2019/09/27 木曽駒ヶ岳(2956m)
< 後  編 > 
 
 
農ケ池
▲馬ノ背から将棋頭山への稜線・・・・・紅葉している
 紅葉の木曽駒ヶ岳
▲農ケ池から駒飼うノ池へと向かう
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 中岳から大きな石のガレバを降って山荘のある鞍部に着く。再び登り切ると木曽駒ヶ岳頂上だ。
 ここで記念写真を撮ろうとミニ三脚をセットしようとした時に腰の辺りが「ピリッ」とした。やばい、ぎっくり腰の症状だ。静かに体を動かし、写真を撮ったらしばらくじっと休むことにした。以前にも同様のことがあったが、少しじっとしていると治る。
 長い休憩になったが、予定通り
馬ノ背へと足を運ぶ。家内は心配しているが自分よりも家内が大丈夫か心配だ。馬ノ背に入ると急に登山者がいなくなる。あれだけ賑わっていたので逆に淋しい気持ちになる。 アップダウンはそれほどなく絶景を楽しみながら進む。右下に農ケ池が見えてくるが、折り返し地点は未だ遠い。農ケ池の周りは、ダケカンバが紅葉してとてもきれいだ。千畳敷の紅葉は見れなかったが、ここまで来て正解だったと思う。8合目の折り返し地点でランチに都合の良い場所があったので今朝宿で握ってもらった「おにぎり」を頬張る。その間に3組のパーティが通過していった。
 折り返し地点からは、平坦で狭い登山道をダケカンバの紅葉を見ながら
農ケ池まで歩く。池では多くの登山者がランチタイムを過ごしていた。私たちはきっとこの人たちからもいずれ追い越されるだろうと話ながら少しだけ休憩をして先を急ぐ。しばらく平坦な道だが、案の定、2組に追い越される。
 雪解け水なのか、急斜面に結構水量のある岩場を渡る。もちろん水に触れるととても冷たい。
 山腹の平坦な道から
宝剣山荘への谷間の急斜面に取り付く。梯子をクリアして扇形に広がるカールに出るとそこは駒飼ノ池、池にしては水がない。ここから鞍部のゴールは見えるが結構長い。ゆっくりと休憩しながら、そして若人に励まされ、ようやく宝剣山荘にたどり着く。時計は14時を過ぎていた。不安だっただが、意外に予定通りだ。家内がここまで良くがんばったと思う。ここからは往路を戻る。ガスってきたので宝剣岳も見えない。八丁坂の標識まで来ると剣ケ池を見に遊歩道を歩く。不思議に朝見たときよりも紅葉している気がする。剣ケ池から千畳敷カールを一望できるはずだが、ガスってダメだ。朝、こちら周りでくれば良かったと後悔するが、ここまで好天に恵まれたことがとてもラッキーだと思わなければいけない。 
 ロープウェイは、臨時便増発ですぐに乗車できた。さらにバスも待つこともなく、すぐに乗り継ぐことができた。そのため予定よりも早く宿に戻れたのでゆっくりと温泉に浸かり、ビールで乾杯!こう言うときはやっぱり独りより二人が良い。達成感も一緒に味わえる。夕食には、地酒と地ワインをいただき、腰の痛みも忘れて良く食べ良く飲み、ベッドに入るとすぐに寝てしまった。
 翌朝は、だるい身体で朝食を摂り、バスに乗車予定だったが、奮発してタクシーで
駒ヶ根I.Cバス停に行く。待つこと30分、15分遅れの高速バに乗車し、名古屋駅へと向かい、お土産を買って予約していた新幹線に無事乗れる。やはり1日余裕をみて本当に良かったと思う。
 そして夜帰宅すると急に腰が痛み始め、翌日はおとなしくすることになったのは言うまでもない。
 今回も山に自然に付き合ってくれた妻に感謝!!

■自宅から宿までの交通経路 
 自宅−(タクシー)-JR小倉駅-(新幹線3時間)-JR名古屋駅-(徒歩15分)-名古屋バスセンター-(箕輪行き高速バス2.5時間)-駒ヶ根I.Cー(徒歩5分)-女体入口-(ロープウェイ行きバス7分)-駒ヶ根橋南 ※高速バスは渋滞で遅れる可能性が高い。名古屋駅の移動時間は駅のホームからの時間。

■登山のコースタイム
 千畳敷-(15分)-八丁坂標識-(40分)-乗越浄土-(40分)-中岳-(10分)-鞍部-(25分)-木曽駒ヶ岳頂上-(15分)-頂上山荘との合流点-(60分)-8合目-(20分)-農ケ池-(55分)-駒飼ノ池-(50分)-宝剣山荘-(35分)-八丁坂標識-(15分)-剣ケ池-(5分)-千畳敷 ※休憩時間を含まず。全行程(登山)で約8時間でした。

■ロープウェイ駅までのバスの時間
 菅の台バスターミナル→しらび平駅 約30分


中岳頂上は多くの登山者で賑わっていた(9:17)
御嶽山、今日は5年前に噴火した日だ。合掌
中岳頂上から振り返って宝剣岳を見る
中岳から木曽駒ヶ岳の頂上部を見る
御嶽山を拝みながら降る 岩場を降る 鞍部右手には頂上山荘がある
鞍部より木曽駒ヶ岳頂上へ(9:34) 振り返る 石の上に石ころが・・・・・
頂上の西側には木曽小屋が見える 木曽駒ヶ岳頂上に到着(10:02) 頂上にて・・・腰を痛めて痛い
頂上を後に馬の背へと向かう(10:18) きれいな稜線だ 大きな石を上手に歩く
紅葉しているよ チングルマだ 振り返ると御嶽山
折り返すのはどの辺だろう? ハイマツの中を気持ち良く歩く 登山者はほとんどいない
大きな石の降り この稜線は将棋頭山、茶臼岳へと連なる おっ!農ケ池が見えた!!
アップで 馬の背歩きも楽しい 石の降りも慣れた
ミニオベリスク コワッ! 下を見ると・・・・・
面白い岩 御嶽山はずいぶんと遠くなった 農ケ池の周りは紅葉している
振り返ると宝剣岳が見える 紅葉(黄葉)がきれいだ シラタマノキ
八合目分岐(11:47)  ここで昼食だ ここよりUターンするように農ケ池へと進む
山腹を進む 結構紅葉している 伊那前岳を見ながら
紅葉観賞しながら歩く 黄葉は、ダケカンバ ナナカマドも赤くなりかけている
正面は中岳 農ケ池(12:17) 多くの登山者がランチを楽しんでいた 池を後に
あの稜線を歩いてきたんだ チングルマの紅葉 これがダケカンバ(ダテカンバンじゃないよ)
若い登山者に追い越される 水が豊富に流れている この辺りから急斜面となる・・・ガスってきた
 梯子だ(13:11) ワッワッ揺れる   駒飼ノ池(13:26)
 これを登らないといけないのか・・・・・  迫力ある 花の後も可愛い チングルマ
 きつい  中岳を右手に  トウヤクリンドウのようだ
 キツイ  山荘が見えた! 鞍部に着いた(14:17) 
 宝剣山荘に再び立ち寄る  乗越浄土(14:23)  山荘があるのでこの時間でもどんどん登ってくる
 ガスが立ちこめてきた  千畳敷駅(ホテル)が見える 私も家内もヘトヘト 
 八丁坂分岐より剣ケ池へ  ガスってなければなあ 紅葉している 
 剣ケ池(15:07) 水はきれいじゃない  ロープウェイ駅へ  しらび平駅(15:48)・・・・すぐにバスに乗れた
 宿に無事戻る(16:20)  窓から千畳敷が見える 今夜のお酒はうまい! 
 翌日は宿からタクシーで駒ヶ根I.Cバス亭へ  高速バスは恵那峡SAで休憩 〆は五平餅(笑)
  
   
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