2020/9/27 犬ケ岳(1130.8m)
登山口P〜うぐいす谷〜笈吊峠〜山頂〜大竿峠〜恐渕〜登山口P
  令和2年9月27日(日) 天気 曇り
■出発時間:午前7時15分頃(小倉南区津田付近)
■メンバー:8名(男性6人、女性2人)
 メンバーの半分の参加者となり少々寂しいが、コロナウィルスの防止が続く中、1台の車輌に4名までとしたのでちょうど2台での移動となる。
 
犬ケ岳は、昨年の同時期に計画していたが台風接近で中止となり、今日はそのリベンジでもある。コースはウグイス谷ルートで山頂へ、下山は恐渕ルートを降る。恐渕の手前は岩の壁をトラバースしたり、濡れた岩の上を歩いたりととても滑りやすく危険な場所がある。そのためヘルメットはもちろんのこと滑落防止の装備をしての歩行となる。
 秋の気配を感じながら駐車場をスタート。炭焼窯跡で休憩。「トリカブトの花がたくさんあったね」と聞かされるが全然気づかなかった。沢沿いの道から急斜面を登り切ると林道に出る。再び登山道に入るとそこからはトリカブトの花をたくさん見ながら
笈吊峠へ到着。休憩していると心地よい風が寒さを感じるようになった。笈吊岩の鎖場は、パスして迂回路へ。稜線に出るとシャクナゲの道を楽しく歩く。鎖のかかった露岩をよじ登り、振り返ると稜線は小屋ケ岳経読岳と思われるピークが見える。誰かが「これだから山が止められない」と。私には名言に聞こえる。山頂の展望台(下部は避難小屋)は昔のように視界が開けていない。樹木の葉が落ちれば、絶景が楽しめるかも知れない。ここで昼食を摂る。幸い、大勢の学生登山部の若者達が休憩していたが、ちょうど出発した。昼食を終え、我々も出発。大竿峠までの美しい樹林道は私の好きな場所でもある。大竿峠から谷間を降り、林道に出る。ここでヘルメットをかぶり、スワミベルトにシュリンゲとカラビナを付け、クライミングの格好となる。岩場が現れると変身したメンバーは今まで学んで忘れかけていたロープワークを思い出しながら慎重に進む。徒渉を終えてホッとしていたら大きな倒木で登山道が遮断されていた。何とか交わして橋を渡ると眼下には恐淵の渓谷だ。犬ケ岳の見所である。そして長く感じた登山道も林道に出るとゴールは近い。無事下山し、帰路に自由市場に立ちより帰宅。今日も自然に山に仲間に感謝!!
■コースタイム
 P-(60分)-林道-(35分)-笈吊峠-(55分)-山頂-(23分)-大竿峠-(10分)-林道-(60分)-恐渕-(50分)-P※全行程で 6.5時間でした。距離10.1km 標高差708m
今回のコース(クリックで拡大)
登山口Pで準備運動(8:40)
コンクリートの道を歩く 苔むした岩がゴロゴロとある ソーシャルディスタンスで歩く
沢沿いに歩く 水場 木の橋を渡る
炭焼窯跡 林道から登山道に入る たくさんの倒木
ここも炭焼窯跡 徐々の勾配がきつくなる 谷から急斜面に取り付く
キノコが多い ロープや鎖もある かなり急だ
林道に出る(9:50) 林道をしばらく歩く 再び登山道へ(10:08)
トリカブト(鳥兜)キンポウゲ科 ここにも炭焼窯跡
谷を詰める 咲きかかったサラシナショウマ 笈吊峠まで300m
並べたような石 きれいな樹林帯だ トリカブトが意外に多い
シャクナゲは花芽が少ない 巨木もある 笈吊峠(10:33)
大きな木の下を通過 こりゃまたすごい 稜線に出る
緩やかなアップダウンを歩く 小さな秋みつけた ミヤマママコナ
シャクナゲのトンネルを抜け 鎖を補助に 岩場をよじ登る
振り返る 巨木が立ち並ぶ テーブルでは他の登山者が昼食中
この岩で滑った 滑るから用心して アキノキリンソウ
がんばれ! 山頂に到着(11:36) 昼食を終え集合写真(12:04)
下山開始(12:17) 岩場を慎重に 西側の眺め
階段がある きれいな樹林の稜線歩き 大竿峠(12:40)
谷間を降る でかい ガレ場も慎重に
林道に出る・・・ここで装備(12:58) ここから登山道へ(13:12) 滑りやすそうな階段
 栗だ!  登山口まで2.7kmとある  小さな沢を横断
 いよいよ危険地帯  小さな滝も何かいいんだなぁ 石の上はとにかく滑る 
 沢を徒渉  木の階段も滑る  結構緊張する
 山腹から沢へ降る ここも滑る  水量があれば難所の徒渉箇所 
 油断大敵 徒渉(14:10)  無事クリア 
左岸から右岸へ 名前を付けるとしたら白糸の滝かな 登山道を遮断した巨大な倒木
 橋を渡ったところ 恐渕(14:26)  積み木みたいな岩
 ようやく歩きやすくなった  植林帯を抜ける 巨石とテンニンソウの仲間
 トリカブトはここにも 作業道と並行して登山道が続く 徒渉する (15:07)
 林道を歩く  以前は茶店があった 無事駐車場 (15:21)
   
 山日記トップへ