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令和4年3月6日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前6時45分頃(自宅)
■メンバー:単独
国東半島の山巡り、今日は欲張らないで2座。半島の中心部に位置する伊美山と前回予定していて諦めた赤根山、ガイドブックでは、両方合わせても3時間10分の歩行時間となっている。あと1座くらい歩けそうだが、この国東半島では、隣の山でも登山口への移動時間が意外にかかる場合がある。それは中心部から海に向かって放射線状に道が広がっているためだ。1本道が違えば一旦海側へ降る必要があるので大回りしないといけない。今回は、狩場山が近いのだが登山口から登山口までの移動距離は結構あるので無理しないことにした。
さて、いつものように東九州道の宇佐I.Cで降りてまほろば兎狭館で弁当を仕入れて国東へと向かう。もう何度も走った道なので距離感が鈍ってきたのか、2時間の運転が苦にならなくなった。不思議な物だ。前回、赤根山の登山口は車で通過したので迷うことなく到着した。古幡社(こばたしゃ)と言う名の通り古い神社でガイドブックにも記載されているが、国東市指定無形文化財の「善神王祭(ぜんじょうおうさい)」が行われているそうだ。(赤根社と毎年交互に行われているとのこと、高さ8mの大松明の炎が上がる動画がネット上にある。)
神殿前の広場に駐車させていただき出発。登山口は県道544号線沿いとなるので畑の横を通り舗装道に出ると水谷峠方へと歩く。すぐに自動販売機があって民家が数件あるとそこからコンクリートの道に入る。民宿と書かれた家の横を通ると林道になり、そのまま進むと次第に林道が「道」と言えない状態となって岩壁を右に巻くように行きカヤを掻き分けて開けると鞍部に出る。そこにようやく小さな標識に赤根山とある。尾根に取付いて良い気分になるが、急斜面が待ち受けていた。「行きはよいよい帰りが怖い。」と言葉が出るほど降りは怖いだろうと思うくらいな斜面だ。登り詰めると頂上は樹林に囲まれ展望はない。わずかに千燈岳が覗けた。次があるので長居はせず往路を戻り神社で再度お参りをして次の山へと移動する。次は伊美山とミイケヒラ、伊美山の名は伊美川などあるので土地の名前とわかるがミイケヒラはカタカナで表記されていて例えば「三池平」にすると意味がわかるが池はない。確かに山頂は平らなのでヒラはわかるが、なぜカタカナなのか?一体誰がこの名をつけたのか?ネットで検索しても同じような疑問を抱いた方はいらっしゃるが答えはない。考えてもわからないので諦めることにした。
さて登山口は、古幡社から地方道31号を天然寺方面へ戻り地蔵トンネルを抜けるとすぐ右手の林道を入る。大きく左にカーブする所に広い空地があるのでここに停めさせていただく。舗装道を行くと集落を抜け、道が分かれるが右手の坂道を進む。すぐに鎖がかけられたゲートがあるのでそのまま進み、左カーブの右手のカーブミラーに小さな登山口標識を見つける。落葉のせいか踏み跡はなく、赤テープを辿るが、途中で左に巻かないといけないところを右手にそのまま急斜面を進んでしまい結構大変だった。ただ、伊美山の三角点に行くには無駄のないルートだった。急斜面から稜線に出るとやや後ろ向きの尾根を進み三角点に到達。特に珍しいものはないのですぐに往路を戻り、今度は伊美山頂上。狭い頂上なのでゆっくりとする気分にもならず、先へと進む。狭い尾根は岩がたくさんあって樹木がなければ魅力的な露岩帯であろう。降りきって鞍部に出るとそこは登山口への分岐点で下山はここから降る。岩の多い尾根を今度は登り気味に歩いて樹林に囲まれた薄暗い場所にミイケヒラの山頂標識を目にする。表示がなければ通り過ぎてしまうような場所だ。北に少し行くと林道終点のようで空地が見える。下山は往路を戻り鞍部の分岐点よりしっかりとした踏み跡を降る。
伊美山、ミイケヒラとも展望がなく頂上に立ったという満足感は得られなかったが、国東の山らしさを感じた。無事下山し、車窓から無明橋が見えたので車を停めカメラに収めた。今日も自然に山に感謝!!
■コースタイム
<赤根山>古幡社-(8分)-民家の舗装道入口-(13分)-鞍部-(14分)-山頂-(25分)-古幡社 ※全行程で約60分でした。
<伊美山・ミイケヒラ>P(12分)-登山口-(23分)-伊美山三角点-(15分)-伊美山頂上-(9分)-鞍部-(12分)-ミイケヒラ-(18分)-登山口-(10分)-P ※全行程で約1時間50分でした。 |
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