2011年8月26日〜29日 槍ケ岳〜穂高岳縦走 | ||
2日目(NO1) | ||
槍沢ロッヂ〜槍ケ岳 | ||
2011年8月27日(土) 天気 晴れ 昨夜は一回トイレのため目を覚ましたが、朝まで熟睡できた。4時頃起きると空には星が・・・・天気は良さそうだ。山小屋の朝食は早い5時からである。今日は9時間の行程なので食事を済ませてたらすぐに出発である。ロッヂを出ると槍ケ岳の穂先が朝日を浴び、私たちを待ち望んでいるようだ。ガレ場を歩き、林の中を抜けるとトリカブトとショウマの花々を見て砂地を歩く。テント場に出たらそこがババ平である。なんでババなんだろう。本当に「ばばあ」のババなのか・・・・またいつもの「なぜ?」を考えながら槍沢沿いに高度を上げて歩く。太陽が沢の突き当たりの峰々を照らしている。五郎沢と石にペンキで書かれているのでここが五郎沢かとぶつぶつ独り言を言いながら通過する。水は流れていない。周りには相変わらずトリカブトの花がたくさん咲いている。道は大きく曲がったと思ったら標識に槍沢大曲りとある。なるほど誰でもこの名を付けるだろう。ちょっと休憩をしていたら岩崎さんが追いついてきた。んーピッチがなかなか早いようだ。先に道を譲り、私たちのペースで歩き始める。前方に雄大な峰々が朝日を浴びている。槍ケ岳の穂先は見えないが、きっとこれから歩く稜線であろう。陽が私たちにも当たり出したため暑い。休んでいると下から団体さんが歩いてきている。大岩を過ぎ、7時45分、天狗原の分岐に着いた。勾配はどんどんきつくなるようだ。岩崎さんはここから天狗原を経て南岳へと向かうとのこと。水場で水を補給して小さな沢を横断すると槍ケ岳の穂先が見えてきた。なぜ尖がった方が恰好が良いのだろう・・とまたもやどうでもよいことを考え、平らなところで他の登山者も写真を撮っていたが私たちもしばし休憩タイム。写真を撮って歩き始めるがすぐにまた、水場がある。MORIさん曰く「ここが一番うまい」と言われペットボトルに入れて飲むが正直わからなかった。石がごろごろとしたまともな道とは言えないルートを歩く。坊主岩屋下と標識があって大槍山荘との分岐のようだ。しばらく歩くと小説「槍ケ岳開山」で読んだ播隆上人が利用したと言う窟があった。イワギキョウやシオガマギクツガザクラなどの花々がたくさん咲いていて石ころだらけの道を飽きることなく歩く。殺生ヒュッテとの分岐辺りまでくると槍ケ岳の穂先がかなり大きく感じる。標高のせいか、かなり体が重い。食べる酸素を補給して急斜面をがんばって歩く。10時40分槍ケ岳山荘にようやく着いた。ザックを置いて水と貴重品をナップサックに入れていよいよ穂先に挑戦だ。上りと下りの道が分かれているところもある。岩を手と足を使い、登って行く。呼吸はかなり苦しい。最初の垂直の梯子をクリアするが、遠くで見たステンレスのような梯子はない。2つ目も錆びたような梯子である。思ったより簡単にクリアして山頂に立てた。頂上に立つだけ最高であるが、欲を言えばガスが切れて展望を味わいたかった。また次回と言うことか・・・・・。記念写真を撮って山荘に戻り、腹ごしらえをして早々に南岳を目指し出発である。次ページへ |
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槍沢ロッヂでの朝食 | ||
ロッヂから見た槍ケ岳 | ||
ガレ場を歩く | 大きな石が目立つ | 木の橋を渡る |
花が咲き乱れている | 見事です | ババ平ら |
五郎沢を通過 | 前方が開けてきた | 槍沢大曲り |
今日歩く稜線が見えてきた | 振り返る | 順調に進む |
お花畑の中を高度を上げる | ||
大岩 | 天狗原との分岐 | 男3人仲良く |
槍ケ岳は本当に尖がっている | 坊主岩屋下(右にヒュッテ大槍) | 播隆窟 |
振り返ると常念岳などの峰々が見える | 雪渓 | 右は殺生ヒュッテ |
殺生ヒュッテ | 殺生との分岐 | 槍ケ岳を背に |
顔に見えるんだけど・・・・ | こんなとこにも可愛い花が咲いている | 勾配はきつくなる、体もきつい |
ヒャーよく登って来た | 登り切ると分岐標識 | 槍ケ岳山荘 |
山荘に荷物を置いて穂先にチャレンジ | 山荘が小さく見える | 結構しんどい |
梯子が見えた | 思ったより錆びていた | 2つ目の梯子を登ると頂上 |
私です | 面白い女の子たち | 全員で |
山荘に戻り腹ごしらえをしてすぐに出発 南岳を目指す |
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ガスっていて残念 | 降るところ | |
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