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2023/9/26〜29 涸沢カール |
初日・二日目 |
上高地バスセンター〜散策〜徳沢ロッヂ〜横尾〜涸沢ヒュッテ |
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▲河童橋と穂高岳・明神岳 |
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令和5年9月25日(月) 天気 晴れ 山行前日
■メンバー:がしんさん、YMさん、カラスの3名
まず始めに今回の山行については何から何まで"がしんさん"にお世話になりました。天候も紅葉にも出会えませんでしたが、私にとってはとても楽しい旅ができて感謝しかありません。また、コロナ明けの私を気遣って宿の変更などもしてくれたYMさんにも本当に感謝です。これからも仲良く山歩きができたらと願うばかりです。
さて、"がしんさん"が涸沢の紅葉を見に行こうと言い出したのは一昨年のこと。昨年は、"がしんさん"が頑張って小屋の予約をとろうとしたができなかった。そこで今年はテント泊での計画をしていただいた。涸沢までならテント担いでも何とか行けるだろうと思いながらも不安はあった。ところが、がしんさんとYMさんの努力のおかげで小屋の予約ができた。ただ、今年は暑さが厳しく紅葉が1週間遅れるとの情報が耳に入る。ま、だけど天気予報は「晴れ」なので冷えこんでくれれば、青空に紅葉を見ることもできるかもしれないと期待して小倉駅から新幹線に乗り込む。YMさんは指定席、私とがしんさんは自由席で名古屋まで行く。名古屋駅から「特急しなの」に乗り換える。席を向かい合わせにして座るとやっぱりビール。のんべぇの旅が始まった。しなの号は、ひたすら緩やかな坂道を登っている。少々気分が悪くなってきたのは標高のせいか、それとも進行方向と逆を向いているせいか・・・・。無事、松本駅に到着すると本日宿泊のビジネスホテルにチェックイン。明日の支度を済ませ、夕食に出かける。駅の構内にはいくつか食事ができる店があるが、松本と言えば信州、信州と言えば蕎麦だが、博学多才のがしんさん曰く、山賊焼を食べてみないかと店に入る。がしんさんが言うには、「山賊焼き」とは「山賊は物をとりあげる」の「とり」「あげる」で鶏を揚げた料理のことを言うようになったと言う説が有力とのこと。それにしてもハーフを注文したが、蕎麦に米の飯は少々食べきれず、もったいないことをしてしまったと反省。満腹になったら明朝の食事と行動食をコンビニで仕入れて床につく。
令和5年9月26日(火) 天気 曇り 山行初日
松本駅では通勤者に混じってお見合い電車に乗り新島々(しんしましま)駅で下車。この電車アルピコ交通が運営しているらしい。ここからバスで約1時間で上高地だ。車窓の景色は以前訪れた記憶を呼び起こしてくれる。上高地バスターミナル着くと懐かしさと憧れに似た感情が溢れ出す。「もう帰りたくない」という気持ちになってしまう。荷物を「預かり所」に預けて今日は散策して徳沢ロッヂまでの行程だ。散策は河童橋から西へと周回する観光客向けのルートだ。私は初めて歩く道程でウエストン碑や大正池などを見学する。河童橋に戻るとそこからは梓川沿いに穂高岳や槍ヶ岳を目指す、最終日に宿泊予定のキャンプ場の食堂に立ち寄り昼食をとる。そして梓川沿いに多くの観光客と混じり明神館、徳沢ロッヂと歩く。徳沢ロッヂはお風呂がある。それも結構山小屋にしてはきれいで広い。早速一番風呂、そして湯上がりは・・・生ビール。今回は一人旅ではないので話も弾む。夕食までの時間を徳澤園の辺りまで行ってみることに。この辺りの建物はとてもきれいで高級感がある。霧雨の中の散歩を終え、夕食は和風のビーフシチューと魚。ワインよりも焼酎だろう。夕食を食べ終わるとラウンジで備え付けの書籍で読書とゆったりと時間を過ごす。ただ、気になるのは天候だ。どうも明日からも雨模様のようだ。翌日へ
■コースタイム
河童橋-(25分)-ウエストン碑-(40分)-大正池-(50分)-河童橋-(50分)-明神館-(47分)-徳沢ロッヂ ※休憩時間は含まず。 |
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9月25日 松本行きの特急 しなのに乗車 |
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松本駅で夕食 山賊焼きに蕎麦 |
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今夜はホテル泊 |
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9月26日 松本駅を出発 |
上高地線に乗車(6:19) |
新島々駅バスターミナル(7:10) |
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上高地バスターミナルに到着(8:14) |
隣はインフォメーションセンター |
今回の全ルートマップ |
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本日の歩行軌跡 |
ここからスタート(8:33) |
森林浴が気持ち良い |
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梓川の畔を歩く |
河童橋と穂高が見えてきた |
河童橋を渡って右岸側へ(8:42) |
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焼岳を眺めながら梓川沿いに降る |
ウエストン碑へ |
初めて見たウエストン碑(9:07) |
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この辺りはホテルが立ち並ぶ |
環境省「かすみさわばし」とある |
西穂高岳登山口(9:17) |
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たしろばし |
藻がたくさん |
バイカモ(梅花藻)キンポウゲ科キンポウ属 |
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大正池(9:51) |
ヤマハハコ(山母子)キク科ヤマハハコ属 |
逆さ焼岳 |
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少し戻って田代池と湿原の案内板から田代池へ |
田代池 |
今度は梓川の左岸を歩く |
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河童橋に戻ってきた(11:25) |
上高地ビジターセンター |
キャンプ場の食堂喫茶 |
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昼食は「かき揚げうどん」にした |
キャンプ場を抜ける |
平坦な道が続く |
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でかい |
明神岳 |
マッシュルームのようなキノコ |
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明神館(13:05) |
徳本峠へとの分岐 |
トリカブト |
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ガスってきた |
クマベルが所々ある |
水がない |
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今夜宿泊の徳沢ロッヂに到着(14:07) |
松本民芸家具で高級感たっぷり |
まずは入浴して生ビールで乾杯 |
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二杯目は地ビール |
夕食まで徳沢キャンプ場付近を散歩 |
徳沢園 |
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蝶ヶ岳登山口 |
常設のドーム型テント |
豪華な夕食(17:30〜) |
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令和5年9月27日(水) 天気 曇り 山行二日目
願いも虚しく雨模様の朝を迎える。予報では明日まで雨模様のようだが奇跡を信じることにして出発。予約の都合で明神館に宿泊したYMさんと徳澤園で合流し、まずは横尾を目指す。相変わらず梓川沿いの平坦な道をひたすら歩く。昨日から大きな音が遠くから聞こえていたがその原因は護岸工事のようで重機が動いていた。横尾山荘まで来るとトイレを済ませてすぐに出発。横尾大橋と言う揺れない吊り橋を渡り、横尾谷沿いに本格的な登山道が始まる。沢の左岸歩きを終えて本谷橋を渡る。吊り橋らしく結構揺れて面白い。渡りを終えてしばらく休憩。ここからは勾配がきつくなる。西へと進む道は南へと方向を変え、視界が開けるとガレ場が広がって落石の起りそうな場所に出る。青ガレと言うらしい。ヤマレコの地図にはソーダラップとあるが???どういう意味かわからない。ここは速やかに通り過ぎる。頭上を見ると尖った峰が微かに見える。「晴れていればなあ〜」とつぶやく。涸沢の中を歩き始めると今夜の宿泊場所である涸沢ヒュッテは近い。涸沢小屋との分岐を過ぎてたくさん実をつけたナナカマドを見て「紅葉はまだだな」と期待していなかったはずだが、やっぱり悔しい。ヒュッテにつくとチェックインして濡れた雨具などを乾燥室に干し、寝床を確保して売店に直行。昼食はラーメンのはずだったが、おでんをYMさんが差し入れしてくれて生ビールで乾杯!。もう雨だから飲むしかないと言うことで夕食までひたすら飲んでしまった。もちろん夕食後も山談義とアルコールで暇をもてあそぶことはなかった。明日は下山となるが、予報は雨、それでも山の天気は変わりやすいとわずかな期待をして床につく。
翌日へ
■コースタイム
徳沢ロッヂ-(65分)-横尾-(55分)-本谷橋-(40分)-青ガレ-(65分)-涸沢ヒュッテ ※休憩時間含まず。全行程で4時間10分でした。 |
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本日の歩行軌跡 |
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朝食です(7:00) |
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徳沢ロッヂを出発(7:50) |
徳沢園前 |
昨日に続き梓川沿いに歩く |
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横尾まで4km弱 |
護岸工事中 |
横尾に到着(9:06) |
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横尾大橋を渡る |
下はキャンプ地 |
そして梓川 |
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本格的な登山道となる |
2のガリー(gully) |
3のガリー |
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小雨が止まない |
植生の変化を感じる |
本谷橋(10:08)・・・・結構揺れる |
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吊り橋の横にはこんな橋も |
橋を渡る登山者 |
紅梅がきつくなる |
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ゴゼンタチバナは実が付いていた |
ガスってるね |
微かに沢が見える |
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青ガレを通過中 |
ちょっとだけ紅葉 |
上部は絶壁 |
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ダケカンバ |
なぜSガレかは不明 道がS字? |
鋭峰が見える |
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涸沢だけあって水量は少ない |
ちょっと紅葉 |
なかなか嶮しそう |
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パノラマコースの道標が見える |
涸沢ヒュッテに到着(12:11) |
雨なのでまずはおでんと生ビールで |
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雨よ止んでくれ・・・・・・ |
テントも少ない |
夕食は予想以上に豪華(17:00) |
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翌日へ(3日目) |
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