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令和3年7月25日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前6時30分頃(小倉南区津田付近)
■メンバー:7名(男性4名、女性3名)
猛暑の真っ只中、できるだけ標高の高い山が涼しいはずである。今回は広島県と言っても山口県の境目にあって山口県の山として有名な寂地山(じゃくちさん)の隣に位置する冠山を歩く。冠山と言えば全国に同名の山はそれこそヤマほどあるかもしれないが、そこはわかりやすく吉和冠山と「吉和」を頭につけて呼ばれている。吉和は昔「吉和村」と言う村があったそうだ。また、別名「安芸冠山」とも呼ばれているそうだ。実は標高は広島県では恐羅漢山についで第二位とのこと。標高はまあまあ高いので少しは涼しいだろうが、何しろこのところの異常な暑さ、体調を心配してか参加者はドタキャンが多く、わずか7名となってしまった。
ともあれ、今回は登山口までの車の移動時間が長い。それに都市圏の緊急事態宣言のためETC休日割りが適用されないので交通費も高い。それでも3ヶ月ぶりの例会登山は、久しぶりに仲間に会えることが楽しみだ。
小倉東I.Cから高速道を走り、王司PAで休憩して中国自動車道では降り口の吉和I.Cの手前の吉和SAで休憩する。久しぶりの中国自動車道だが、工事規制で片側一車線が続くので運転しづらい。吉和I.Cから方向的には少し山口県側へ戻り松の木峠へ。以前、スキー場跡に駐車した記憶があるが、現在駐車できるような状態ではないようなので道脇に停めさせてもらった。幸い、他の登山者の車は見当たらない。松ノ木峠から松林を抜けると縞模様のないクマザサとブナ林となる。暑さは標高800mなので暑さもたいしたことはない。アップダウンを繰り返し、きれいな樹林の中を歩く。特に変化があるわけではないが、とてもきれいな樹林でカエデも多く、紅葉時期を想像するともう一度歩きたいなと思う。寂地山との分岐点から右へ進む。高低差のあまりない鞍部から登り返すと山頂に到着。ここで少々遅い昼食とする。山頂には一人の先客が休憩中だが、すぐ先の展望所ではグループが一組いて私たちが昼食をしていおる間に下山して行った。彼らは東側の汐谷から登ってきたのであろう。昼食を終えて展望所を覗くと北側の展望が開けている。山座同定を試みるが恐羅漢山を見つけることはできなかった。
下山は往路を戻るが、改めてきれいな樹林帯だと思う。とにかくこの時期にこの山にして良かった。何しろ熱中症を心配しなくてよいくらい涼しい。これはブナの保水力のおかげなのではないかとも思う。植林をする以前の日本の山は、春夏秋冬素晴らしい景色だっと想像できる。
無事登山口に着いても話が途切れることなく会話が弾んでいたが、車ではさすがに疲れたようで静かな時間が過ぎていった。今日も山に自然に仲間に感謝!!
■コースタイム
松ノ木峠登山口-(120分)-寂地・冠分岐点-(35分)-冠山頂上-(27分)-寂地・冠分岐点-(100分)-松ノ木峠登山口 ※休憩含まず。標高差約535m、全行程で約6時間でした。 |
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