2013/2/24 岩宇土山(1347m)・上福根山(1645.3m) 熊本五家荘 | ||
NO1 | ||
▲フクジュソウの花 | ||
2013年2月24日(日)天気晴れ ■出発時間:AM4時 自宅 ■メンバー:家内と二人 フクジュソウの開花時期でもあるので未だ未踏の岩宇土山に足を運ぶことにした。 登山口まで4時間かかるので日帰りは本来きついが、どうしても休暇がとれない。 そこで朝4時の出発となった。 九州道を走り、松橋I.Cを降りて前回の反省の通り、「食料は、買える時に買う」で通り沿いのデイリーストアに立ち寄る。残念ながら焼き立てパンは、未だ焼いている途中のようで陳列されていなかったが、意外に品ぞろえが良い。食料を仕入れて登山口の久連子(くれこ)を目指す。 ナビの通り、二本杉峠を走る。雁股山や京丈山の山行の時に何度か通った道ではあるが、狭くてグニャグニャの道はとても国道とは思えない。しかし、がまんして運転するしかない。 家内との会話 家内:「貴方は、こんな道が好きなんじゃないの?」 私:「何を馬鹿なことを・・・好きな訳ないじゃないか」 家内:「いつもこんな道を走るから好きかと思ってた」 私:「???山に行くにはしょうがないんだ」 7時50分、登山口である久連子荘に無事着いた。ま、とにかく狭い道の連続で、かなり疲れた。途中、「久連子古代の里」では、福寿草祭りが行われているようで朝早くから人が集まっていた。しかし、時間が早いせいなのか登山口は思ったほど先客がなく、少し拍子抜けした。 久連子荘の横に登山口の道標が出ているが、いきなりの急斜面である。山腹の滑りそうな登山道を久連子荘の上部に回り込み尾根に取り付く。ここからはヤセ尾根の急登が続くが、露出した石灰岩が多くなり遠望も開けてきて飽きない景色で楽しく歩ける。時折、冷たい風が汗を抑えてくれるが、立ち止まると急に寒くなる。平坦になると急斜面を左眼下にしてお地蔵さんがある鞍部に着く。一息ついて今度は右に急斜面を見降ろしながら山腹を斜めに滑らないように慎重に歩く。大きな倒木が印象的だ。ロープを頼って露岩を見ると今日初めてのフクジュソウの花に出会う。暗がりの中でひっそりと花を咲かせていた。 急に開けるとそこはレスキューポイントの札がある。樹林帯を抜けると石灰岩の露岩が目立ってきて足元はガレ場となり、しかも急斜面を斜めに切るように歩く。一人の人間が歩くのが精一杯の幅である。これこそ「一歩間違えれば・・・・」である。 他の方のホームページを見てもあまり危険な印象はなかったが、結構リスキーなルートであると私は思う。多人数で来るならば、ヘルメットは必須であろう。 折れ曲がる所で洞窟がある。これが久連子鍾乳洞であろう。中を除くと結構広いが、未だ休憩する気分ではないので先を急ぐ。落石に注意しながら登り詰めると稜線に出る。高度感抜群の痩せた岩稜である。左にピークがあるので浮き石に注意しながら進むと久連子岳とある。二人で記念写真をと思ったが、二人で立つと狭くて誤って滑落する危険があるので私だけ写真を撮ってもらう。分岐点に戻ろうとした時に一人の男性登山者が登ってきた。この後、ちょこちょこお会いすることになる。馬の背とも言える木の無い白い石だらけの尾根を登ると平坦になり景色が変わる。 笹と若いブナ林の間の狭い道は、鹿ネットが張ってあって足を何度かとられる。山頂まで5分の人吉かめさんの札を見るとすぐに植林帯となって再びヤセ尾根に出ると岩宇土山の標識がある。 『え?ここが山頂』と思わず口にする。なぜかと言うと標識がなかったらおそらく通り過ぎてしまうほどピークとして判断できないからである。地図上ではもっと広いはずであるが、もしかして崩落してしまったのかも知れない。時計を見ると10時15分。一息ついて出発である。 <次ページへ> |
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今回のコース(クリックで拡大) | ||
久連子古代の里 | ||
Uターンして路肩に停める(家屋は久連子荘) | ||
登山口 いきなり急斜面 | 樽に蓋? | 山腹を巻く |
尾根に取り付く | ヤセ尾根を歩く | 急登が続く |
石灰岩の露岩が多くなる | 平坦になったかと思ったら・・・・ | 再び岩場を急登 |
滑ると大変 | お地蔵さんに手を合わせる家内 | ここも滑ると奈落の底 |
倒木がとにかくでかい | 今回初のフクジュソウ | もう開いている |
レスキューポイント | 足元は石灰岩の石ころ | 積岩山はどこかな? |
巨木には苔も生え年代を感じる | 落石・滑落注意 | ロープが続く |
九連子鍾乳洞 | 中を覗いてみた | 高度感抜群 |
尾根に取り付く | これから歩く稜線 | |
久連子岳にて | 眺めは最高 | ちょっと怖い? |
落石に注意しながら | 平坦な笹の道となる | ブナのきれいな林 |
少しだけ植林帯を通過する | 岩宇土山頂上 | 頂上は稜線上にある |
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