2018/10/14 英彦山(1199.6m)
豊前坊〜薬師峠〜ケルンの谷〜籠水峠〜南岳〜中岳〜北岳〜豊前坊
  平成30年10月14日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前6時30分頃(自宅)
■メンバー:3名
 アタック山の会の11月例会登山の下見ついでにメンバーのMさんとその友人の方と3名で豊前坊から入山した。 肌寒さを感じながら出発。ポッコリとした鷹ノ巣山を見ながら車道を歩く。
 途中からコンクリートの林道に入ると鷹ノ巣山の登山口でもある薬師峠をいつのまにか通過し、裏彦ルートの取り付き点に着いた。
 緩やかな斜面の杉林から自然林の尾根道となり急勾配の尾根道をしばらく進むと南側が開けた断崖絶壁の場所に出る。ちょうど北岳の肩から伸びた部分である。北岳の山腹を巻くように谷と支尾根をいくつか超え、斜面を急降下して谷に降るとケルンの谷に到着。今日は水が全くない。
 休憩してここから籠水峠へと今度は南岳の山腹を巻くように進む。少々危険な場所もある。
 周りは巨樹が多く、永くこの状態が続いてきたことを証明している。
 鬼杉との分岐点で裏彦ルートは終わりだ。ここから南岳への登山道は勾配がきつく石段が続く。
 材木岩まで来るとこれまで他の登山者を見なかったが、降る人、登る人と賑やかになってきた。
 鎖場、梯子と一気に登ると南岳頂上は近い。頂上に着くとランチタイムだ。かなりハイピッチで来たのできつい。
 「南岳から見る中岳の紅葉がとてもきれいだよ」と話しながら大勢の登山者で賑やかな中岳へ。
 中岳では、ドローンを飛ばしているおじさんがいて何と手のひらに着地させて見せる。すごいなと思っていると種明かし、センサーでプログラムされているそうだ。
 中岳から北岳への道のりは、私が英彦山のルートの中で一番好きな場所である。今はブナ林の再生中なので少々人工物が多いが・・・・。
 北岳まで緩やかな登りだが、これが今日はとてもきつく感じる。北岳から肩までの鎖場がまた崩落してなくなっていた。北岳の肩からガレ場へと降る場所で滑って尻餅をついてしまった。どうやら疲れがピークのようだ。慎重に降るがどうも普通でない。久しぶりの山でハイピッチが応えたようだ。それでも何とか無事高住神社へ下山した。 今日はロングコースであったが、地図などを準備してくれたMさんに感謝である。今日も自然に山に感謝!!
■コースタイム
 豊前坊-(20分)-薬師峠-(70分)-ケルンの谷-(45分)-籠水峠-(20分)-鬼杉との分岐点-(50分)-南岳-(10分)-中岳-(25分)-北岳-(55分)-高住神社 ※休憩含まず。全行程で6.5時間でした。 距離8.6.km 標高差410m
今回のコース(クリックで拡大)
豊前坊を出発(8:10)
鷹ノ巣山を見ながら薬師峠へ 道はきれいになっている 取り付き点(8:33)
杉林の中を抜け 自然林へ 尾根に取り付く
尾根から山腹を巻くように進む 石がゴロゴロとある 快適な道だ
谷へ向け急斜面を降る マムシソウの実はやっぱりグロテスク ケルンの谷(9:55)
ケルンがたくさん積まれている ジンジソウ(人字草) 垂水の壷
谷へと再び降る 広場のような場所に出る タコのようだ
おいしそうなキノコ 巨石郡を通過 谷から支尾根へ
滑りやすい岩場 今度は露岩を登って降る すごい石と木
新緑も紅葉もきれいな場所だ 目の前が籠水峠 籠水峠の北壁は鹿ノ角と言うピーク
籠水峠から西側の景観 巨樹が多い明るい樹林帯を歩く 巨石も多い
涸れ沢を横切る 苔むした岩ときれいな樹林 杉の巨木がたくさんある
三叉路の分岐点は南岳へ(11:22) 材木岩 南側の展望
石段の急斜面が終わると鎖場が近い アキノキリンソウ 視界が開ける
鎖場 梯子もある 南岳(12:15)ここで昼食
中岳へ 北岳とその奥は刈又山 シジミチョウがたくさん舞っていた
英彦山神宮(上宮)に到着(13:02) 台風や大雨でかなり痛んでいる 山頂にて
南側の展望、由布岳が見える 北岳 平成3年の台風で壊滅されたブナ林を再生中
キノコノキ きついが気持ちよい 白蛇さん、今日もありがとう
ビューポイントから南岳と中岳 北岳のシンボル岩 北岳(13:37)
北岳肩より木の階段、そしてガレ場を降る 溶岩の壁 シオジ林が特徴
今にも倒れそう 高住神社 無事下山(14:32)
   
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