラビも雑草も採取していけない。採るのは写真だけ。そして7月も終わる頃はキキョウの花が咲く季節である。(キキョウは絶滅危惧種に選定されている。)
 仕事がひと段落ついたので家内と軽く出かけることにしたが・・・・・
茶ケ床園地から西へ砂利道を歩き、「貫山・中峠」への道標から散策路(登山道)へと入り込む。草丈が伸びているが掻き分けるほどのことはない。昼近くで無風状態なので暑さは厳しく汗が吹き出る。登りつめて前方が開けると涼風が気持ちが良い。大平山を見ながら登り詰めてゆく。ノヒメユリを見ながら大平山貫山との分岐にぶつかり右(東)は貫山方面へと進む。たくさんの花がここから出会うことができる。急斜面を降って少し上り返す。石灰岩の羊の群れの中を抜け、やや降ると目の前に急斜面が見える。井手浦分岐標識を見て急斜面に取り付く。息つきの間に振り返ると大平山塔ケ峰が見える。苦しさが限界に達するころ四方台の肩に飛びでた。後から家内が到着。ここで昼食とした。眺めを楽しみながら今日は冷凍したお茶とおにぎりをほおばる。四方台の標識辺りからは貫山周防灘が一望できる。中峠を目指し、稜線を歩く。何とも気持ちの良い草原歩きである。カワラナデシコやキキョウの花と楽しませてくれる。中峠への道標にぶつかると右に進路をとった。キッス岩を見に行くためだ。道ははっきりしていて無事キッス岩まで来たが、その先がいけない。草丈が伸びて道がよくわからない。それでも過去何度も歩いているので草を掻き分け何とか砂利道に出た。夏はこのコースはお薦めできない。さて茶ケ床園地に戻ると家内が「靴を履き替えるの?」と聞く。ん?何のことだろう。あっ!そうか、そう言えば途中でラクダ山がどうとかこうとか言ってたなぁ・・・・そこでラクダ山に行く?と聞くと「行く」と答えるので早速向かう。14時50分千貫岩の下の駐車場に車を停めて車道を少し降ると道路の右脇に登山口があった。ここがわからなくてしばらく車で探した。光水鍾乳洞への分岐を見て高度を上げてゆくとラクダ山のラクダのきれいな背中が見えてきた。稜線をアップダウンして歩き急斜面(ラクダのコブ)を喘ぐと狭い山頂が見えてきた。山頂は狭いが360度の展望で西側の目に前には石灰岩の採掘場が見える。北を見るとさっき歩いた平尾台が見える。記念写真を撮ったら下山だ。来た道を戻る。駐車場に着いたときは、暑さのせいか、結構疲労を感じた。 
■コースタイム
 @平尾台  茶ケ床園地-(60分)-井手浦分岐点−(15分)-四方台-(25分)-中峠分岐-(35分)-茶ケ床園地     ※休憩時間は含くまれていません。全行程で約2時間40分でした。
 Aラクダ山
  登山口-(25分)-山頂-(20分)-登山口 ※休憩時間は含くまれていません。全行程で約1時間でした。
    
今回の平尾台のコース(クリックで拡大)
茶ケ床園地
砂利道を歩く
貫山・中峠方面へ 石灰岩のピナクルが出迎えてくれる こんな面白いものも
大平山方面へ(左手) 振り返ると茶ケ床園地や遠くに竜ケ鼻が見える 北には貫山
四方台へ(右) ずいぶんと草の背丈が伸びた 急斜面を一気に登る
キキョウの花が見事 奥は大平山 四方台から見た周防台・桶ケ辻
四方台から見た貫山 草原の稜線を歩く 左中峠だが右に進む
羊の群れがたくさん キッス岩 スタート地点に戻る
 ▲四方台(左)からの稜線 右が周防台・桶ケ辻
 
 ▲四方台から見た福智山脈
 ▼平尾台の花々
サイヨウシャジン シシウド ノヒメユリ
ノヒメユリ コマツナギ キュウシュウサイコ
クルマバナ オカトラノオ イヌゴマ
ヒオウギ ウツボグサ
カセンソウ キキョウ コオニユリ
コオニユリ カワラナデシコ キンミズヒキ
 ラクダ山のコース(クリックで拡大) 千貫岩の近くの駐車場に車を停める  駐車場から見たラクダ山 
 車道の脇にある登山口 光水鍾乳洞との分岐  振り返る(平尾台・貫山) 
 ラクダ山 平尾台自然の郷を見下ろす  山頂下の落ちそうな岩 
 急斜面を登りきった 山頂が見えた   山頂にて
 
 ▲ラクダ山頂上から西側の景色(左に竜ケ鼻、手前は石灰岩の採掘場)
 
 ▲ラクダ山頂上から北側の景色(左に採掘場、正面左から大平山、貫山、桶ケ辻) 
   
     
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