2017年5月19日〜5月20日 丹沢(1567m)
「 富士山満喫登山」
ヤビツ峠〜〜塔ノ岳(1491m) 〜丹沢山(1567.1m)〜鍋割山(1272m)〜大倉
2日目 塔ノ岳〜丹沢(往復)〜金冷シ〜鍋割山〜後沢乗越〜二俣〜大倉バス停
▲朝焼けの富士山(塔ノ岳より)
 
 ▲塔ノ岳と丹沢山の稜線にて
前日へ
 午前4時、周りの音で目が覚める。結局、同じ枠で寝ていた人は、私よりも先に床に入り、先に出発したようで誰かわからないままである。
 既に外は明るくなってきているのでダウンジャッケトを着て小屋から出る。
 東から日の出を待つ人がたくさんいるが、私は富士山が気になる。
 薄っすらと雪化粧した美しい富士山が、徐々に姿を現す太陽と共にピンク色に染まってゆく。何とも素晴らしい景色だろうか。
 感動の約30分を終え、昨日、宴会を共にしたメンバーと朝食のおでんを食べる。
 そしてモタモタと準備をしていたため、ろくな挨拶もできずに早々に小屋を出発することになった。
 まずは、丹沢山まで往復だ。アップダウンはあるが、富士山を見ながらのきれいな縦走路でとても気持ちの良いルートだ。
 丹沢山頂上には、やはり山荘がある。そこで宿泊したと思われるグループが出発準備をしていた。蛭ケ岳から来たと言う常連の方と会話して往路を戻る。
 塔ノ岳への最後の登り返しはきつくてつらい道程であった。
 再び塔ノ岳へ。記念写真を撮って360度の大パノラマに未練を残し、鍋割山へと降り始める。ここからは木の階段が続くので足に堪える。
 富士山が時折樹木の間から姿を見せてくれるので何だか見守られてるような気分になる。「金冷シ」と言われる分岐点がある。帰宅して調べると肝を冷やす意味のようで「きんひやし」と言うことだそうだ。特に怖いところではないのだが・・・・ま、面白い名を付けるものだ。
 丹沢最高峰の蛭ケ岳の堂々とした姿を見ると「あそこまで行けばよかった」とついつい欲が出てしまう。しかし、そこまでの体力は今の自分にはなさそうだ。
 鍋割山に着くとたくさんの登山者が、有名な鍋やきうどんを口を尖らせながら食している。
 1杯1000円なのだが、次から次へと客が来る。こりゃ荷揚げが大変だろうなと余計な心配をする。
 トイレ(チップ制)を済ませ、念のためポカリを買って下山開始。多くの登山者が登ってくるため離合するのが大変だが、前にいた女性二人に助けられ(同じグループと思われて)登りの人が結構待ってくれた。そのおかげで計画通りに林道に出れた。
 林道に出るともう珍しい景色も花もないので鼻唄交じりで歩く。
 ゲートにぶつかると再び登山道のような道になるが、ネット(鹿避け?)をくぐって舗装道に出ると畑が広がる道に出て民家が増えてくるとレストハウス(どんぐりハウス)がある大倉のバス停に出る。ここまで来ると暑さは夏のようで汗を流してビールでも飲みたい気分だが、すぐにバスが来たので乗車した。
 渋沢駅までは30分程度で着く。汗だくなのでトイレを借りて着替えを済ませ、小田原まで行き、遅い昼食をとって新横浜まで戻って新幹線に乗り込む。慌ただしく乗り込んだが、疲れが出たのか1時間ほど熟睡したようで夕方には小腹が空いて買い込んだつまみと携帯用のワインで声には出さず「乾杯!」
 今回の山行では、絶景ももちろん素晴らしかったが、それにプラス山小屋で知り合った人人たちとの楽しいひと時が良い思い出となった。
 今回も山に自然に地元の人にそして出会った人に感謝!もちろん留守番をしてくれた家内にも感謝!!
 ■コースタイム
 塔ノ岳-(70分)-丹沢山-(20分)-竜ケ馬場-(45分)-塔ノ岳-(15分)-金冷シ-(24分)-二俣分岐-(3分)-鍋割山-(40分)-後沢乗越-(35分)-二俣-(70分)-大倉バス停※休憩時間含まず。全行程で約7時間でした。距離17.9km 高低差1280m
本日のコース(クリックで拡大)
 
 右上は「月」
 薄っすらと現れてきた(4:15)
日の出を待つ登山者 (4:32) きれいだなぁ 正面が丹沢山 
 朝はいつも「おでん」とのこと(5:10) 富士山が良く見える   山荘を出発(5:45)
急な下り坂 おっ!イワザクラだ! コイワザクラ(小岩桜)
奥は蛭ケ岳だろうか? マメザクラが咲いている 気持ちの良い稜線歩きだ
木の梯子が見える 私です 富士山を眺めてます
快適に歩く 元気良く見えるスミレ アップダウンしながら進む
丹沢山まで1.5kmとある 正面の先に丹沢山 富士山を眺めながら歩ける
木段が見える 振り返る 木道の上で富士山を眺める登山者
振り返ると尖った所が塔ノ岳 富士山満喫コースだ 木道が続く
丹沢山の隣の不動ノ峰 桜満開 丹沢山頂上にある「みやま山荘」(6:56)
丹沢山1567.1mとある 記念に 富士山と
富士山と石仏 往路を戻る・・塔ノ岳を目指す(7:12) 振り返る
振り返る 竜ケ馬場と言う場所らしい(7:34) 大山が見える
きれいだ 振り返る ツルシロガネソウが今日もたくさん見れた
尊仏山荘が見える これも良い これも
岩場を登り 再び塔ノ岳(8:23) 富士山ともう一度(赤シャツの人は知らない人)
お世話になりました 西へ鍋割山を目指す 木段が続く
鞍部に着く リンドウが咲いていた 時折、富士山が見れる
ルンルン気分で歩く 「金冷シ」と言われる場所だが・・・・・?(8:45) シジュウカラが目の前に
尾根は細くなる 何度見ても 可愛い花だ
バイケイソウの群生 登山度以外は歩かないように ちょっと気持ち悪いカエデの葉
きれいな樹林帯だ 富士山が時々見れる ブナの木も多い
塔ノ岳から伸びる尾根 新緑がきれいだ 二俣分岐(9:09)
気持ちの良い尾根歩き 東側の景色 群生している
登山者が少なく静かな歩きだ 蛭ケ岳 お!富士山
丹沢山から伸びる峰々 後沢乗越1.7kmとある(鍋割山頂上) 鍋割山頂上(9:43)
富士山を眺めながらのんびりとしている 鍋焼きうどんは諦めて下山開始(9:53) ここもソーラーが
アセビが多い 植生保護のためロープが張られている 富士山ともお別れだ
ミツバツツジが見ごろ 多くの登山者と離合する 満開だ
急斜面の尾根を降る ヤマツツジも咲いていた 後沢乗越から左に折れる(10:34)
山腹を歩き 木の梯子を通過 川原を通過
杉林を歩く 大倉まで結構ある 川原に出る
川原を歩く 山火事用心の赤い幕が見える 鍋割山から2.4kmの地点(10:55)
林道らしき道に出る 崩れた場所には梯子が こんな道が続く
二俣付近(11:12) 日本山岳連盟の創設者「尾関廣先生」の銅像  戸川公園との分岐点(11:19) 
 振り返って見上げる。鍋割山はどこだ? 砂利道が続く  芝生の広場との分岐(11:28) 
コンクリーの道から再び砂利道へ   ゲートから左へ  再び登山道?ネットをくぐる(12:18)
住宅地に出る(12:23)  レストハウスのある大倉バス停(12:29)  渋沢駅(12:56)
感動の2日日間でした。感謝!
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