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令和2年3月1日(日)天気 曇り
■出発時間:午前8時00分頃(小倉南区津田付近)
■メンバー:10名(男性6名女性4名)
アタック山の会の2月例会登山は英彦山の予定だったが天候が荒れる予想のため中止にした。そして案の定、日本列島は低気圧に挟まれた。アタック山の会は、雨天で中止することはないが雨風が強い場合や雷雨はやはり危険であるため中止もある。その判断をするまでは、いつも悩み苦しむが、それもメンバーとの信頼関係があるのでやっていける。
さて その穴埋めではないが、家内と先々週に歩いた大法山の梅林公園の梅の花がおそらく見頃を終えているかも知れないが、何とか間に合うのではないかと臨時山行を企画した。梅林公園は3月8日まで観梅会があると聞いていたので露店なども出て賑やかだろうとてっきり思っていた。
ところが、前日ネットを確認してみると新型コロナウィルスのため2月29日(土)で終了とのこと。何とここまで影響が・・・・そしてよりによってこの山行の前日までとは・・・・。
そのおかげか、駐車場は少ない。しかも雨模様で登山者も我々だけのよう。梅は残念ながらほぼ終わり。それでもわずかに残った梅の花から甘い香りがする。梅目当てのメンバーはどうもいないようで登山開始。前回私が歩いたコースを再び歩くが今回はメンバーのU氏が参加しているので植物をじっくり観察しながら進むことができる。まず、驚いたのは「ウドカズラ」、とても珍しいそうだ。確かに前回これを見て『変わってるなあ』と家内と話したことを思い出す。U氏の説明では、ただの変わった蔓かと思っていたら何と絶滅危惧種とのこと。ま、これを盗掘する者はいないだろうから自然に減っていったのであろう。
次は「バクチノキ」、これは珍しい木だということは説明板があるので誰でもわかる。でもU氏がまたまた詳しく説明してくれる。この木はとても賢い木で蔓に抱きつかれても皮を自から落として絡まれないようにするとのこと。しかもこの辺りはなぜか温暖地の植物が多いらしい。
白馬山から三高山までピストンし、大法山へ。表現は適切ではないが、鈴なりのキクラゲを見て驚く。大法山から岩場を通過し、展望台で昼食。何とかガスの間から英彦山と鷹巣山を見ることができた。
昼食を終え、道標はないが鬼子母神へと降る。昨日の雨でぬかるんでいて滑りやすい。鬼子母神手前の谷間は前回涸れ沢だったが今日は沢になっていてこれまた滑りやすい。鬼子母神堂からさらに谷間を降り、車道に出て途中から再び登山道へと入り、山腹を巻く。この辺りもウドカズラがたくさん見られる。公園に出て無事下山。その後、カッホー馬古屏、寒北斗酒造に立ち寄り、道の駅香春で精算をして出発地点に無事到着。今回初めて山の会で作った横断幕が3回も使用でき大活躍であった。
今日も自然に山に仲間に感謝!!
■コースタイム
公園登山口-(10分)-奥の院-(25分)-白馬山-(3分)-三叉路-(20分)-三高山-(35分)-大法山-(17分)-第一展望所-(20分)-鬼子母神堂-(10分)-車道-(35分)-駐車場※休憩時間含まず。全行程で約3.5時間でした。歩行距離4.92km、標高差194m |
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