2012/10/14 貫山(711.6m)福岡県
吹上峠〜大平山縦走路〜四方台〜貫山〜四方台〜吹上峠
 
▲ウメバチソウ(梅鉢草)ユキノシタ科 ウメバチソウ属
2012年10月14日(日) 天気 晴れ時々曇り
 ■出発時間:午前8時30分(自宅)   
  ■メンバー:家内と私
 8月24日に入院して約1ケ月の療養生活を終え、ようやくこの日が来た。手術後の腹部は、もちろん未だ痛みが残っているが、このところの天候の良さに家でじっとしている方が身体に悪い。家内は心配して一緒に行くことを条件にリハビリ登山を行うことにした。一昨年は、そけいヘルニアと胆のう摘出手術をしてやはりリハビリ登山をこの時期した記憶がある。その時とは、傷のレベルが違うが、ま、何とか大丈夫だろう。長時間の運転はきついのでやはり近場の貫山に初リハビリと決めた。9時10分、吹上峠は既に車が混雑していて登山準備をしている人たちが大勢いた。空はどんよりとしてこれならあまり暑くもないだろう。大平山への勾配は、きついがジグザグに歩くと楽に登れる。ススキの色づいた穂が、風になびいて秋の訪れを感じさせる。それなのにサイヨウシャジンなどたくさん花を咲かしている。大平山山頂付近で後ろから走って登ってくる人たちに道を譲る。トレイルランニグの練習なのか。若い人もいれば、私よりも年上の人もいる。「すごいなぁ」と思うがやろうとは思わない。何だか寿命が縮まる気がする。大平山(おおへらやま)から茶ケ床園地との出合いを過ぎ、一旦降る。石灰岩のピクナルの中を歩く。ここにもたくさんの花々と出合える。春、夏、秋と花は絶えない。鞍部は十字路で右には小穴がある。小穴と言ってもでかい。ここからの坂は本当に急で気合を入れて登る。息が荒くなってもう休もうかと思うところで何とか登りきる。四方台では中峠との合流点で登山者多く、賑やかである。休むこともなく、貫山目指し北へと向かう。以前ここでムラサキセンブリがたくさん咲いていたが、人の手が加わってからほとんど見られなくなった。目の前にどこかで見た人?と近付くとN氏夫妻である。体調の理由で山の会を退会していたが元気そうで本当に良かった。青空が覗く急斜面を一登りすると広い貫山頂上に着く。既に昼食を楽しむ登山者がたくさんいた。時計を見ると11時過ぎ。ま、少し早いがここでランチタイム。今日はパンだが久しぶりにパーコレータで珈琲を淹れる。んんやっぱりうまい。貫山は何回目だろうと考えながら周防灘を眺める。以前は無かった北九州空港も良く見える。それにしてもよくもまぁこんなに埋め立てたものだ。下山は往路を降る。腹部は帰宅と同時にチリチリしたが、大した疲れはなかった。帰りに公園外でムカゴを採って天ぷらにして食べた。結構いける。
身近にこんな素晴らしい場所があるとは本当に恵まれている。今日も自然に山に奥さんに感謝である。
<コースタイム>
吹上峠P-(40分)-大平山-(20分)-四方台-(30分)-貫山頂上-(80分)-吹上峠P
※休憩時間含まず。全行程で約4時間でした。
今回のコース(クリックで拡大)
吹上峠P
あのピークにひとまず サイヨウシャジン 変わった形のセイタカアワダシソウ
ヤマジノギク ヤマハッカ ヤクシソウ
ここからなだらかな上り 見下ろすと吹上峠が 色づいたススキの穂とアザミ
岩の割れ目からサイヨウシャジンが 整備された案内板 ピナクルだらけになる
大平山頂上(おおへらやま) 左手に貫山が見えてきた 茶ケ床園地との分岐
一旦降る ヒゴタイかと思ったらハバヤマボクチ サワヒヨドリ
ムラサキセンブリ ハバヤマボクチ 今回のルートで一番の急斜面
登りきって振り返ると歩いて来たコースが見渡せる 南東を見ると周防台、桶ケ辻などの峰々 四方台
 
 大平山から見た南側の遠望
センブリ アキノキリンソウ 貫山へ
もうひとがんばり この先が山頂 やった!山頂です
久しぶりに珈琲を淹れる 山頂からは東側の眺めが良い 下山開始
ノダケ ヒメヒゴタイ 無事吹上峠
ヒメヒゴタイ(姫平江帯)キク科 トウヒレン属 
   
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