2022/3/6 赤根山453m・伊美山516m・ミイケヒラ530m 大分県国東半島
国東の山巡り
 令和4年3月6日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前6時45分頃(自宅)
■メンバー:単独

 
国東半島の山巡り、今日は欲張らないで2座。半島の中心部に位置する伊美山と前回予定していて諦めた赤根山、ガイドブックでは、両方合わせても3時間10分の歩行時間となっている。あと1座くらい歩けそうだが、この国東半島では、隣の山でも登山口への移動時間が意外にかかる場合がある。それは中心部から海に向かって放射線状に道が広がっているためだ。1本道が違えば一旦海側へ降る必要があるので大回りしないといけない。今回は、狩場山が近いのだが登山口から登山口までの移動距離は結構あるので無理しないことにした。
 さて、いつものように東九州道の
宇佐I.Cで降りてまほろば兎狭館で弁当を仕入れて国東へと向かう。もう何度も走った道なので距離感が鈍ってきたのか、2時間の運転が苦にならなくなった。不思議な物だ。前回、赤根山の登山口は車で通過したので迷うことなく到着した。古幡社(こばたしゃ)と言う名の通り古い神社でガイドブックにも記載されているが、国東市指定無形文化財の「善神王祭(ぜんじょうおうさい)」が行われているそうだ。(赤根社と毎年交互に行われているとのこと、高さ8mの大松明の炎が上がる動画がネット上にある。)
 神殿前の広場に駐車させていただき出発。登山口は県道544号線沿いとなるので畑の横を通り舗装道に出ると
水谷峠方へと歩く。すぐに自動販売機があって民家が数件あるとそこからコンクリートの道に入る。民宿と書かれた家の横を通ると林道になり、そのまま進むと次第に林道が「道」と言えない状態となって岩壁を右に巻くように行きカヤを掻き分けて開けると鞍部に出る。そこにようやく小さな標識に赤根山とある。尾根に取付いて良い気分になるが、急斜面が待ち受けていた。「行きはよいよい帰りが怖い。」と言葉が出るほど降りは怖いだろうと思うくらいな斜面だ。登り詰めると頂上は樹林に囲まれ展望はない。わずかに千燈岳が覗けた。次があるので長居はせず往路を戻り神社で再度お参りをして次の山へと移動する。次は伊美山ミイケヒラ伊美山の名は伊美川などあるので土地の名前とわかるがミイケヒラはカタカナで表記されていて例えば「三池平」にすると意味がわかるが池はない。確かに山頂は平らなのでヒラはわかるが、なぜカタカナなのか?一体誰がこの名をつけたのか?ネットで検索しても同じような疑問を抱いた方はいらっしゃるが答えはない。考えてもわからないので諦めることにした。
 さて登山口は、
古幡社から地方道31号を天然寺方面へ戻り地蔵トンネルを抜けるとすぐ右手の林道を入る。大きく左にカーブする所に広い空地があるのでここに停めさせていただく。舗装道を行くと集落を抜け、道が分かれるが右手の坂道を進む。すぐに鎖がかけられたゲートがあるのでそのまま進み、左カーブの右手のカーブミラーに小さな登山口標識を見つける。落葉のせいか踏み跡はなく、赤テープを辿るが、途中で左に巻かないといけないところを右手にそのまま急斜面を進んでしまい結構大変だった。ただ、伊美山の三角点に行くには無駄のないルートだった。急斜面から稜線に出るとやや後ろ向きの尾根を進み三角点に到達。特に珍しいものはないのですぐに往路を戻り、今度は伊美山頂上。狭い頂上なのでゆっくりとする気分にもならず、先へと進む。狭い尾根は岩がたくさんあって樹木がなければ魅力的な露岩帯であろう。降りきって鞍部に出るとそこは登山口への分岐点で下山はここから降る。岩の多い尾根を今度は登り気味に歩いて樹林に囲まれた薄暗い場所にミイケヒラの山頂標識を目にする。表示がなければ通り過ぎてしまうような場所だ。北に少し行くと林道終点のようで空地が見える。下山は往路を戻り鞍部の分岐点よりしっかりとした踏み跡を降る。
 
伊美山ミイケヒラとも展望がなく頂上に立ったという満足感は得られなかったが、国東の山らしさを感じた。無事下山し、車窓から無明橋が見えたので車を停めカメラに収めた。今日も自然に山に感謝!!
■コースタイム
<赤根山>古幡社-(8分)-民家の舗装道入口-(13分)-鞍部-(14分)-山頂-(25分)-古幡社 ※全行程で約60分でした。
<伊美山・ミイケヒラ>P(12分)-登山口-(23分)-伊美山三角点-(15分)-伊美山頂上-(9分)-鞍部-(12分)-ミイケヒラ-(18分)-登山口-(10分)-P ※
全行程で約1時間50分でした。
 
今回のコース(クリックで拡大)
古幡社(8:48)
鳥居の脇のコンクリートの道へ
 
 畑の横を歩く  
菜の花の季節だ 赤根山頂上部 県道に出てここより左に入る(8:56)
民宿と看板がある 林道を進む 道は落葉で埋もれてきた
砂利道になった もう道ではない 斜面は石がゴロゴロとしている
なんとなく道だ 青空が広がる 藪漕ぎか?
でもすぐに鞍部(9:09) 鞍部にようやく道標あり このルート展望が良いのはここだけ
尾根は左側が切れ落ちている 結構細い尾根だ 勾配がきつい
少し緩やかになった 山頂に到着9:23) 千燈岳かな?
標識 山頂にて こちらは熊ヶ岳か?
往路を戻る・・・もしかして両子山 再び鞍部に(9:40) 再び笹の中を
荒れた林道 すげぇ! こちらは廃屋
県道に出る(9:50) 気持ちよい クヌギ林は椎茸の原木や炭になるはず

次は伊美山へ
無事古幡社(9:55) 広い空地に停めさせていただき出発(10:22)
車道を歩く 民家が見える ここを右へ
坂道には滑り止め ここから関係者以外は通行止め 鎖のゲート(10:26)
このカーブミラーに 小さな登山口標識(10:34) 赤テープあり
落葉がすごい フカフカで滑る 踏み跡はない
ミイケヒラの頂上部であろう おっ急斜面だ 石の目印もあるぞ
ひぇ〜 きつい 尾根に出る(10:56)
少し右手に進み南向きの尾根を進む 結構ヤセ尾根 とにかく進む
巨石が多い 小さなアップダウン 明るくなってきた
岩がゴロゴロとある 巨石だ 三角点に到着(11:05)
記念に 往路を戻る 戻ると真っ直ぐ西へ
伊美山頂上(11:20) ハジカミヤ山かな? 露岩のヤセ尾根を降る
写真ではわかりにくいがかなり細い 広い斜面になった 岩が多い
赤テープがしっかりとある 鞍部(11:29) 重要だとわかるテープ
巨石が多くなってきた  落葉でフカフカ  岩だらけ
 自然とは思えない  石の間を縫うように歩く 明るい場所もあるが・・・・ 
 ミイケヒラ山頂は暗い(11:41)  林道終点 面白い岩だ 
 鞍部に戻る(11:53) 結構踏み跡がしっかりしている道だ   山腹を巻くように下る
 登りにこれを見逃した  登山口が見えた  登山口(11:59)
 コンクリートの道を戻る 車道からの眺め
  空地からの眺め 無事下山(12:10)  天然寺の無明橋
   
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