2010/9/18〜20 後立山縦走 白馬岳(2932m)・杓子岳(2812m)・鑓ケ岳(2903m)・唐松岳(2696m)
初日 (No1)
 猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜白馬山荘
▲大雪渓
2010年9月18日 天気 晴れ
  遊山歩の9月例会は、いよいよ北アルプスの後立山縦走だ。リーダーのMORIさんの計画では、猿倉から白馬岳を目指し、山荘に一泊した次の日は、不帰キレットをクリアして唐松岳頂上山荘で宿泊し、3日目は五竜岳から北尾根ノ頭と歩き、キレット小屋で宿泊。そして4日目は八峰キレットをクリアして鹿島槍ケ岳、爺ケ岳と歩き、種池山荘に宿泊して翌日扇沢へと下山するという山中3泊、車中2泊と5泊7日の旅となる予定であった。しかし、好天はそう長く続くものでもない。2日目の夕方には雨が降り出し、翌日から危険なルートとなるため唐松岳から八方尾根を経て下山することとなった。残念ではあるが、未だ死にたくない?メンバーは、リーダーの勇気ある決断に全員一致で賛同した。
 メンバーは、MORIさんご夫妻、あずきさん、KENさん、あこちゃん、そして私カラスの6名である。17日(金)の午後6時に我が家に集合していただき、あずきとさんKENさんのお住まいの防府まで高速を走ることに。あずきさんのT社の高級ワンボックスカーに乗り換え、防府をPM8時に出発。運転は、私とKENさんで交替しながら真夜中のハイウェイを安全運転で走る。途中何度もSAに停車しながら豊科I.Cで高速を降りる。空は少し明るくなってきた。途中、コンビニで朝食と昼食を仕入れて木崎湖や青木湖を見ながら猿倉へと向かう。猿倉の駐車場にAM6時に到着。駐車場は既に混雑している。運転の疲れもあるが、これから体験することを創造すると疲れも吹き飛ぶ。朝食を摂って準備をしてさぁー出発だ。
<コース詳細>

 猿倉登山口には、猿倉荘があり、宿泊もできます。登山口から砂利道をしばらく歩くと階段状の細い登山道となります。小さな沢を横断し、木道から石畳の道になると目の前に白馬岳の頂が見えてきます。高山植物に目をとられながらしばらく登ると正面に白馬尻小屋が見えてきます。大雪渓の入り口とあって1000円のアイゼンやジュースが販売されていて観光客の気分になります。小休憩したら注意書きを読んで出発です。しばらく雪渓の右岸を歩き、途中でアイゼンを装着していよいよ雪渓の上を歩きます。結構勾配があってアイゼンがなかったら登るのは無理だろうと感じました。クレパスなどあると危険なので赤い粉を撒いているところをしっかりと歩きます。大きな石が転がっていますが、落石のようです。雪渓が終わるとアイゼンをはずし、左岸側に取り付くとそこはお花畑でした。見上げると天狗菱と呼ばれる岩峰がガスの切れ目から現れ、まるで日本を離れヨーロッパのアルプスに来たような想いをさせてもらいました。雪渓を左手から下部に見下ろすくらいになると急峻な岩場歩きとなり、谷は細くなって雪解け水の流れる沢沿いに高度を上げながら進むと大きな岩と材木が置いてある岩室跡に出ます。
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縦走する朝焼けした稜線を運転途中に撮影
白馬岳
駐車場は混雑(右端がカラスです) あずきさんとKENさん 結構大きなバスが入るんだ
猿倉荘(たくさんの登山者で賑わう) 白馬岳 トリカブトがたくさん咲いていた
河原を横断 沢を横断 白馬岳を正面に高度を上げてゆく
アザミと白馬岳 白馬尻小屋 軽アイゼン1000円
ハナウドと白馬岳 大雪渓 まずは大雪渓の横を歩きアイゼンを装着する
結構勾配がある にこやかな、あこちゃん 赤い粉の通り進む
雪渓歩きが終わるとお花畑 すごい! 雪渓を下に見ながらガレバを進む
木の橋を渡る 岩場を急登する 滑りやすいの慎重に(MORIさん撮影)
岩室跡 大雪渓を振り返る(この辺りが葱平か?) 荒々しく現れた天狗菱
崩落防止ネット 板が敷かれていた 岩のスラブを進む
小雪渓 非難小屋(水場あり) 笑顔が最高ですね
紅葉が始まっています もう一息だ(森林管理局の案内板が見える) ガスが抜けてきたぞ!!
     
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