2023/7/14〜15 尾瀬ヶ原・至仏山
1日目・・・鳩待峠〜山の鼻〜尾瀬ヶ原散策 2日目・・・山の鼻登山口〜至仏山〜小至仏山〜鳩待峠
2日目
 令和5年7月15日(土) 天気 雨のち晴れ
 ■出発時間:6時36分(東京駅) 
 ■メンバー:私と家内
 昨夜から雨は降り続いたようで朝食時には
至仏山登頂を半ば諦めかけていた。しかし、朝の観察会に参加しようと出かけた時に家内が「やっぱり行こう」と言い出した。私にとっては嬉しい言葉で雨で不安はあったがすぐに賛同した。ところで私が「雨で不安」だと思っているのは蛇紋岩である。とても滑りやすいと聞いている。未だ蛇紋岩を見たいことがない私にとっては未知の世界なのでどの程度なのかわからない。ただ、滑り止めを持参しているのでいざという時は装着すれば良い。私たちは早速小屋に戻り、ザックを背負って出発。計画より1時間近く遅い出発だ。雨は小雨になってきた。狭い登山道は沢のように水が流れてくる。他の登山者から次々に追い抜かれ、頂上まで半分ほど来た。家内は「5分進んでは休み」の繰り返しなので一体頂上までどのくらいかかるだろうかと心配になる。雨も止み暑いので雨具も脱ぎ。花々を見ては息をつき、途中で腹ごしらえをしたりして約5時間かけて至仏山頂上に着いた。通常のコースタイムは3時間なので2時間も超過した。(もちろん私の計画では4時間みていたのだが)頂上に着くとあまりゆっくりもせず、先に進む。小至仏山までは快適な稜線歩き。家内は、「降り」は他の人と同じくらい早く歩ける。空は青空が覗く、そうなると紫外線の強さを感じる。展望を楽しみ小至仏山(こしぶつさん)に到着。頂上は岩の上なので登山者はほとんど写真を撮って通過する。小至仏山からさらに進むと尾根の先端から急降下するように左(東)に道は折れる。岩場を降ると木道歩き。斜面には高山植物。特に初めてのオゼソウはムーミンに出てくる「ニョロニョロ」のようで今にも動きそうだった。時計を見ると14時30分。登山地図を見ると通常の人で未だ1時間30分はかかる。「急ごう」と家内に声をかける。もちろん岩場などは怪我しないように慎重に進むが木道は結構歩きやすい。そのおかげで予測していた時間よりも早めに登山口に到着。家内が後半戦よくがんばったおかげだ。鳩待峠の乗合いバスは最終が16時40分。私たちは16時に着いてトイレの前で登山靴の土を洗い落とし、バス乗り場に向かう。すぐに乗合いタクシーに乗車しほっとするが、問題は未だある。戸倉から上毛高原行きのバスは既にないのである。戸倉から沼田までのバスは未だあるが、それに乗ってJRを乗り継いでゆけば今夜の宿に着くことはできるが・・・・スマホで調べると宿に着くのは20時頃になりそうだ。家内は、乗合タクシーのドライバーさんと交渉してそのまま「タクシー」として上毛高原まで走ってもらった。大出費となったが、旅館の夕食に十分間に合った。温泉に浸かり、豪華な食事に今回の旅を振り返りながらゆっくりと過ごすことができた。明朝はアクシデントもあったが、上毛高原駅から東京に戻り新幹線で家路へと向かった。今回も自然に山に地元の人に家内に感謝!!!
■コースタイム(山行にはなりません)
 山の鼻-(4時間30分)-至仏山頂上-(45分)-小至仏山-(1時間40分)-鳩待峠 ※休憩時間含まず。全行程で約8時間
■アクセス
 JR上毛高原駅から戸倉までは、路線バスで約2時間。戸倉から鳩待峠は自家用車乗り入れ禁止のため乗合いバス又はタクシー(1000円)で約30分。
 
昨日と本日のルート(地図をクリックで拡大)
観察会に参加しようとしたが
一旦小屋に戻りザックを背負って出発(8:04)  
湿原を抜け、いよいよ登山開始(8:07) 木道だ シャクナゲがまだ咲いている
面白い樹だ 急登だ もうきつい
石だらけ 赤いのはカエデの実 ウォオ!
燧ヶ岳と尾瀬ヶ原を背に 何と登山道にモウセンゴケ ずいぶん高度を上げた
岩だらけ いやー眺めは最高 鎖場
木の階段が有難いと今回は思う 雨は上がった 高天ヶ原付近(12:00)
山頂は近い コバイケソウの花がたくさん 至仏山頂上に到着(12:51)巻機山などが望める
岩の上から谷を除く 北西側の眺め 家内と
オオシラビソだ! なかなかスリルある 頂上直下部
至仏山頂上部を振り返る 目の前に小至仏山 晴れてきた
蜜がよっぽど美味しいのかな ガレ場ザレ場 ホシガラス
前のピークが小至仏山 振り返る 小至仏山頂上(14:06)
西側の眺め
笹ヶ岳、奧に武尊山が見える 木道が続いている 結構滑り安く難所
迫力ある 歩きやすい 樹林帯に入る
湿原、池塘もある 樹が大きい この辺りから急いで歩く
鳩待峠まで1km(15:40) しばらくこんな道 無事登山口
鳩待峠から乗合いタクシーで戸倉まで
戸倉から上毛高原へタクシーで移動(大出費?)
鳩待峠着(15:56) みなかみ町の某旅館で豪華な夕食
至仏山の花々
クルマユリ(葉から判断)  ホソバヒナウスユキソウ  ニッコウキスゲ
   イワシモツケ オオバギボウシ 
 ギボウシだらけ  花がいくつもついている?  ダイモンジソウ?
    コメツツジ 
  ヨウラク   シブツアサツキ(至仏浅葱)ユリ科ネギ属
 リンドウ  ニガナ  ウサギギク
 チングルマの綿毛  ハクサンシャクナゲ タカネシュロソウ
 イブキジャコウソウ アップで   ジョウシュウアズマギク
エゾヨツバシオガマ   タカネナデシコ もう終わりのよう
   タカネバラ ベニサラサドウダン 
   コバイケソウ  タカネツメクサソウ
 キンロバイ  アップで  チングルマ・・・・未だ花が残っていた
 オゼソウ アップで  イワカガミ 
たくさんの花に出会えた旅でした
 ゴゼンタチバナ    
     
   
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