2013/3/17 大金峰(1395.9m)小金峰(1377m)おおがなみね・こがなみね
登山口〜大金峰頂上〜攻分岐〜小金峰頂上〜攻分岐〜登山口
 
▲小金峰からの展望 
 前日の保口岳へ
 2013年3月17日(日)天気曇り
 ■出発時間:AM6時40分 五木村 「ログハウスもみじ」
 ■メンバー:家内と二人
  カタクリの花でお馴染みの雁俣山二本杉峠を挟んで南西に位置する大金峰は、南に稜線を延ばして小金峰がある。昨日はそのまた「奥の方」と言う表現がふさわしい保口岳を歩き、五木村に宿泊し今朝、狭い国道を約1時間かけて大金峰登山口へと到着した。
 大金峰・小金峰は「だいきんぽう・しょうきんぽう」と読んでいたが、地元の人は票題のように呼んでいると九州百名山地図帳には書かれている。
 昨夜は、と言うか夕方早くに鍋を食し、暖房がないため寒いので寝袋に入り、何もすることもなく眠ってしまった。おそらく8時前には、眠ってしまったろう。人間良く眠れるもので起きたのは5時半であるから9時間以上寝たことになる。
 朝食を済ませてお世話になったログハウスを後にし、国道445号線を二本杉峠方面を目指す。  峠の手前の道標から左折すると九州自然歩道の大きな案内板があり、その奥が駐車場になっていた。今のところ訪問者はどうやら私たちだけのようである。
 7時40分、登山準備をして出発。まず丸太の階段を歩き杉林から沢を横断するとマムシ注意の大きな看板が目に付く。ブナや松の巨木が目に入るが、すぐに植林となり尾根に飛び出す。やはりこの辺りの山は、開けた場所にレスキューポイントの表示板がある。造成中の作業道のようで登山道がわかりにくいが、稜線沿いに歩くと小さな表示もあって道ははっきりとしてくる。植林帯からクマザサの茂る自然林は、ほぼ平坦である。左にカーブするところで大金峰への表示があって左のきれいな尾根を登る。5分程度で頂上に着くが、木の間から透かすように西側の展望があるだけで背は植林帯で覆われている。分岐まで戻り、快適な縦走路を再び歩く。妻とたわいのない会話でいつのまにか攻分岐に着く。ここから東側の風景を見ながら歩く。赤松の並木道が少しだけだが印象的だ。登山道は作業道で寸断されている。ここでも山肌に大きな傷を負わした罪を同じ人間として感じないわけにはいかなかった。(ごめんなさい ごめんなさい)
 道は桧から杉の植林帯を稜線の西側を歩く。当然ながら展望は無い。登りきった明るい場所に出ると、小金峰朴の木への分岐点である。東に歩を進めると笹の中にブナなどの背の高い木が曇り空を背景に枝を延ばして絵にしたい風景である。道は急登となるがワクワク気分で上を見ながら登る。シャクナゲが群生していると頂上が近いと感じる。様々な環境の中で頂上辺りがきっと居心地良いのであろう。尾根が痩せているように感じると三角点の木柱を見て標識のある開けた小金峰頂上に着く。展望は木の枝があるので大展望と言うわけにはいかないが、それでも北から東側を南にパノラマ撮影ができた。時計を見ると10時30分、昼食には少々早いが、朝が早かったのでここでランチタイムとした。ちょうど食事が終わるころ空からポツポツと雨粒が落ちてきたので雨具を身につけ下山開始。帰路は往路を戻る。植林帯で本日初めての女性2人の登山者と出合う。と思っていたら男性一人が座り込んで携帯で話をしていた。少々気になったが会釈だけして通り過ぎた。大金峰を過ぎると雁股山が見えてくる。とてものんびりとした登山である。登山口に着くと気になっていたことが、判明する。先ほどの登山者の所有と思われる四駆の車のタイヤがパンクしているではないか、おそらくここでは携帯が繋がらないので繋がる場所で話をしていたのであろう。それにしてもスペアタイヤは用意していなかったのであろうか・・・・・・。
 2日間の旅は、順調に終わりそうであったが、この後、高速道が植木-南関間事故のため通行止めで渋滞に巻き込まれ、結局自宅に着いたのは19時を過ぎてしまった。おばあちゃん、レオちゃん、ごめんなさい。とにかく今回も自然に山に感謝です。ありがとう!
<コースタイム>
 登山口-(70分)-大金峰頂上-(50分)-攻分岐-(25分)-朴の木分岐-(10分)-小金峰頂上-(40分)-攻分岐-(90分)-登山口※休憩時間は含まず。全行程で約5時間半かかりました。
 
今回のコース(クリックで拡大)
梅の木轟公園吊橋付近から見た小金峰
この左に登山口駐車場
奥の丸太の階段が登山口 小石の上に落ち葉が広がる 杉の植林帯
沢を横断 マムシに注意 かなりえぐれた道だ
ブナの大木もある 早くも稜線か? レスキューポイント
ずいぶんと伐採されている 昔道が分かれてたのか? 大金峰への分岐
大金峰目指す 大金峰頂上 見晴らしは悪い
縦走路に戻る 快適で長い縦走路 りっぱな木が多い
攻分岐 今度は東側が開けてくる アカマツが多い
作業道がここまで来ている 桧の植林 岩清水
大きな岩から浸み出している ここにも大きな岩が 朴の木分岐
ここから小金峰頂上へ 雰囲気の良いコースである シャクナゲが群生している
勾配がきつくなる 三角点みっけ 小金峰頂上にて
大金峰かな? ここでランチタイム 雨が落ちてきた(下山中)
ブナの巨木 大金峰への分岐 雁俣山
マツボックリがたくさん 伐採のため道路ができている 見事な枝ぶり
変わった木の前で 無事下山 桜は開花していた
   
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