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令和4年3月27日(日)晴れ
■出発時間:午前7時00分(小倉南区津田付近)
■メンバー:10名
アタック山の会としても私個人としても九州オルレを歩くのは初めてだ。オルレは韓国の済州島から始まったと聞くが、いつの間にかあちこちでオルレのマークや馬の形をした「カンセ」を目にするようになった。福岡県では現在6ヶ所のコースがあって今回の宗像大島は福岡県内で最初のコースらしい。
いつもの集合場所から都市高速を利用し、宗像は神湊港より渡船に乗船。団体旅行の気分でテンションが上がる。それに久しぶりの船旅だ。幸い海も荒れてなく乗船時間も短いので船酔いするメンバーはいなかった。大島港に着くと点呼をとって出発。中津宮で参拝して御嶽山(みたけさん)へ。登山口でようやくオルレの表示を目にする。きつい階段を上り広場に出ると鳥居があって御嶽神社の神殿が山頂のようだ。鳥居の前は展望台、目の前に広がる海を一望千里見渡せる。なんとも贅沢なことだろう。展望台から樹林帯の広い道を下る。途中で展望が開け風車や微かだが沖ノ島も見ることができた。桜は満開で青空にとても映える。車道に出て再び山道を抜けると整備されたきれいな道が草原の丘へと伸びている。その先には風車が見えてこれまた素晴らしい展望だ。風車展望所で少々遅いランチを賑やかに過ごす。テーブルとベンチの屋根は骨組みだけ。よっぽど風が強いから骨組みだけになったとか、会話が弾む。空を見上げると鳶が回っていた。「そっか、この骨組は『鳶避け』ではないだろうか」最近の鳶は人間が食べている弁当をもかっさらって行く。ランチを終え、砲台跡、そして今まさにロシアのウクライナ侵攻で緊張している日々、皮肉にも砲台跡の隣には「日露戦争日本海戦慰霊碑」があって日露の友好の証となっている。ロシアの脅威を語り合って再び歩き始める。乗馬クラブを過ぎて再び山道を抜け、沖津宮遙拝所でうっすらと沖ノ島を見つけ、道路を賑やかに歩く。民家を抜けて目の前に海が見えると一目で夢の小夜島だとわかる小島が目に入る。きれいな砂浜にぽつんと浮かぶ「島」と言えるほど大きなものではない。砂浜を見渡せる場所に大島交流館がある。館内を見学させていただく。映像を見たりしてこの島の歴史などを学ぶ。港には直売所があるので立ち寄る予定で時間配分をしていたが、これは残念、午後3時で閉店していた。乗船時間より1時間近く早く到着したが、売店でお土産を買ったりしてあっという間に時間は過ぎた。帰りの船では全員甲板の上で島が小さくなってゆくのを眺めていた。今日も自然に地元の人に仲間に感謝!!※距離12.9km 全行程で5時間45分かかりました。 |
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