2013/10/27 双石山(509.3m)・花切山(669.2m) 宮崎県
No1.双石山(ぼろいしやま)
小谷登山口P-塩鶴登山口-第二展望所(第三展望所往復)-山小屋-山頂-山小屋-小谷登山口
 
 ▲天狗岩の下部には針ノ耳神社が祀られている(迫力満点)
 2013年10月27日(日) 天気 晴れ
■出発時間:6時30分(丸野駐車場)
■メンバー:家内と二人
 地名や山の名の由来を考えるととても面白い。モッチョム岳(本富岳)のように呼び名に漢字が当てられたり、漢字(文字)自体に意味があったりと外国をあまり知らない私だが、英語と違って日本は複雑で単純ではない。
 双石山(ぼろいしやま)の名の由来を調べると石が風化してボロボロだからだとある。なるほど天狗岩の上部で岩盤に触れてみたら砂になっていた。ではなぜ「双」を「ボロ」と読んだのか、どうでも良いことだろうがとても気になっていろいろとネットで調べた。正しいかどうかわからないが、針ノ耳付近の双岩壁から双石山とし「もろいしやま」と読んだそうでその後、石がボロボロとするのでそのまま「ぼろいしやま」と呼ぶようになったとのこと。諸説は色々とあるとのことで確かではない。
 いずれにしろ天狗岩から続く奇岩は、必見である。宮崎市内にありながらこんな景観が見れるとは予想外であった。また、低山であるが尾根コースは岩が多く、とても面白いが危険度は高いのでバカにできない。大岩展望所はロープを頼りに巨大な岩を登り、その岩に立つと視界が開ける。そして第二展望所はベンチもあるので休憩するにはもってこいである。私たちはここでコーヒーを淹れ遅い朝食をとった。ここから第三展望所まではすぐだが、残念ながら木々が伸びたのか展望は望めない。稜線に出ると巨木が多く露出した根が何とも痛ましく感じる尾根道となり、山頂手前の山小屋は本格的な無人小屋でおそらく地元の人がとても大切に手入れされているようである。もし、このことを前もって知っていれば昨夜は無理してここまで来て夜を過ごしただろうと家内と話をした。
 私たちは小谷登山口から車道を移動して塩鶴登山口から登り、下山は往路を分岐まで戻って小谷登山口へと降ったが、山頂を踏むだけであればどうやら九平登山口からが最短のようである。
 私たちが下山する頃には多くの登山者とすれ違う。聞くと地元の人が多い。やはり地元の人に愛されている山だと感じる。整備もよくされていて特に感心したのは梯子がアルミの既製品ではなく特注のようで先端に片方だけ手摺が延びている。これだと登り切った所でバランスを崩さなくて済むのでとても安全である。降りは谷ルートを降ったが、尾根コースとは違った景観で周回コースとして飽きずに楽しめた。
 それにしても割と若い女性単独(割とは余計ですが)の登山者に3名お会いしたが、気をつけてもらいたいと願う。山を登る人は皆良い人とは限らないので
 車を停めた小谷登山口に着くと若い女性二人が出発しようとしていた。流行の山ガールさんだ。山も賑やかになり、都会の喧噪を逃れてきた人にとっては少々期待はずれか・・・・。
  私たちは早々に次の花切山登山のため、椿山キャンプ場へと移動する。
 次の花切山へ

<コースタイム>

 小登山口-(5分)-塩鶴登山口へ-(40分)-針ノ耳神社-(25分)-大岩展望所-(15分)-第二展望所-(3分)-第三展望所-(3分)-分岐-(22分)-山小屋-(24分)-山頂-(90分)-小谷登山口※休憩時間含まず。全行程で約4.5時間でした。

今回のコース(クリックで拡大)
小谷登山口前に駐車する(6:45)
塩鶴登山口(6:50)
植林帯に入り込む ヤマハッカ ツワブキ
きれいな自然林 お堂がある(7:26) 分岐は左へ針の耳経由(7:27)
倒木に注意 これが天狗岩(7:31) 針ノ耳神社が祀られている
ロープを頼る場所もある 天狗岩の上部は砂になっている 写真ではわかりにくいがとにかくでかい
岩壁の間を通る 見上げる 家内に先に降りてもらう
巨人の耳の穴とでも言おうか・・・・ 未練がましく振り返る イワタバコがたくさんある
緑色のビニルは土嚢袋 尾根コースと谷コースと分かれ(7:53)る 尾根コースはすぐに梯子
何かあるのか・・・ 大岩展望所はこの石を登る(7:57) 巨石の尾根である
え?これ登るの 右は山頂、左に第二展望所(8:13) 第二展望所(8:14)
ここからの展望 ここで朝食(8:40) 第三展望所へ
第三展望所(8:43) 分岐に戻る(8:46) 根の露出が多い
巨木が多い こりゃすごい 根が踏まれて可愛そうである
これもでかい 加江田分岐(9:02) 急登すると
山小屋に着く(9:08) ロフト付きのりっぱな小屋である 景色を楽しめるテーブルもある
さらに露出した根の多い尾根道を進む きれいな林だ 尾根は右側が切れ落ちている
岩場もある 平坦な道となる 山頂だ(9:32)
山頂からの眺め 山頂にて(9:36) 下山時でルートを間違えやすいので道標がある(10:04)
 団体さんが登って来た 往路を戻る  谷ルートへ(10:22) 
 なんかすごい 急な斜面 落石注意   ちょうど太陽が覗いていた
 なだらかになる 木が捩れている  岩壁の横を通過 
 頑丈で安全な梯子 巨岩   奇木
 これもでかい  ヒメシャラの木などもある 分岐(10:52) 
花切山へ
 沢を沿いに歩く 小谷登山口(11:05)   
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