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令和2年10月11日(日) 天気 曇り
■出発時間:午前7時00分頃(自宅)
■メンバー:2名(Y氏とカラス)
脊振山系は金山。15年前、あの西方沖地震を頂上手前の稜線で体験した。最初は飛行機が近づいてきてると思ったが、上ではなく下方からゴーォーと近づいてくるので地鳴りだとわかり、家内と二人でその場にしゃがみこんだ。家族の安否を確かめるため電話をするがつながらない。とにかく急いで下山した。そんな思い出の金山をY氏と初めてのルートを歩くことになった。今回はY氏にある程度ルートを任せたが、そのおかげでとてもロングランになった。
脊振山系は7月に2回歩いたが、ガスっていて視界が利かず展望を楽しむことができなかった。今日こそはと天気予報も「晴れ」だったので期待したが、残念ながら脊振の神から見捨てられたようで雨こそ降らなかったがガスで覆われていた。
曲渕トンネル(福岡市早良区)の手前より山手に入るとすぐにホテルの看板がある。その看板下に小さく「←登山口」とあるので左に進み、狭い坂道を対向車に注意しながら花乱ノ滝(カランノタキ)の道標まで行く。路肩に停め滝を見学。期待以上に良い滝だ。車に戻り、再び狭い道を行く。広い林道に出ると正面に登山口がある駐車スペースに出る。車はないが登山者が数人。先ほど離合した車が送迎してくれたのだろう。登山口から急勾配の道だがすぐに平坦になり、山頂直下まで沢沿い歩きが始まる。何度も徒渉を繰り返すので数えるのも嫌になる。これならば一層のこと沢歩きした方が早そうだ。そう言えばここには希少なアケボノシュスランが自生していると聞くが残念ながら花どころか葉さえも見つけることはできなかった。
そうこう言いながら稜線に出て山頂に到着。残念ながらガスで展望はない。狭い敷地に多くの先客が既にランチを楽しんでいた。私たちもここで昼にする。ガスっているが陽射しは強く暑い。それでもじっとしていると涼しく過ごせる。やはり気温は思った以上に低いのかも知れない。
昼食を終え、下山開始。往路を少し戻り、花乱ノ滝分岐より坊主ケ滝ルートの尾根を降る雑木林だがシャクナゲも多い。ひたすら降ると沢を見るが徐々に沢から離れて谷沿いに山腹を歩く。以前、坊主ケ滝から登ったことがあるが、その時は滝を見て沢沿いに歩き、途中でこの道に合流した。合流点らしき地点はあったが、道標はない。山腹歩きも飽きてきた頃、遊歩道に出る。鉄塔の下を過ぎて少し開けた場所から振り返るとずいぶんと離れているが滝が見えた。林道に出て湧水千石の郷を見てT字路に出ると左に車道をひたすら歩く。とても長い道程だ。それでもツリフネソウやキツネフリソウの花々が楽しませてくれた。広い車道は花乱ノ滝にぶつかる。今朝、車で通った道だ。ここからスタート地点の登山口まで坂道を歩く。Y氏も想像以上に林道(車道)が長かったと言うが地形図はウソをつかない。
今日も自然に山に仲間に感謝!!
■コースタイム
P-(75分)-アゴ坂峠分岐-(50分)-山頂-(63分)-遊歩道-(23分)-車道-(55分)-花乱ノ滝-(15分)-P※全行程で約6時間でした。距離12.2km 標高差738m |
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