2020/12/13 小門山 (おどむれ)534.9m 大分県国東半島
 国東の山巡り
 令和2年12月13日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前7時00分頃(自宅)
■メンバー:2名(家内と)

 先週に引き続き国東山巡りを今日は家内と歩く。家内が、私の単独山行に不安を抱くので同行することになった。不安と言うのも今年の9月に山の雑誌の編集長が
井原山で事故で亡くり、同行者がいれば助かった可能性が高いとのこと。そのこともあってのことだ。国東山巡りでは、ほとんど登山者と出合うことがない山を巡るので何かあると他の登山者からも見つけられない。ちゃんとした登山道ではなく赤テープと地図が頼りとなることも多く決して高い山はないが道迷いの可能性も高い。しかも岩の峰が多いので危険な場所も多い。そりゃ心配するだろう。
 そんなわけで今日は写真のモデルにもなってもらえるし、話し相手にももちろんなってくれる。少々歩くのが遅いのが欠点だが有り難く同行してもらうことにした。
 さていつものように
まほろば菟狭館で弁当を仕入れる。当然のようにうちの奥さんは野菜や今夜のおかずに唐揚げ、遠慮がちに小さめの弁当を仕入れる。そして国東へのもう慣れた道を登山口である寺へと車を走らせる。
 バス停のある
成仏寺の前の駐車場には部活と思われる数人の学生がたむろしていた。ここにはトイレもあるので便利だ。登山口は道路を挟んで反対の少し東に歩いたところに小門牟礼城跡の標識が奥に見える。ここで「おどむれ」と言う名が出てくるが小門山を「おどむれ」とも読むようだ。どうして「牟礼」を使わなかったのか気になるが、先に進もう。山頂までは城跡の標識があるので迷うことはないだろう。林道らしきところから鞍部に出るとそこから「14まがり」と名が付いたジグザクの急登が始まる。所々、倒木や崩落で難所があるので慎重に進む。あと1まがりまで来るとホッとする。目の前に構造物が現れ視界が開ける。フェンスを右に行くが倒木で道が塞がれている。左に回り込み歩きやすいところ見つけて山頂に。山頂には城の説明板がある。読むと「小門山」は「しょうもんざん」とふりがながある。おそらく城の名が知れ渡ったため「おどむれ」と呼んだのではないだろうか?ま、どうでも良いか・・。さて展望は抜群で姫島も近く見えた。(写真は霞んで写らなかった)ランチを楽しんでいると子ども連れの家族が登ってきた。この山に登るとは・・・・。ランチと展望を楽しんで鞍部まで滑落しないように慎重に下山する。鞍部から今度は御所の陣跡へと北へ進路をとる。ここからは赤テープが頼りだ。わかにくい箇所が何度かある。地図と睨めっこしながらきれいな尾根道を楽しみながら進む。桜の木が点在している広い場所に出るとそこが御所の陣とわかる。テレビや映画で見た戦国時代を思い浮かべる。ここからずいぶんと昔からあったであろう道が続く。そして巨石の横を過ぎると林道に出る。林道歩きは長いが連れがいるとそれも飽きない。T字路にぶつかると広大なキュウイ畑がある。もう実がないので収穫を終えたようだ。車道に出て出発点までもうひとふんばりだ。今日も山に自然に家内に感謝!!
■コースタイム
 成仏寺P-(30分)-林道-(20分)-鞍部-(35分)-山頂-(25分)-鞍部-(50分)-御所の陣跡-(20分)-林道-(30分)-車道-(5分)-成仏寺P※休憩時間含まず。全行程で5約時間。距離8.1km 標高差410m
今回のコース(クリックで拡大)
成仏寺(10:04)
バス停とトイレがある
駐車場の前のお寺のちょっと右手が入口 小門牟礼城跡へ かみさん登場
お墓の横を通る T字路は右へ 小門牟礼城跡への道標
石畳がある 荒れた道を進む 植林帯と雑木林の間を歩く
道標がある 巨石 林道に出ると右に開けた場所があった
林道から道標の通り尾根に取り付く でかい きつい
植林帯を抜け自然林に 結構急斜面 おっ!鞍部が見えた
ここが分岐点 まずは山頂へ 14曲がりが始まる
まだまだ 難所がいくつかある ここも
あと3まがりだ! 急だ 電波塔が見えた
右から行くか左から行くか・・・・ 山頂に到着 説明板がある
東側の展望 記念に 西側には両子山
子ども連れの家族が登ってきた 往路を降り 鞍部に戻る
鞍部から御所の陣方面へ(12:45) 岩壁の横を通過 谷から尾根へ
尾根に登ると少し尾根を降る 露岩が見える この辺が迷う
なんとなく踏み跡がある 岩壁の横を通過 尾根を歩く
二重のテープは要注意 きれいな尾根だ 景観を楽しむ
オモト(万年青) 振り返ると小門山の頂上部 すごい木だ
気になる木 ところどころ展望が この辺りも迷いやすい
広い場所に出る 尾根が二つに分かれるが左へ すごい木
ヤセ尾根になる 歩きやすい なかなか良い尾根だ
御所の陣跡、桜の木がたくさんある 石柱かな? 昔からの道だろう
マユミの紅葉かな? 巨石には人工的に削った跡がある 林道に出る(14:03)
幼稚園バスが捨てられている ・・・・入口とあるが 紅葉の終わりがけもいい感じだ
未だ新しいコンクリートの道 再び砂利道 T字路は左に(14:20)
キュウイだ! キュウイ畑が続く コンクリートの道は足が痛くなる
山神社・・・「やまのかみしゃ」や「やまじんじゃ」と読むらしい 行くときはこの標識が裏側だったので見えなかった 無事駐車場に(14:52)
 
   
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