2012/08/11 矢筈岳(666.0m)・丹助岳(815.0m)
宮崎県西臼杵郡日之影町
 
▲矢筈岳東峰から見た比叡山
2012年8月11日(土) 天気 曇り
 ■出発時間:午前6時00分(自宅)  
 ■メンバー:家内と私の2人
 お盆休み前の土日に娘に留守番を頼み一泊で出かけることにした。義父母がいるので家内と泊まりの山行はここ何年か困難となっていたので良い天候に恵まれるよう祈願していたが、今朝の状況は最悪でドシャブリの雨である。しかし、ネットで天気予報を見ると宮崎県はそうでもない。ここは計画通りとにかく現地まで行ってみることにした。
 今回の山は、初日に
比叡山に登り、二日目に丹助岳矢筈岳に登る計画をしていたが、出発を躊躇して遅れたため初日と二日目を入れ替えることにした。現地までのルートは九州道は距離と渋滞を考え使わずに宇佐別府道米良I.Cで降りて青雲橋を目指し下道を走る。
 10時50分、途中で道の駅で休憩や給油をして国道218号線沿いの
丹助岳矢筈岳の標識に着いた。ここから林道へ入り込む。道標の通り進むと普通林道丹助線となる。しっかりと舗装された道なので対向車さえ気をつければ走りやすい。高度を上げて行くと目の前に茶褐色の岩峰が荒々しく現れた。絶景を楽しめるようアズマヤとトイレがある展望所である。岩峰にかかる雲が何ともいえず素晴らしいが、写真では肉眼で見る素晴らしさが現されない。カメラのせいか腕のせいか・・・・・・。
<矢筈岳>
 11時14分 
矢筈岳登山口駐車場に着く。他に登山者はいないようだ。青空こそ見えないが、やはり夏の日差しは強いようで曇っていても陽が当たる場所はかなり暑さを感じる。標高は約600m、頂上までの標高差は70mもない。
 11時30分、登山準備をして出発する。道は、山腹を降って行く左手には
丹助岳が見える。樹林帯なので陽は避けられるが風がないので蒸し暑い。平坦な道から上りになり、炭焼き窯跡を見て稜線に出る。東峰西峰の分岐の鞍部でもある。まずは、西峰を目指す。キケンとあるが、通行禁止ではないので本当に危ないと思えば引き返せば良い。見晴らしが良くなると右が切れ落ちた場所を慎重に通過する。おそらくここがキケンと言われる場所であろう。草の茂る道をしばらく進むと周りは絶景である。
 12時18分、
西峰に着く。360度の展望は見事である。腹は減ったが、とにかく陽射しで暑い。そこで分岐まで戻ることにした。
 12時43分、
西峰東峰の分岐で昼食をとる。家内と助六寿司と冷し中華を分けて食べた。簡単に昼食を済ませて東峰を目指す。
 13時12分、
東峰山頂に着く。展望は比叡山が見えるように東側を切り開いているようだが、他は木々に覆われている。下山は往路を戻る。
 13時53分、汗だくで駐車場に着く。このまま
丹助小屋へと移動する。
 ■コースタイム
 登山口-(36分)-分岐鞍部-(25分)-西峰-(20分)-分岐鞍部-(15分)-東峰(7分)-分岐鞍部-(28分)-登山口 ※休憩時間は含まれていません。全行程で約2時間20分でした。
<丹助岳>
 丹助岳は今年5月のGWに来たばかりであったが、小屋泊まりができるのと家内は初めてであるので計画に入れた。
 14時10分、
矢筈岳登山口から移動して丹助小屋の広場に着く。広場にはやはり他の車はない。小屋の中を確かめて出発である。展望台はカットして先を急ぐ。冷たいビールが待っているかと思うと足も軽くなる。天狗岩で高度感を楽しんで前回歩いた岩稜を歩こうとしたら「危険」の札がある。やはり「通行禁止」とはないので先を進む。巨石を乗り越えていよいよ断崖絶壁である。まずは私が先に降る。しかし、前回の時はナンチャなかった岩壁は、今朝の雨で濡れてスベルはスベル。しかもロープの補強の鉄線の切り口でズボンを引っかけてしまった。あーあ。家内もチャレンジしたが、途中で止めて一旦戻り、迂回して山頂を目指すことにした。この時期の岩は永い梅雨で苔が生えて濡れると滑りやすいようである。
 15時25分、少々時間がかかったが無事山頂に着く。展望は抜群で360度である。帰路は山腹を巻くコースで広場まで戻るが、先般の豪雨のせいか、かなり道が荒れていた。
 16時00分、
丹助小屋の広場に到着。車は私の愛車のみ。どうやら今夜は私たちだけかもしれない。汗だくなので着替えをして、まずはビールを飲む。いやーうまい!夕食は野菜たっぷりの焼きそば。ついつい飲み過ぎて翌日の事を忘れて後悔することになるとは・・・・・。
 小屋は電灯が点かない。そのためか虫も少ない。蚊取りをつけて窓を開けしばらく夕焼けを楽しんだ。窓を閉めて寝たが暑さは感じなかった。それにしても夜空の星は素晴らしく流星を見れたのも良い思い出だ。今日も山に自然に感謝。明日はいよいよ
比叡山
 
■コースタイム
 広場-(20分)-天狗岩-(20分)-山頂-(6分)-分岐-(20分)-広場 ※休憩時間は含くまれていません。全行程で約1時間20分でした。
    
今回のコース(クリックで拡大)
道の駅きよかわ
国道218号線沿いに標識がある
 水車が目印?
ここにも ここを右折 右手に比叡山
展望所 矢筈岳と比叡山 矢筈岳(右が東峰)
登山口駐車場 登山口案内板 歩きやすい
クワガタのメス 丹助岳 栗が落ちていた
ここから上り道 炭焼き窯跡 きつい上り
鞍部にある分岐表示 西峰を目指す 東峰を振り返る
この上部が少々危険 ノカンゾウ 東峰の先に比叡山が見える
急斜面を登る 丹助岳 比叡山側
山頂標識 仲良く? ここがキケンと言われる場所だろう
こうして見ると瑞々しい 鞍部まで戻る 急斜面を降る
鞍部で昼食 西峰 比叡山をバックに
 ▲良い眺めだ 大崩山も見える
変わったキノコ 樹林帯を降る  無事登山口の駐車場(丹助小屋へと移動する)
 丹助小屋 登山口  天狗岩
 ママコナ  天狗岩へ  丈夫な階段がある
 ヤマサギソウ 結構段差あり  天狗岩にて
 万歳!!  山頂を望む  振り返って天狗岩を見る
 またまた手こずる この絶壁を降る   山頂にて
 山頂からの展望  山頂からの展望  下山はここから左に降る
 急斜面を慎重に 大きな平らな岩   神社との分岐
 道路に出る 登山口(無事下山)  夕食 
 小屋周辺 ここで寝る  夕陽が沈む 
     
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