2013/5/11 地蔵岳(1089m) 宮崎県西都市
登山口〜打越分岐〜頂上〜打越分岐〜登山口
 ▲高野槙(コウヤマキ)・・・・コウヤマキ科
2013年5月11日(土) 天気 雨のち曇り
 ■出発時間:午前6時00分(自宅)
  ■メンバー:家内と私の2名
 今回は一泊で宮崎県の地蔵岳三方岳を歩く。
 初日は、登山口までは遠いが、歩行時間が短い地蔵岳を歩くことにし、どこか適当な場所でテント泊、翌日は北に上り三方岳を歩く。
 九州道、宮崎道、東九州道と高速を利用し、ようやくの思いで登山口に着いたが、天候は変わらず小雨が続く。それにしても何とも奥深い山と言うか、そこまで民家が存在することにただ驚く。
 車の中でおにぎりを頬張り、登山準備をして出発するが、ヤマヒルがいると聞いていたのでヤマヒルファイターをスプレーした。
 本来の登山口は、川の渡渉から始まるが、車を停めた場所付近からも取りつくことができる。あとで考えればそれが正解であった。
 登山道はとにかく急斜面が多い、上りよりも下りに神経を使った。
 この山の醍醐味は、やはりコウヤマキの尾根道であろう。確かに常緑樹とは言え、その枯れ葉が積もり積もった尾根道は、フカフカで気持が良くヤセ尾根歩きが楽しくなる。
 ただ、時期が悪かったのか頂上までも頂上も展望所までも展望がほとんどない。
 途中、わずかに開けた場所があるが、これほど視界が閉ざされたルートも珍しい。
 おそらくコウヤマキが高木なので保護も含めて切り開くことを避けたからであろう。
 そう思うとその方が良いに決まっていると言うことになる。
 さて 今回は初めての体験をすることになった。それもいやな体験である。
 休憩時に手袋を脱いだら親指の根元に黒っぽい丸くなったものがくっついている。思わず
 「ヒルだ!」家内に「塩もってないか?!」と持っているはずがないのに聞く。結局片方の指でデコピンして取り除くが血が止まらない。後で思えばライターを使うようにとMORIさんから聞いていたのに・・・・。子供のころ川でヒルにやられた記憶はあるが、それとはどうも血を吸う前の形が違う。 下山時には雨も止み、少々気を緩めたのか、川を渡渉して正規の登山口へと歩いてしまった。車道に出るなり、家内が大きな声で「きゃあー」と叫ぶ。靴を見るとヒルが何匹もくっついてきているではないか。それからしばらくヤマヒルとの格闘が始まる。
 まいった。このままテントで寝たくない。遅くなっても良いので温泉に入るぞぉーと家内と顔を見合わせてうなずく。 既に16時近くなっていたが、西米良温泉へと移動することにしたが、燃料計をみるといつのまにか、残り少なくなっている。国道なのでスタンドくらいどこにでもあるだろうとたかをくくっていたが、全く何もない。ようやくトンネル手前でスタンドを見つけるが、ハイオクがない。聞くとこの先30分くらい行けばJAのスタンドがあると言うので再び走り、温泉を過ぎた西米良の街で結局レギュラーしかなく20Lだけ給油した。ま、混ぜれば大丈夫だろう。
 温泉は、西米良温泉「ゆた〜と」、「ゆた〜と」?聞き覚えのある言葉だ。
 とにかくここの湯は良い。『ヌル』が『ゴクヌル』である。家内もお気に入りで美人になったつもりでいるから幸せ者だ。
 温泉に来る途中、今夜のテント場を見つけておいた。既に先客がいらしたが、釣りが目的らしい。可愛いワンちゃん連れで、しばらく話こんだ。地元の知らない人と話をするのも楽しいもんだ。
 夕食の準備をして早速、冷えたビールで乾杯し、明日に備える。ん?
 明日はここから約1時間かけて三方岳へと移動する。   
 ■コースタイム 登山口-(75分)-6合目-(20分)-打越分岐-(24分)-山頂-(20分)-打越分岐-(20分)-6合目-(60分)-登山口※休憩時間含まず。全行程で約3時間40分でした。
黒い大きな岩の川
この先を右に曲がるとトンネル
 尾八重(おはえ)方面へ
登山口(ここからは川を渡渉する必要がある) 橋を渡ったところに駐車スペース 橋の所から踏み跡がある(11:50)
ミカエリソウでもなさそうだが・・・・・ ズルズルと滑る 植林帯をジグザグに急登する
雑木林の中を急登 伐採地を通過 4合目(12:36)
しんどい コウヤマキ ヤセ尾根
コウヤマキの枯れ葉でフカフカ 5合目(12:48) 木はでかい
気持ちの良い歩きだ(ヒルさえいなければ) わずかに視界が開ける 6合目(13:07) コウヤマキの肩
フカフカの尾根道が続く シャラの木も多い 再び急斜面
7合目(13:17) フー きつかぁ 打越分岐(13:27)
巨石の横を通過 8合目(13:34) ズルズル滑る
急登はまだまだ続く でかい木だ やっと着いた山頂(13:52)
もちろんお地蔵さんがある 南側が少し展望がある 展望台は樹林に囲まれていた
ミツバツツジの花が落ちていた(下山中) ギンリョウソウ 巨木を見つめている
6合目過ぎた場所が最も見晴らしが良い 木の根に注意 民家の跡か
これから川を渡渉する 滑って川に落ちる 登山口に着くが・・・・(15:34)
西米良温泉カリコボーズの湯ゆた〜と 良い湯でした ここでキャンプ
乾杯! 肉だ! 明日は天気が良さそうだ
翌日は三方岳
レオンちゃんが遊びに来た テントを張って就寝
     
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