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2020/12/6 屋山(543.3m)・長岩屋(219.9m)〜岩竹山(249.6m) 大分県国東半島 |
国東の山巡り |
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▲長安寺の紅葉 |
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令和2年12月6日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前7時00分頃(自宅)
■メンバー:単独
「国東半島山ガイド(豊嶺会編)」を参考に始めた国東山巡り、しかし今年は新型コロナウィルス感染症のおかげで4月に緊急事態宣言が発令され、その後も不要不急の外出を自粛することとなった。ちょうど登山には良い季節だったが・・・・・。一旦落ち着いたが、暑い時期の国東は避けたい。そしてようやく国東山巡りが再開できた。しかし、再び感染者が増え、これから思うように山に行けるかどうか・・・・。ま、元々急ぐことではないのでゆっくりと歩いて行こう。
そして今日は約9ヶ月ぶりに国東に出かけることにした。今回は、山城があった屋山(別名「八面山」)、そして川を挟んで反対側の低い山「長岩屋」と「岩竹山」を歩く。
自宅を出発して東九州道は宇佐I.Cで降りる。早朝から営業している「まほろば菟狭館」で弁当を仕入れる。ここの弁当は種類が多く値段も安くてうまい。私のお気に入りだ。国東に入ると両子山や天念寺方面へと車を走らせる。もう何度も通った道だ。長安寺への案内板に導かれ駐車場に辿り着く。
ー屋山ー
広い駐車場にはトイレもある。早速準備を整え出発。まずは安全祈願と思いお賽銭を投げ入れる。すると奥からおばあちゃんが出てきてお礼を述べられる。私は「帰りにまた寄るね」と言って歩き出す。境内の紅葉は見頃を過ぎたと言うが私には最高に美しく見えた。仁王像の建つシャクナゲに囲まれた石段を上ると細いコンクリートの道に出る。石段はそれから先もあるので登り切ると国東塔(県指定有形文化財)が、ひっそりと鎮座していた。コンクリートの道に戻り、道なりに歩いて行く。シャクナゲの咲いているときを想像するととても華やかな道で大勢の人で賑わっている様子が浮かぶ。道は次第に荒れ、行き止まりは広場になっていて展望が良い。屋山城の鳥瞰図もあって面白い。ここから急斜面の登山道だがあっという間に登り切る。別名八面山と言うが中津の八面山と同様、台地が伸びている。山頂も平らな場所で標識がなければ通り過ぎてしまうだろう。右手は東の展望、左手は北西の展望と楽しみながら台地の先端であるショウケが鼻に向かう。踏み跡はほとんどないが行けるところまで行くと切れ落ちた狭い場所から展望が広がる。標識はないがおそらくここがショウケが鼻だろう。そう言えば中津の八面山の頂上も「ショウケの鼻」とあった。中津の八面山は別名「箭山」と書いて「ややま」と読む。興味深い。さて山頂に戻り記念写真を撮ったら下山だ。途中で一人だけ登山者とすれ違う。寺に戻るとおばちゃんが「早かったね」と声をかけてくれた。今年はコロナで参拝する人が激変しているとのことだ。足腰に効くというお守りを買ってお参りをする。駐車場に戻り、次は長岩屋・岩竹山へと車を走らせる。地形図には未だないきれいな舗装道を走ると奇峰が見えてきた。天念寺耶馬だ。道はUターンするようにして天念寺手前の駐車場に車を止める。トイレもあるとても広い駐車場だ。
ー長岩屋・岩竹山ー
さあ、登山口はどこだ?道路を挟んで反対側にあると言うが、「ん?何か光っているぞ」と近づくと小さな標識があった。その横に笹のトンネルがあるのでここが登山口のようだ。すぐにお墓があって右へ谷へと赤テープを見つけながら歩く。巨石で谷は二つに分かれるが左に進む。昔は段々畑だったのか、樹林の中に石垣がたくさん現れる。谷を詰めていると途中で赤テープが左の尾根に向かっている。二重に巻かれたテープがあるのでわかりやすいが、このテープはいつなくなるかわからない。ただ、右手の尾根に取り付けば何とかなりそうだ。尾根に取り付いてすぐに最初のピークだがここでは北西へと進み一登りすると三角点がある長岩屋の頂上に着く。ここまで赤テープがなかったらわかりにくいルートだ。 ここで朝仕入れた弁当を食べ出発する。稜線歩きの始まりだ。アップダウンはあまりなく細い尾根道が続くが広くなると踏み跡がなくなる。方向を間違わず赤テープを追って進む。 道が分かれるところが2ヶ所あったがどちらも左に進めば良いとガイドブックにあるのでそれに従う。林道らしき道になってやや右にカーブする場所から斜面に取り付き、樹林帯の中を一気に登り薄暗い岩竹山の山頂に着く。全く展望もなく「ここが山頂?」と言う感じだ。帰路は往路を戻るが長岩屋の手前で右に巻き道がある。入り込むと飛び出た場所に岩場がってここから展望が開けている。これもガイドブックのおかげだ。このルート、唯一の展望所なのでここを立ち寄らないともったいない。無事登山口に着くと駐車場には2台車が停まっていたが、いずれも観光のようだ。少々わかりづらいルートだった。地図とコンパスはもちろんのことスマホのアプリで現在地がわかるのが有り難い。なお、電波状況は良好であった。今日も山に自然に感謝!!
■コースタイムはこのページの一番下 |
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今回のコース(クリックで拡大) |
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まほろば菟狭物産館(8:02) |
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舗装された割と広い道路だ |
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長安寺駐車場(8:43) |
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屋山城跡の説明板 |
しっかりした案内表示 |
安全祈願をして行くか |
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仁王像が迎えてくれた |
石段を上がる(9:05) |
真っ赤だ! |
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国東塔(県指定有形文化財) |
コンクリートの道を歩く |
シャクナゲがたくさん植えられている |
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屋山城跡の標識 |
道は次第に荒れてくる |
行き止まりは広場で展望も良い、城の鳥瞰図もある(9:26) |
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遠くに鶴見岳と由布岳が見える |
急斜面を真っ直ぐに登る |
登り切ると広場に出るがここも城跡だろう |
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三角点だ |
地籍図根三角点とある |
木を見ると風の強さがわかる |
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巨石が点在すると山頂(とりあえず山頂は素通り) |
河野貞八が建立したと言う石灯籠(9:44) |
北側は周防灘 |
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石碑がある |
北西には、猪群山、ハジカミ山、尻付山などが見える |
北東には両子山、手前に並石ダム湖 |
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▲ショウケが鼻からの眺め、国東半島中央部の峰々が一望できる |
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ショウケが鼻に立つ(9:55) |
両子山などを眺めることができる |
拡大してみると露岩が見えて大迫力 |
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往路を戻る |
東側の展望 |
山頂に戻り記念写真(10:05) |
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急斜面を降る・・・ここで登山者1名と離合する |
広場が見えてきた |
林道を戻る |
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残り少ない紅葉を楽しむ |
きれいだなぁ |
シャクナゲに囲まれた石段を降りる |
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赤く染まった景色がなんとも言えない |
絵になる寺であった |
ここからの眺めも良い |
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無事駐車場(10:39) |
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最近出来た道路のようだ |
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天念寺の辺りの奇峰 |
天念寺手前の駐車場に停める |
駐車場の前の道路の反対側が登山口 |
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脇に小さな標識 |
谷へと右に進む |
倒木で道がよくわからないが谷間を進む |
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巨石にぶつかると左へ |
石垣が点在する |
赤テープが結構ある |
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この辺りから右手の尾根に取り付く |
赤テープの二重巻きがあった |
尾根に取り付く(11:18) |
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すぐに長岩屋の頂上(11:27) |
両子山がわずかに見える |
ここでランチ、豪華な弁当で満腹 |
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先ほど歩いた屋山も見える |
記念に・・・・11:45出発 |
気持ちの良い稜線歩き |
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ヤセた所もある |
道が分かれるが左へ |
栗がたくさん落ちていた |
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落ち葉でフカフカの道だ |
道は広くて道がない |
鹿除けか |
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またまた道が分かれるがここも左 |
林道らしき道を歩く |
林道から外れ左の斜面に入る(12:09) |
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はっきりとした道ではないので赤テープを頼る |
岩竹山到着(12:15) |
往路を戻る |
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山腹を巻いてショートカット |
このルート唯一の展望所(12:48) |
屋山が見える |
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岩場に立ってみた |
いい眺めだ |
巻き道を進む |
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往路を下る |
登山口 |
無事駐車場(13:09) |
■コースタイム
<屋山>長安寺P-(25分)-林道終点展望所-(15分)-山頂-(10分)-ショウケが鼻-(10分)-山頂-(12分)-林終点展望所-(15分)-長安寺P
※全行程で1.5時間 距離4.1km 標高差263m
<長岩屋・岩竹山>P-(23分)-長岩屋頂上-(26分)-岩竹山頂上-(30分)-展望所-(18分)-P
※全行程で約2時間 距離3.67km 標高差160m |
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