2020/11/15  扇ケ鼻(1698m)
(九重)
アック山の会 11月例会登山
 赤川登山口〜扇ケ鼻(往復) 
 ▲扇ケ鼻頂上付近から(左から星生山、天狗ケ城、中岳、久住山、手前は肥前ケ城)
  令和2年11月15日(日)天気晴れ
■出発時間:午前6時40分(小倉南区津田付近) 
■メンバー:男性6名、女性5名 計11名
 昨年の同じ日に下見に来て紅葉が見頃だったので今年の計画に入れたが、残念ながら今年は昨年に比べ一週間ほど早いようである。
 高速道を降りて
山国川を上流に向かって車を走らせる。青の洞門から玖珠方面向かい深耶馬溪に入ると早朝にも関わらず観光客で賑わっていた。この辺りの紅葉はちょうど見頃のようだ。私たちも人の混雑を理由に車をゆっくりと進め紅葉観賞を楽しむ。未だオープン前の玖珠の道の駅の駐車場は既に混んでいる。休憩をして四季菜ロードから筋湯温泉八丁原の発電所、スキー場と車を走らせる。そして紅葉ロードに入る。昨年とは比較にならないがそれでも陽射しに照らされた紅葉はとてもきれいだ。今回初めてここを通過する人にはとても見応えあったのではないだろうか。瀬の本から左折して今度は高原地帯を走る。阿蘇山も近くに見えてドライブにはもってこいだ。
 長い道のりを経て
赤川登山口に着くと待ち合わせたメンバーのHさんが待ちくたびれたような顔をして車から降りてきた。久しぶりの再会ですぐに人気者になっていた。
 さて今回のルートだが、下見では
扇ケ鼻から久住山を周り赤川へと戻る周回コースであったが、今年の集中雨で久住山への直登ルートは整備したにも関わらず崩れたらしい。それもあるし、このコロナ禍でメンバーの体力が落ちていることを考えると周回は厳しいので扇ケ鼻をピストンすることにした。駐車場を出発してわずかに残った紅葉は希少価値があるかのように皆で声をかけながらあそこもここもと目をやる。アセビのトンネルを抜けると視界が開け、待ってましたとばかりに扇ケ鼻肥前ケ城久住山の堂々とした峰々が青空を背に登場する。これだから山は止められない。笹の道は、高度を上げるにつれ斜度はきつくなる。メンバーの一人が久しぶりの歩きなのかバテてしまったので休憩をと思い、少々早いが昼食にすることにした。これが良かったようでその後元気で遅れることもなく無事一緒に下山までできた。本人にはとても失礼だが所謂「シャリバテ」だったようだ。昼食を終え、再び歩き始める。灌木帯の急登を抜け、稜線が近づくと右手に星生山久住山が近くに現れる。扇ケ鼻の頂上は左に緩やかな稜線の坂を少し行く。
 全員、無事山頂に到着。しばらく360度の絶景を堪能する。写真を撮っていた一人の女性に「どちらから?」と尋ねると「
京都から」と言う。そのことを耳にした当メンバーはこれをきっかけに色々と話しかける。その女性は九重がとても気に入ったとのことだ。それを聞き、まるで自分たちのことが気に入られたように喜んでいた。(私もその一人だが)
 結構のんびりとしたが、集合写真を撮って下山開始。
祖母傾の峰、阿蘇山、西には普賢岳などを眺めながら降る。そしてアセビ群の中に入る前にもう一度久住山肥前ケ城扇ケ鼻のお相撲さんのようなどっしりとした姿に分かれを告げた。
 帰りは
青の洞門手前で渋滞に巻き込まれ、かなり帰りが遅くなったが事故もなく集合場所へ帰り着いた。今日も自然に山に仲間に感謝!!!
■コースタイム
 赤川登山口P-(7分)-久住山直登コースとの分岐-(120分)-扇ケ鼻頂上-(105分)-赤川登山口P
 ※休憩時間含まず。全行程で約5時間でした。距離5.49km 標高差651m
  
本日のコース(地図をクリックで拡大)
準備体操を済ませ出発(9:52)
右は赤川荘、ここは左に
未だ紅葉は残っている
久住山との分岐点(9:59) メタセコイア 真っ赤だ
アセビのトンネル 青空に映える 落ち葉でフカフカな道だ
視界が開ける 左が目指す扇ケ鼻 肥前ケ城と久住山
笹の広がる気持ちの良い道 ところどころ灌木帯に入る 振り返ると根子岳と阿蘇山
勾配がきつくなってきた 休憩すっか 早めのランチタイム(11:25)
ちょっとだけ山腹を巻く 再び急登 ゴリラの横顔
岩井川岳 巨石がある ミヤマキリシマ群
登り詰めたぞ! 餌を求めているカラスには注意 山頂だ!(12:30)
黒岩山・泉水山、奥は涌蓋山 星生山 全員で
下山開始(12:45) 眺めをもう一度 絶景だ
振り返ると頂上の登山者が見える 頭注意! 祖母山、傾山
休憩中 一列に並んでも話し声が絶えない 緩やかな下り坂になった
さようなら 赤い落ち葉が積もっている 陽射しを浴びてきれいだ
全部カエデだ いいね 見事
これも見頃 無事登山口(14:27) 駐車場はガラガラになっていた
   
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