2023/4/30 英彦山 北岳(1209.0m)
シャクナゲ鑑賞
豊前坊P〜薬師峠〜ケルンの谷〜北岳〜豊前坊P
 ▲見ごろを迎えたシャクナゲの花
  令和5年4月30日(日) 天気 曇りのち晴れ
■出発時間:午前7時00分(小倉南区津田付近)
■メンバー:4名
 本来であれば、昨日は
霧島でテント泊であったが、天候が悪く断念した。しかし、翌日は晴れとの予報なのでせっかくなので英彦山にでも行こうと急遽決まった。この時期は、ヤマシャクヤクが終わる時期であるが、今年は花が早いようでシャクナゲが開花しだしたと情報を得た。そこでシャクナゲの多い裏彦ルートから中岳へのルートをとることに。ただ、現在社殿の建て替え工事中で中岳周辺は立ち入り禁止のため、登山道ではない北岳中岳間の縦走路に出るルートを行くことにした。
 
豊前坊駐車場に車を停め、薬師峠へと車道を歩く。目の前には絶壁を有す鷹ノ巣山薬師林道から裏彦ルートへと入り込む。もう何度も歩いた道だが、ここも正規登山道ではない。ケルンの谷までは山腹を歩く。新緑がきれいで苔の岩とでまさに緑の世界である。そんな気の緩みか、岩で滑って転び、岩と岩の間に腰をくの字にして入ってしまい動けなくなった。痛みは右膝、ケルンの谷まで数メートルの場所なのでしばらく休むことに。ファーストエイドバッグから消毒液と傷パッドで処置して他に外傷はないようなのでほっとする。ただ、腰にきたようで痛みを抱えたまま、山行を続けることになる。
 
ケルンの谷から南岳の直下まで来ると右へと回り込み、いつもより水量の多い沢を詰める。そして登り切ると広くてなだらかな場所に出る。今では踏み跡もしっかりして辿れば南岳中岳の縦走路に出合うが、今回はここからサバイバルだ。苔むした大きな岩を乗り越えて高度をあげる。そうここがシャクナゲの多い場所で道はない。しばらく格闘したが、岩場を横断して谷の際まで進み、斜面を詰めて行く、以前は、踏み跡が無かったがしっかりとあるのでここも多くの人が歩いているのだろう。縦走路に出るときれいなブナ林に見とれる。北岳までのんびりと歩く、途中寄り道をして北岳頂上の南側でランチタイム。白一面だった空は青い部分が広がってきて遠望も楽しめる。ランチタイムを終え、豊前坊へ下山。女子高校生の集団が、登ってきている。皆元気だ。新緑に包まれ無事下山。高住神社ではFさんがしきりにトチノキの説明を参拝者にしていた。よく見ると実がなっていた。トチノキに実がなるには30年かかるらしい。今日は転けてしまったが、ヤマシャクヤクもシャクナゲも見れて楽しいメンバーと歩けて満足の1日であった。今日も山に自然に仲間に感謝!!
今回のコース(地図上でクリックすると拡大します)
 豊前坊の駐車場(8:37)
鷹ノ巣山を見ながら薬師峠へ
右のゲートへ薬師林道に(8:48) ここは毎回崩れる 薬師峠を過ぎて裏彦ルートへ取付く(8:57)
杉林を行く 尾根を急登する ミツバツツジが咲いている
かなりの急斜面 ミツバツツジがここにも 左側は切れ落ちている
シャクナゲが咲いていた! ヤセ尾根を進む 北岳肩への分岐からは山腹を歩く
いやーアルプスに来たみたいだ! 若葉がきれい 苔の岩と新緑
巨石も多い 可愛いね 時折、眺めが良い場所がある
倒木にも苔 大きな岩だらけの道を降る ケルンの谷(10:16) しばらく休憩
水量が多く、ここで渡渉 南岳直下へ 急登する
南岳の真下で右(北へ) 沢の源を行く、振り返る 平坦な場所に出る
シャクナゲの群生 岩がゴロゴロとした場所に自生している 一番良い時だろう
シャクナゲの中をしばらく進む 岩だらけ
岩歩きは諦めて谷の端へ 谷間を進む 稜線が見えてきた
谷を詰める シャクナゲがたくさんある ブナ林
北岳 保護されているブナ林 巨石の上部にはギボウシ
中岳と南岳 北岳頂上(12:01) ここでランチタイム
青空が広がってきた 立ち入り禁止の案内板 犬ケ岳
ミツバツツジだ こっちにも スミレ
この辺りが難所 肩に着く(13:00) ガレ場を降る
溶岩の壁 ハルトラノオ(春虎の尾)ナデシコ科 ワチガイソウ(輪違草)ナデシコ科
救世安民の碑 屏風岩 岩壁が迫力ある
沢を降るメンバー きれいだ 沢を渡る
駐車場に戻り家路につく
お疲れ様でした
高住神社にある登山口(14:00) 無事下山
 一輪だけ咲いていたヤマシャクヤク    一輪だけ咲いていた
★シャクナゲの群生地
     
   
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