2014/1/25〜1/26 五島の山旅
2日目
七ツ岳(431.5m)・父ケ岳(460.4m)
No2 
 
▲七ツ岳の岩峰
前ページより
 
ロープがかかっている急登を喘いで登りきると絶景が待っていた。いやー素晴らしい眺めである。360度見渡せる。七ツ岳からここまで歩いて来た稜線も昨日歩いた大瀬山もそして高浜の白い砂と波打際の白から藍色に変化するグラデーションはさすが日本一美しい海水浴場と言われるはずである。七ツ岳の頂上からはこの広大な海をまじかに見ることができなかったので本当にここまで来て良かったと思う。
 眺めを堪能しながらここで昼食をとる。ここまで3時間40分かけてきたが帰路はまともな登山道ではないなのでもっと時間がかかるかもしれない。
 下山は、急斜面を戻り、頓泊の分岐も通過し、道が切れて窪んだ場所まで戻る。そこから西に適当に降る。おおよそ標高差30m程度だと思うが登山道らしき道が山腹を巻くように伸びていたので南に向け歩く。ところどころ踏み跡が消えているが、炭焼き跡などもあって沢沿いになるので間違いなくこのまま進めば林道に出るはずである。(地図を見て)
 ところが作業道らしき所でツル性の植物が蔓延って進路を妨げる。しばらく格闘しながら何とか抜けると林道に出る。家内もかなり疲れたようだ。
 林道に出るとルンルン気分で七嶽神社の分岐を過ぎ、目の前が開けてくると七ツ岳の鋸歯が見えてきた。七ツ岳はここから見るのが一番だろう。
 予定通り車道から林道に入り、沢沿いにしばらく七ツ岳を見ながらひたすら歩く。林道がはっきりしない道になってもそのまま真っ直ぐ沢を詰めて歩く。もう道が無いのでとにかく歩きやすいところを選んで歩く。少々サバイバルだが、面白い。沢を登りつめると尾根に出てそのまま少し登り返すと今朝登山口から歩いた尾根とぶつかる。そこから適当に降るとちょうど草づみ地蔵の門の手前に出た。バンザーイ!
 時計を見ると何と14時6分。父ケ岳頂上から約2時間で降りてきたことになる。せっかくだからこれを周回コースとして整備されてはどうであろう。色々と柵(しがらみ)はあるだろうが・・・・。
 さて時間は未だ早いのでもう一座と言いたいところだが、「もう歩けん。きつかー」(なぜか博多弁)と口には出さないが、家内のために?温泉に行こうと決め、近くでもある有名な荒川温泉に立ち寄ることにした。
 入浴後、福江港付近まで戻り、五島観光歴史資料館を見学した後、ガソリン満タンでレンタカーを返却して福江空港まで送ってもらう。
 空港では、フライトまでレストランで夕焼けを眺めながらビールを飲み二人で反省会だ。その後、博多駅でバタバタと食事をして無事帰宅した。
 最後に妻の感想は 
  「七ツ岳は最高だった。なぜ?って 岩のヤセ尾根はスリルがあって面白かった。でも怖いからもう行かない。父ケ岳へのルートは長かったけど最後の登りは一番きつかった。でもすごく良かった。」・・・・・とのこと ちょっと意味がわかりにくい部分があるが、ま、行って良かったと言う事だ。
 とにかくこの二日間、自然に山にそして地元の人に感謝!!

<コースタイム>
 七ツ岳口-(60分)-七ツ岳-(70分)-寺脇分岐-(65分)-頓泊分岐-(20分)-父ケ岳-(8分)-頓泊分岐-(10分)-窪んだ場所-(8分)-登山道-(10分)-荒れた作業道-(20分)-林道-(9分)-七嶽神社分岐-(7分)-舗装道と林道の分岐-(55分)-七ツ岳口※休憩時間含まず。全行程で約6時間でした。
頓泊との分岐(11:20)
 父ケ岳へ
 
  かなりの勾配 
山頂だ!(11:40) 高浜のきれいな砂浜が見える ズームアップ
大瀬側 七ツ岳 記念に
家内も 急斜面を戻る(12:02) 頓泊分岐鞍部(1208)
これがなければわからない 道が切れて窪んでいるところから西に下る(12:17) 適当に降る
30m〜50m程度くらい降る 登山道らしき道に出会う(12:25) 炭焼き跡だ
荒れているが踏み跡はある 作業道に出たがツルが蔓延って(12:35) ようやくまともに歩ける
鎖で車輌は通行止め 林道に出会う(12:54) 神社は左だが今回はパス(13:03)
また椿と○○ 車道を歩く カッコイイ
 
 ▲父ケ岳〜七ツ岳
この先を左に(13:10) 林道に入る 七ツ岳を見ながら歩く
林道は沢沿いに 林道も終わりのようだ 谷を詰める
またまた炭焼き跡 もう道は無い とにかく谷を詰める
登りきったら道と合流したが 登山道へ戻るように行く 無事小屋の近くに出た
 バンザーイ! 無事下山(14:06)  時間があるので温泉に 
 七ツ岳が見える 海がきれいで底が見える  鬼岳を眺めながら福江港へ 
 時間があるので観光、これは図書館 歴史資料館へ   河童の親子?
 福江空港 ビールで乾杯   おつかれさまでした
 ▲鬼岳を見ながら福江港方面へと向かう
     
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