2022/04/24英彦山
豊前坊〜薬師峠〜ケルンの谷〜中岳〜北岳〜豊前坊
アタック山の会例会山行
ヤマシャクヤクの群落
▲ヤマシャクヤクの群落
  令和4年4月24日(日)雨のち曇り
 ■出発時間:午前7時 小倉南区津田付近
 ■メンバー:12名(男性5名、女性7名) 
 アタック山の会4月例会山行は、経読岳の予定であったが先日の下見で目的のシャクナゲの花が見れないことがわかり急遽
英彦山裏彦ルートに変更した。シャクナゲの花が見れない理由は2つある。1つは花芽がほとんどない。2つ目は、花芽があっても堅く閉じているので開花が遅い。これではいくら群生地に出向いてもがっかりするだけである。ではなぜ裏彦ルートなのか、この時期は、ヤマシャクヤクが咲く。花は1週間ほどで終わってしまうが、ちょうど今しかない。1週間前、ネットで情報を探ると未だ蕾だと言うではないか、と言うことは・・・・・・。そんな訳で裏彦ルートとなったのだが、天気が思わしくない。実行日まで落ち着かない日々が続いた。中止しようかとも考えたが、降雨量はかなり少ない予報だったので決行することにした。
 集合場所より3台の車に相乗りして出発。途中、道の駅でトイレ休憩して
豊前坊へ。霧が濃いが雨は降っていない。降っていないが、雨具を着て登山開始。薬師峠を過ぎ、裏彦ルートの登山口に入る。杉林を抜け急斜面を進んで断崖絶壁の尾根に取付き山腹の長い道程となる。道は昨日からの雨でぬかるんでズルズルと滑る。ヤマシャクヤクの群生地に着くと花は残念ながら閉じていた。雨のせいだろう。その中に1輪だけ開いているのを見つけてモデルになってもらう。メンバーは皆踏まないように慎重にカメラのレンズを花に向けていた。撮影会が終わり再び歩き始める。ケルンの谷への降りは晴れているときと違ってかなり手こずった、いや「足ずった」だ。ケルンの谷で十分休憩して今度は急斜面を登り返す。谷を詰めてきれいな林に出るとそこからはシャクナゲの大群落だが、こちらも花芽がない。あっても未だ堅い蕾だ。谷を詰め終わるとそこは中岳南岳の縦走路に出る。気持ちはとても楽になる。中岳についてランチタイム。さすがに今日は登山者は少ない。記念写真を撮って下山は北岳経由で豊前坊へと降る。こちらのルートも石が濡れていると滑りやすく、予想以上に時間と体力を要した。
 それでも音を上げる者も文句を言う者もなく、全員一緒に無事下山できてこのメンバーで本当に良かったと思う。今日も山に自然に仲間に感謝!!!
 ■コースタイム
 豊前坊駐車場-(18分)-薬師峠-(80分)-ケルンの谷-(60分)-縦走路出合-(10分)-中岳-(40分)-北岳-(90分)-高住神社−(5分)−豊前坊駐車場 ※全行程で約6時間でした。
今回のコース(クリックで拡大)
豊前坊を出発(09:00)
ゲートを通過し薬師林道へ  
大きな石が落ちてきていた 薬師峠を過ぎて登山口 杉林の中をしばらく進む
急登する シャクナゲ 尾根に取付く
ミツバツツジ 新緑がきれい 山腹を進む
多少のアップダウンはある 瑞々しくてなかなか良い景観 道はぬかるんでいる
ワチガイソウも雨で花びらが透き通って見える 石の上も滑るので注意 ケルンの谷へ急降下
滑るわ滑るわ・・・ ヤマルリソウ ケルンの谷(10:52)
巨石が多い 中岳目指す 結構急坂
ミツバマムシソウ 谷を詰めてきた 平らな場所に出る
ブナ林 シャクナゲの群落 苔むした岩の間を抜けて行く
エイザンスミレだ 最後の急登も滑る 縦走路に出て中岳へ
立ち入り禁止の上宮(12:05) 中岳でランチ(12:10〜12:40) 全員で
北岳へ ガスで視界が悪い オオカメノキ
再び登り 巨石の上にはギボウシが 北岳(13:20)
相変わらずぬかるむ道だ この先に難所が待っている 難所を無事通過し肩からガレ場へ
 オオヤマレンゲの横を通過 石段が続くが滑りやすい  ワチガイソウ 
ようやく勾配が緩やかに ミヤマカタバミ  望雲台との分岐 
ハルトラノオ 屏風岩 逆鉾岩
 最後まで気を緩めず下山 ツクシショウショウバカマ  高住神社(14:58)
 参道を歩く 無事駐車場(15:05)  一輪だけ開いていた 
  
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