2014/7/20〜21 八ヶ岳(赤岳2899m) | ||
〜岩峰を仰ぎ スリリングな登りを楽しむ〜 | ||
1日目 | ||
美濃戸口〜北沢周り〜赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵尾根〜地蔵の頭〜赤岳展望荘(宿泊) | ||
▲地蔵尾根から赤岳・中岳・阿弥陀岳を望む | ||
▲赤岳展望荘付近から地蔵ノ頭、二十三夜峰等を見る | ||
2014年7月20日(日) 天気 曇りのち雨 昨日は霧ヶ峰を歩いた。ちょうど下山する頃に雷が鳴り出し、バスに乗車する頃には大雨となった。今日は、八ヶ岳だが、おそらく同じように昼ごろには雷雨になるだろう。 そこで当初計画していた硫黄岳・横岳経由のコースを変更し、昼ごろに山荘に到着できるように地蔵尾根を直登することにした。 ■出発時間:午前6時40分(茅野駅) ■メンバー:単独 どんよりとした曇り空を見ながら昨夜お世話になった宿から茅野駅に向かう。 早い時間に寝床に入ったが、周りの音が響いてどうも眠い。やはりビジネスホテルにすれば良かったと後悔するが・・・・・。 バス亭で登山者が並んでいることを想像していたが、バスが来ても私と軽装の男性一人であった。何か間違ったか、それとも何かあったのか・・・不安な気持ちもあるが美濃戸口に着くと大勢の登山者もいてそんな気持ちはいつのまにかなくなっていた。 砂利道を歩きだす。既に標高1490mなのでとても涼しい。登山者は私の前を1組と後ろに1組。 同じような速度で歩くので追い越すことも追い越されることもないが、後方から続々と車が乗り入れてくる。後でわかったが、美濃戸山荘まで一般車輌は入山できるとのこと。但し、駐車料金を取られるし、満車となれば美濃戸口まで戻らなければならない。 そろそろ飽きてきた砂利道は、山荘が見えてくると終わりを迎えるはずである。 一般車輌が入れる最後の美濃戸山荘で休憩をする。そう言えば朝から何も食べていない。 昨夜茅野駅の唯一のコンビにで買ったパンをほおばる。山荘の管理人の方と天候のことなどしばらく話をして再び北沢方面へ歩き始めるが、なんと砂利道が未だ続く。 前から何組か登山者が降ってくる。きっと昨夜は赤岳鉱泉にでも泊まったのであろう。 一般車輌は、さっきの美濃戸山荘までと聞いていたが、後ろからまた車が追い越して行った。 砂利道が行き止まりのようで数台車が停められた場所に着く。 すると先ほど私を追い越して行く時に窓から顔を出して挨拶をした若者が、再び私を見て挨拶をしてきたので聞くと山岳警備隊の方のようで全員登山準備を始めていた。 私はここで休憩を兼ね地図を確認したりして先に出発する。 このところの豪雨で沢は増水していると思ったが、木橋も別段問題なく歩ける。 沢沿いの道は快適で木道も歩きやすく、何よりも清らかな水とせせらぎ、苔むした岩や芝生のような緑・・・ととても気持ちが良い。 赤や黄色のテントで賑わう赤岳鉱泉は、登山者で賑わっていた。当初の計画ではここから硫黄岳を目指すはずであった。時折青空が覗くので迷うところだが、昨日のこともあるので再度諦め行者小屋に向かう。 緩やかな樹林帯を上りきると中山乗越に着く。空はガスっているはずだが、せっかくなので中山展望所に立ち寄り、ガスの切れ目から赤岳や阿弥陀岳を望む。 行者小屋でも少し休憩し、いよいよ地蔵尾根を歩く。 空気が薄いせいかこの急登はきつい。息が荒くなっては休憩をする。樹林帯を抜けると垂直に近い階段が見えてくる。この辺りから登山者が詰まってくるので並んで歩く。 険しい峰々が現れると露出した土と岩の道になる。結構スリリングである。 この辺りでゴロゴロと雷が鳴り始める。 お地蔵さんを見てハァハァ息を切らしながら地蔵ノ頭に着く。今にも振り出しそうなのでそのまま赤岳展望荘へと向かう。小屋は昼食や休憩する登山者で賑わっていた。宿泊としては私は早い到着であろう。早速部屋に荷物を置き、生ビールをいただく。ここは風呂も入れるのだが、この天候にもかかわらず、宿泊者は超満員とのこと。布団1枚分の寝床も無理のようだ。昨夜の宿がとても有難く思える。夕食は冷凍食品だが豪華で広島から来たグループとも山談義でとても楽しかった。夜は自分の鼾も迷惑かけたかも知れないが、他人の鼾と歯軋りと仕事の携帯電話で何度も目が覚め快眠とはほど遠い夜を過ごした。 次ページへ |
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今回のコース(クリックで拡大) | ||
茅野駅北口 | ||
茅野駅南口にバス亭がある(06:40発) | ||
美濃戸口終点(7:10) | 美濃戸口にある八ヶ岳山荘 | 左の林道より出発(7:16) |
砂利道を歩く | ホタルブクロが出迎えてくれた | 車が次から次に追い越してゆく |
どこにでもあるイヌゴマ | こちらもどこでもあるウツボグサ | やまのこ村(8:02) |
赤岳山荘の横を通過 | さらに砂利道が続く | 美濃戸山荘到着(8:10)一般車はここまで |
北沢方面へと進む | 苔むした石とブナの林 | 山荘関係の車輌がある |
山荘と警察関係の車がある(9:11) | 赤岳鉱泉をまず目指す | 沢沿いに歩く |
水がきれいだ | 木の階段がある | ゴゼンタチバナ |
水遊びでもしたい気分である | 木の橋が多い | 石は赤い部分がある |
よく造ったもんだ | ナメ床になっている | 自然の石畳 |
草が芝生のようになっている | 木道がつ続く | 苔むした石も多い |
ミツバオウレン | 石が赤い | 渡渉する |
赤岳鉱泉に到着(10:06) | 硫黄岳との分岐 | 小屋の裏を進む |
マイヅルソウ | 土砂が崩れている | 鉄製の橋 |
見えてきたぞ | 中山乗越(10:50) | 中山展望台 |
赤岳から阿弥陀岳が見える | 中山乗越へと降る | 鹿だ! |
行者小屋に到着 | ここから地蔵尾根へと進むが・・・・ | 小屋で休憩することに |
樹林帯の中を進む | 実が生っている | 赤岳が見える |
ニードルが見える | 最初の梯子 | ガスで眺めはいまひとつ |
稜線が見えてくる | 登山者も多くなる | 赤岳 |
シャクナゲが咲いている | 赤岳・中岳・阿弥陀岳 | これはきつい |
八ヶ岳らしい稜線 | きつい登り | 見えてきたぞ! |
お地蔵さん(12:00) | 赤土になる | ハイマツの花 |
赤岳が見える | もう少しだ | 地蔵ノ頭(12:12) |
地蔵ノ頭を振り返る | 赤岳展望荘とその奥が赤岳 | 今夜の宿「赤岳展望荘」に到着(12:16) |
ウルップソウ | コマクサ | ミヤマシオガマ |
アップで | コケモモ | イワカガミ |
山小屋の中 | トイレは地下トンネルを行く | ビールで乾杯 |
翌日へ | ||
夕食はビュッフェスタイル | 寝れるかなぁ・・・・・ | |
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