2018/4/29 右谷山(山口県)
寂地峡入口〜ミノコシ峠〜右谷山頂上〜藪ケ峠〜林道〜寂地峡入口
 
▲カタクリ(片栗)ユリ科・・・・桜のような形をした模様は「蜜標」と呼ばれ、虫たちに蜜のありかを示しているそうだ
   平成30年4月29日(日)天気晴れ
 ■出発時間:6時30分 北九州市小倉南区下曽根付近
 ■メンバー:男性6名、女性8名 計14名
 ジャガイモの大量栽培により、カタクリは、片栗粉としてはその名だけ残し役目を終えてしまった。しかし現在は、その可憐な花にハイカーたちは、魅了され、開花時期にはその姿を求めて奥深い山にでも足を延ばす。
 我々も同様で約3時間もかけてカタクリが自生しているこの地にやってきた。
 今回の山は、
右谷山、カタクリの花はその隣の寂地山が有名であるが、そちらはとにかく人気があるため混雑が予想される。そこで隣の右谷山を歩くことにした。
 
寂地峡入口は、登山者で既に混んでいた。ここから寂地山を目指す登山者が多い。まずは、ここより滝巡りを楽しむ。滝が終わると石を削って掘られたトンネルがある。木馬トンネルとあるが、「木馬(きうま)」を調べると「木材搬出用のそりに似た道具」とある。この先に水力を利用した製材所があったとも聞いていたのでなるほどこの辺りは材木を加工して運んでたと想像できるわけだ。
 赤い橋を何度か渡り、谷がY字に分かれる場所に出る。「
タイコ谷出合」と言うらしい。ベンチがあって休憩にはちょうど良い。
 この辺りから勾配がきつくなる。九十九折りの登山道を喘ぎながらも足下の花々に癒やされて
ミノコシ峠に到着。多くの登山者が昼食を楽しんでいた。
 縦走路には、本日目的のカタクリの花が咲いている。花期は終盤のようで蕾は全くない。それでも色の褪せていない花を見つけると嬉しい。
 昼食を済ませ、
右谷山頂上を目指す。寂地山から続く縦走路には、カタクリが続く。飽きることなく右谷山に登頂。
 狭い山頂にはテーブルがある。開けてはないが、細い樹が多いのでとても明るく見晴らしも良い。
 集合写真を撮って下山開始。しばらく道の脇にはカタクリが続く。
 道は植林帯の尾根道となり、突き当たるとそこが
藪ケ峠のようだ。まっすぐ進むと小五郎山とある。
 ここより直角に左へ降る。今度は谷沿いの道だ。花期を終えたショウジョウバカマが群落している。1週間ほど早ければきっとこの花も楽しめただろう。
 ニリンソウの花などを見ながらそして滑床の沢に見とれてのんびりと降る。赤い橋を渡って林道に出るとキケマンの花が迎えてくれた。長い林道歩きも草花を楽しみながらだと飽きない。田園風景を目にすると出発点の駐車場は近い。
 今回は、カタクリの花だだけでなく、たくさんの花を楽しませてもらった。
 今日も山に自然に仲間に感謝!!
 ■コースタイム
 寂地峡案内所-(20分)-木馬トンネル-(70分)-タイコ谷出合-(40分)-ミノコシ峠-(30分)-右谷山頂上-(40分)-藪ケ峠-(45分)-林道出合-(45分)-寂地峡案内所
 ※休憩時間含まず。全行程で約6時間。歩行距離等:距離12.4km 標高差789m
 
 今回の歩行コース(地図上でクリック)
寂地峡入口Pで準備体操(9:30)
寂地峡案内所
錦町の案内板を見て出発(9:38) おっ!猿だ! ここより左に(9:42)
「寂地峡五竜の滝」とある まずは小さな滝 橋が続く
滝壺は深そう 勢いがある滝 静かな滝
竜門の滝 観光名所でもある 竜頭の滝
ミツバツツジが咲いている 狭い石段を登ると 何とトンネルがある(木馬トンネル)
スマホの明かりで通り抜ける 無事通過(10:04) 他の団体に追い越される
橋を渡る チゴユリ発見 滑りやすいので注意
木製の階段は一部朽ちている ミツバツツジだ またまた橋がある
道標は要所にある ツクバネソウ 新緑が気持ちよい
おもろっ でか ナツトウダイ
タチカメバソウ 沢沿いにコンクリートの道 マダマダだわ
また橋 スゲェ エンレイソウ
柱状節理だ! ここがタイコ谷出合 ちょっと休憩して出発(11:35)
徐々に勾配がきつくなる 木段が続く
エイザンスミレ ボタンネコノメ チャルメルソウが結構ある
ミノコシ峠に到着(12:15) カタクリの花に思わず「こんにちは」 花言葉は「初恋」だと
ミノコシ峠で昼食 模様が面白い 種はアリが運ぶそうだ
     
 右谷山頂上(13:19) まだまだカタクリの花を楽しむ  眺望を楽しむ(13:42)
 ミツバツツジ 植林帯の尾根道  藪ケ峠(14:05)
 ショウジョウバカマの花は終わり 新緑の樹林帯を降る   ニリンソウ
ホウチャクソウ   橋を渡る 谷間を降る
滑らないように  可愛いヒメレンゲ  ラショウモンカズラ
 橋を渡るとすぐに  林道に飛び出す(14:54)  キケマン
 ハルリンドウ  林道歩きも観察しながらならば楽しい  ムラサキケマン
 のどかな田園風景 もうすぐ出発点   ここは朝、車で通過した(15:45)
鹿野SAで精算をして帰路へ
無事駐車場(15:55)    
   
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