2013/09/22 足立山(598m)
別名「霧ケ岳」
▲ 小文字山から小倉の街を見渡す
2013年9月22日(日) 天気 曇りのち晴れ
 ■出発時間:午前時6時20分(自宅)   
 ■メンバー:単独
 小倉育ちの私はいつも「あだちやま」を見て育った。小学生低学年の時には、友達で小文字山に登って草すべりをしたものだ。ある時、草すべりをしていたら犬なのか人間の落し物なのかわからないが排泄物が、すなわちウンチの上を滑ってしまい、半ズボンがウンチだらけになってしまった。そのまま帰るわけにも行かず(家まで歩いてここまで来たのだが)半ズボンを脱ぎ捨てパンツ1枚になり、恥ずかしかったけど臭いよりましで下を向いてトボトボと歩いて帰った記憶がある。帰宅して父母に怒られたかどうかは記憶にないのでどうにかごまかしたのであろう。それから当分友達からはウンチを連想するあだ名で呼ばれたのは言うまでもない。
 そんな想い出がたくさんある「あだちやま」は、足立山(あだちさん)として昔から崇められた山である。名の由来は和気清麻呂が傷ついた足を山水で癒し、足が立ったと言うことらしい。何度も聞かされた話である。 この辺りは戦時中、霧が発生しやすいので軍事基地として重宝され、弾薬庫や空港が存在していた。原爆投下は本来長崎ではなく、この小倉だったが霧のため変更になったという。それほど霧が発生しやすい。そして足立山は別名「霧ケ岳」と呼ばれている。
 今日も天気が良さそうだと出かけてきたが、山頂付近は雲が覆い被さっている。コースは私のお気に入りというか、何度も歩いたコースでメモリアルクロスにある登山口から小文字山を経て妙見山(上宮)から足立山頂上を往復するコースで小文字山(名のとおり小文字焼が行われる)では北九州市の街並みを一望でき、縦走路は見晴らしが良く快適で山頂からは玄界灘の展望、そして公園内では様々な渡り鳥の囀りを聞くこともできるだろう。
 登山口からしばらくは階段の樹林帯を急登するが、なんとこの時期に蚊が多いのには驚いた。
 立ち止まると刺されそうなので一気に登ったため汗だくである。小文字山からはガスで覆われている足立山を見ながら快適な縦走路を歩き、山頂では先客が2グループいらした。私はここでコーヒーを淹れモーニングをしながらガスが抜けるのをしばらく待った。なかなか抜けないので下山をしかけたら青空が覗いた。待った甲斐があった。ありがとう。
 小文字山でのんびりしていると何と知人が待ち合わせたように登ってこられた。100キロウオーキングのための訓練だそうだ。ここでお会いするとは確率を考えると・・・・やっぱり縁があるんだ。その後、公園内を降り無事登山口。今日も自然に山に出会った人に感謝!
 <コースタイム>
  登山口-(30分)-小文字山-(45分)-妙見神社上宮-(15分)-足立山頂上-(15分)-妙見神社上宮分岐-(40分)-小文字山-(25分)-公園内経由登山口※休憩時間含まず。全行程で約4時間でした。
今回のコース(クリックで拡大)
メモリアルクロス前の駐車スペース
登山口(6:57) 急な階段(蚊がたくさんいた) 一旦降る
鞍部に公園との分岐(7:19) 岩が多くなる 鎖場
開けてきた 振り返ると展望が広がる 小文字山頂上(7:31)
足立山頂上まで2km、出発(7:32) ヤブランの花がたくさん咲いていた キクの仲間だろう
快適な縦走路 ツリガネニンジン ハギの花が多い
ガスに覆われて見えない 足立山1.6km(7:49) 砲台山が見えた
縦走路 ここから左山腹を(8:11) 樹林帯を進み妙見神社上宮へ(8:18)
妙見神社上宮(8:19) 分岐標識(8:21) ここから山頂へ(8:21)
階段の登山道 ホトトギスだ! ガスっているが雨にはなっていない
山頂に到着(8:37) キンミズヒキ イヌダテ
山頂でガスが抜けるのを待つとようやく・・・(9:20) 下山途中で小文字山もはっきりと見えるようになった 完全にガスが抜けた
ブランコはもう朽ちていた 妙見神社上宮との分岐(9:38) 樹林帯の外にも道がある
ヤマハッカ またまたホトトギス ササの中を歩く
オミナエシと足立山 コスモスが植えられていた 中央が足立山頂上
 
▲縦走路ベンチから(足立山〜戸ノ上山の稜線) 
これはきっと刈り込んでますね 再び小文字山(10:19) ぽつんと1輪
公園に降る(10:35) 森のプログナーム(10:43) ベンチがあるが蚊が多い
公園内の遊歩道 降り切ると右に(10:50) 無事登山口(10:55)
   
     
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