|
令和5年7月15日(土) 天気 雨のち晴れ
■出発時間:6時36分(東京駅)
■メンバー:私と家内
昨夜から雨は降り続いたようで朝食時には至仏山登頂を半ば諦めかけていた。しかし、朝の観察会に参加しようと出かけた時に家内が「やっぱり行こう」と言い出した。私にとっては嬉しい言葉で雨で不安はあったがすぐに賛同した。ところで私が「雨で不安」だと思っているのは蛇紋岩である。とても滑りやすいと聞いている。未だ蛇紋岩を見たいことがない私にとっては未知の世界なのでどの程度なのかわからない。ただ、滑り止めを持参しているのでいざという時は装着すれば良い。私たちは早速小屋に戻り、ザックを背負って出発。計画より1時間近く遅い出発だ。雨は小雨になってきた。狭い登山道は沢のように水が流れてくる。他の登山者から次々に追い抜かれ、頂上まで半分ほど来た。家内は「5分進んでは休み」の繰り返しなので一体頂上までどのくらいかかるだろうかと心配になる。雨も止み暑いので雨具も脱ぎ。花々を見ては息をつき、途中で腹ごしらえをしたりして約5時間かけて至仏山頂上に着いた。通常のコースタイムは3時間なので2時間も超過した。(もちろん私の計画では4時間みていたのだが)頂上に着くとあまりゆっくりもせず、先に進む。小至仏山までは快適な稜線歩き。家内は、「降り」は他の人と同じくらい早く歩ける。空は青空が覗く、そうなると紫外線の強さを感じる。展望を楽しみ小至仏山(こしぶつさん)に到着。頂上は岩の上なので登山者はほとんど写真を撮って通過する。小至仏山からさらに進むと尾根の先端から急降下するように左(東)に道は折れる。岩場を降ると木道歩き。斜面には高山植物。特に初めてのオゼソウはムーミンに出てくる「ニョロニョロ」のようで今にも動きそうだった。時計を見ると14時30分。登山地図を見ると通常の人で未だ1時間30分はかかる。「急ごう」と家内に声をかける。もちろん岩場などは怪我しないように慎重に進むが木道は結構歩きやすい。そのおかげで予測していた時間よりも早めに登山口に到着。家内が後半戦よくがんばったおかげだ。鳩待峠の乗合いバスは最終が16時40分。私たちは16時に着いてトイレの前で登山靴の土を洗い落とし、バス乗り場に向かう。すぐに乗合いタクシーに乗車しほっとするが、問題は未だある。戸倉から上毛高原行きのバスは既にないのである。戸倉から沼田までのバスは未だあるが、それに乗ってJRを乗り継いでゆけば今夜の宿に着くことはできるが・・・・スマホで調べると宿に着くのは20時頃になりそうだ。家内は、乗合タクシーのドライバーさんと交渉してそのまま「タクシー」として上毛高原まで走ってもらった。大出費となったが、旅館の夕食に十分間に合った。温泉に浸かり、豪華な食事に今回の旅を振り返りながらゆっくりと過ごすことができた。明朝はアクシデントもあったが、上毛高原駅から東京に戻り新幹線で家路へと向かった。今回も自然に山に地元の人に家内に感謝!!!
■コースタイム(山行にはなりません)
山の鼻-(4時間30分)-至仏山頂上-(45分)-小至仏山-(1時間40分)-鳩待峠 ※休憩時間含まず。全行程で約8時間
■アクセス
JR上毛高原駅から戸倉までは、路線バスで約2時間。戸倉から鳩待峠は自家用車乗り入れ禁止のため乗合いバス又はタクシー(1000円)で約30分。 |
|