2011/07/17 緩木山(1046.0m)・越敷岳(1061m)
登山口〜緩木山〜越敷岳〜登山口
2011年7月17日 天気 曇り
 ■出発時間:午前5時30分(自宅)   ※午前6時10分豊前おこしかけ着
 ■メンバー:MORIさん夫妻、信ちゃん夫妻、あこちゃん夫妻、がしんさん、私たち夫婦の9名
 遊山歩7月例会登山は、緩木山から祖母山越敷岳を周回する山中一泊登山が計画されていた。しかし、台風の影響で悪天候が予想されたため、途中で観光に切り替えようとなり、まずは原尻の滝へ。ところが降っていた雨もやみ、空は明るくなってきた。とりあえず、登山口まで行くことになった。(ここまで来られたあずきさん、KENさんはここで引き返され、とても残念でした)
 登山口に着いたのは既に10時45分。ここで祖母山は諦めて緩木山越敷岳の周回コースとなった。速やかに登山準備をして出発だ。幸い、曇り空なので暑さもほどほどである。コンクリートの林道をしばらく歩く。T字路に緩木山への道標があるので標識通りに進み砂防ダムを過ぎて右に取付点がある。杉林の中、高度を上げてゆく。大きな岩壁が多くなる。湿度が高いので汗が途切れなく出て手ぬぐいが役に立たない。緩やかな斜面から尾根に出ると石塔と道票があるので寄ってみる。確かに石の塔が立ち並ぶ。ガスっているせいもあって何だか気味が悪いのですぐに引き返す。元宮との分岐標識を見て杉林をひたすら登る。巨岩の横を通過して急登すると一旦開けるが再び杉と自然林の樹林帯の尾根道を歩く。きつい上りがいつまで続くかと思っていたらようやく越敷岳への縦走路と緩木山頂上への分岐標識が目に前に現れた。もう一息だ。急斜面を一気に喘ぐと山頂に着いた。時計を見ると12時16分。待ちに待ったランチタイムだ。家内が昨夜準備してくれた「そうめん」を喉に滑らす。残念なことに大好きなワサビを忘れてきたが、夏は冷たい「そうめん」が一番だ。12時45分、霧雨の中ランチを終えて縦走路まで下り、越敷岳を目指す。しばらく杉林の尾根歩きが続く。ブナやヒメシャラの自然林になると木の間から眺望が開ける。岩場を過ぎると立派な赤松の尾根道となる。松茸がないかと思いながら下を見ながら歩く。そんな簡単に見つかるわけがないのに・・・。樹林帯を抜け平坦な道になったところで、雨に当たりだしたのでザックカバーを着けようとすると前からツアーの団体さんが通り過ぎる。メンバーの中に知り合いがいたようで声をかけあっていた。さすが顔が広いと感心する。笹の急斜面を登り詰めると稜線に出た。左に行くと祖母山だ。多少未練があるが右(西)に進路をとる。稜線歩きは気持ちの良いものでガスがなければ、最高の景色であろう。しかし、この時期、晴れていれば炎天下だったかも知れないと思うと、このような天候でむしろ良かったのだろう。風も心地よく汗も引いてきた。14時10分、1106.8mの三角点に着く。適度なアップダウンを繰り返し、左に筒が岳が見えてきた。雨は止んで晴れ間も出てきた。目の前に大きなテーブル状の岩山が見えた。なるほどこれが越敷岳か。階段状の道を駆け上がると大きな岩壁が立ちはだかる。思わず「わー!」と声が出る。山頂へは、ぐるっと巻き道があるがどうも右からも左からも行けるようだ。先頭が右に行ったのでついてゆく。すぐに御神水がある。この水を飲むと知恵を授かると書かれている。最後の急斜面を登り詰めて15時ちょうど、山頂に飛び出た。幸い、ガスが切れて遠望を楽しめた。一休みして逆周りで岩壁の下まで降りて下山開始である。山賊の岩穴を除いて緩木神社への分岐まで戻り、そこから急斜面を降る。岩壁の横を歩くと御聖洞とある。修行の地らしい。周りが杉林となって仙人枕と言う棒状の大きな岩を見る。不思議な岩である。順調に降って林道に出た。あとは林道歩きと思ったが、途中ショートカットできそうな道があるので入り込む。予想通りで再び林道に出た。しばらく真っ直ぐ歩いて行くと今朝登って来た林道に出くわす。登山口はすぐだ。空を見るととても台風が来ているようには見えない。しかし、ここは安全第一、帰路に着くことにした。汗だくのまま4時間以上も車の中というのも気持ち悪いので一緒に同乗した来たがしんさんと温泉でも行こうと言うことになり、竹田温泉に立ち寄った。風呂あがりにノンアルコールビールとチャンポンを食べ、無事帰宅した。今日も感謝の一日であった。
 ■コースタイム
  登山口−(35分)-取付点-(25分)-石塔-(30分)-緩木山頂上-(70分)-祖母山との縦走路-(20分)-1106.8m三角点(50分)-越敷岳-(50分)-仙人枕-林道ショートカット-(10分)林道-(15分)-登山口 ※休憩時間は含くまれていません。全行程で約6時間でした。
 ■温泉
  竹田温泉「花水月」HP  入浴料大人500円   
今回のコース(クリックで拡大)
別府SAにて話し合い
原尻の滝を観光 緩木神社入口の反対にある登山口 しばらく林道歩き
ここは左へ標識の通り 登山道へと入りこむ 枯れた奇木
杉林を歩く、上部には岩壁 急登する 杉の中に緑が映える
ガスが深い 石塔とあるので立ち寄る 石塔が並ぶ
元宮との分岐 巨岩の横を通過 急に開けるが
再び樹林の中 越敷岳への縦走路分岐 緩木山頂上が見えた!
やった!山頂だ! MORIさん撮影 昼食はそうめん
越敷岳への縦走路へ 尾根を進む(左手は植林帯、右手は自然林) 気持ちの良いコースだ
少し眺めがよくなってきた ヒメシャラが多い 岩場を通過
松林の尾根道 立派な赤松林だ
東側を見ながら歩く 稜線が見えてきた 稜線に出ると祖母山との縦走路の道標
ホタルブクロ(蛍袋) カヤの中を歩く アップダウンもある
ママコナ 1106.8mの三角点 快適に歩く
越敷岳が見えた 南には筒が岳
奇木が多い これも
越敷岳山頂と登山口(緩木神社側)との分岐点 高森町への分岐点 階段状の登山道を上がると
 岩壁にぶつかるまずは右手へ この水を飲むと知恵を授かると言う御神水  山頂だ 
 MORIさん撮影 北側の眺め(九重側)  東側の眺め(祖母山側) 
山賊の岩穴  分岐まで戻り下山開始 巨木を見て急斜面を降る 
 御聖洞の横を行く   すごい岩がある 
 千人寝れそうな仙人枕 林道に出た  しばらく林道を歩くが 
ショートカットできそうなので入り込む 再び林道に出た 何か祀られている
今日はキノコをたくさんみた
 朝歩いた道と合流した お疲れでした   
ご存じタマゴダケ  これも  これも? 
帰りに温泉で汗を流しチャンポンを食べる
これはたぶん違う 竹田温泉 花水月
     
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