2010/11/7 貫山(712m)
吹上峠〜大平山〜四方台〜貫山〜大穴〜大平山〜吹上峠
 
 ▲四方台手前から南側を望む
2010年11月7日 天気 曇り時々晴れ
 紅葉の秋ではあるが、10月5日に手術をして以来山に行っていない。山に行っていないどころか運動を全くしていない。ようやく下腹部も落ち着いてきたのでそろそろ山を歩こうと言う事で家内を誘って近場の平尾台へ。吹上峠の駐車場は、いつもより空いていて、この時期は登山者が少ないことを感じる。まずは大平山(おおへらやま)を目指す。よく子どもを連れてきたルートである。野焼きの跡で登山道は広々している。急登を無理せず、ジグザクに登り、霞んだ空の中、遠望を楽しむ。下界は雲海に似た景色で名づけて「プチ雲海」。急登が終わると南にパノラマが広がり、ススキの穂が秋を感じさせてくれて秋の平尾台も捨てたものではないと思う。緩やかな上りには、ピナクルが見えてきてその間を歩いて行く。いつのまにかピークらしい場所でおそらくご夫婦のお二人が休憩が終わったようで出発しようとしていた。大平山頂上である。一休みしてすぐに出発する。少し降り、茶ケ床園地からの合流地点を過ぎ、左(北)に塔ケ峰を見て急な坂を降る。降りきるとここからはお花畑でリンドウやムラサキセンブリ、ウメバチソウとこの時期でも沢山の花々を咲かせ楽しませてくれた。小穴大穴の分岐を過ぎるとこのルート一番の長い急登となる。何度も立ち止まり、振り返って景色を楽しむ間に呼吸を整える。急登が終わると南側の景色を楽しみすぐに四方台の標識を見る。霞んだ周防灘を正面に見て北へと進路をとり、貫山を目指す。東側の斜面はいつのまにか植林されていてたくさんあったムラサキセンブリの花が見あたらない。植林は何のためか、考えさせられる。緩やかな下り気味の道はすぐに終わり、柵を出て再び急登となる。一気に登り詰めるとすぐに貫山頂上である。途中で前を行くご夫妻を追い越してしまったので、山頂には私たちだけであった。しかし、すぐに後ろから6人程度のパーティが来て写真を頼まれた。ちょっと早いがここで食事をすることに。今日はおにぎりとインスタント味噌汁である。下山は往路と考えていたが、ちょっと遠回りをすることに。貫山を柵のところまで降り、左(西)の林道を歩くことにした。少しは紅葉があるのでは期待して。のんびりと歩いていると山芋のツルにムカゴを発見する。舗装された道はやはり疲れるが、家内と喋りながら歩いたのであっという間に分岐に着いた。(左に舗装されていない分かれ道、そのままカーブを進むと塔ケ峰への取り付き地点)ここで前方からカップルが、「大穴はどこですか?」と聞かれる。確かに大穴はすぐ右手であるが、ここからは見渡せない。分岐から南へと歩いて行くと「小穴中峠」と標識があるので入り込むと登山道となる。周りは笹などに覆われていて眺めはない。しばらくすると朝歩いてきた縦走路に飛び出る。ここからは往路であるが、また花々が見られ、和やかな気分で歩ける。大平山を過ぎ、いよいよ最後の下り坂に差し掛かったところで、正面から登ってくる登山者がいた。なんと「がしん」さんである。本当に良くお会いする。駐車場に着いたのは午後2時だった。のんびりとリハビリをした。
プチ雲海を見ながら
振り返ると駐車場が小さく見える
大平山を目指す アコガネギク ピナクルの間を歩く
未だアザミの花が咲いていた ヤマハッカ ハバヤマボクチ
大平山頂上 周防台、桶ケ辻 一旦降る
遠くに貫山 リンドウがたくさん咲いていた 塔ケ峰は紅葉してきれいだ
ムラサキセンブリ なかなか良いアングル 振り返り降ってきたルートを見る
ウメバチソウもたくさん咲いていた アキノキリンソウ 貫山を目指す
小穴と大穴との分岐 塔ケ峰を振り返る 急登に喘ぐ
急登もやっと終わり 目の前には貫山が 歩いてきたルートを振り返る(ピークが大平山)
四方台の道標 柵を超える 貫山へ直登
再び急登に喘ぐ 記念に(誰もいない) プチ紅葉を見て
後から登山者がたくさん来た 下山は林道を歩く ここでもプチ紅葉を楽しむ
くさぎの実が落ちた後だろう 小穴・中峠の標識から登山道へ ナギナタコウジュ
笹の中を歩く 分岐に戻り往路を降る リンドウ
 ウメバチソウ 振り返る   入り口は整備されている
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