2013/4/7 元越山彦岳
大分県佐伯市・津久見市
NO2.彦岳(639.3m)
▲山頂からの展望 
 前ページ(元越山)からの続き
 元越山中野河内登山口より、朝来た道を戻り、佐伯I.Cの入口を通り過ぎ、そのまま県道36号線を北に向かう。11時15分、彦岳トンネルを抜けると右手に広場があってその奥の砂利が敷かれた駐車場に着く。奥に鳥居が見えるが、ここが彦岳への登山口のようだ。既に車は3台あってちょうど男性一人の登山者が準備していた。軽く会釈して私の方が先に出発する。
 鳥居の先に道はないが、良く見ると左に踏み跡があって登山道とわかる。樹林帯を左に見下ろすと愛車クロが見える。山腹を北に登ると10分程度で舗装された林道に飛び出る。左に標識があってここから南へ延びる尾根に取り付く。先ほど歩いた元越山とやはりなんとなく雰囲気が同じで足元にはシダが茂っていたりする。植林から雑木林になり石灯篭を見ると分岐地点となる。道は東方向となり樹林帯が続く。少しピッチが速かったこともあり、急にきつさを感じる。もちろん歳のせいかもしれない。ピッチを落として尾根を登ると左に開けた場所が見えた。
 と思ったらやはりちゃんと座れるように平らにした木が置いてある。眺めも良いのでここで小休憩をとることにした。
 しばらくぼんやりと遠くを眺めていると駐車場でお会いした人が追いついて来て「久しぶりなのできつい」とのこと。しかし、鶴見岳一気登山に参加するとのことでそれなりにしっかりした足取りで先に行かれた。
 呼吸も落ち着いたので私も遅れて出発。ここからの登山道は露岩があったり、展望が開けたりとなかなか私好みの景観である。ツバキの花びらが絨毯のように落ちていると何だか贅沢な思いになる。鳥居が目に入ると山頂は近い。
 12時38分、山頂には、彦岳権現社があって人の手がずいぶんと加えられている。もちろん見晴らしも最高である。残念ながら期待していたオキナグサにはお会いできなかった。ちゃんと保護のためロープで囲っているようだが、1輪も見当たらない。土の下に未だ隠れていないか良く見たが見つからない。どうしたんだろうと想像する。もし、盗掘なら許せない。重罪にすべきである。
 山頂では、山ガール三人組が、展望を楽しんでいた。ちょうどお弁当が終わったのか下山準備を始めた。先ほど追い越して行った方は、既にランチ中、私も草の上に座り、コンビニで買ったおにぎりとカップ味噌汁をいただく。
 空はずいぶんと雲が出てきているが、風はずいぶんとおさまったようである。
このまま昼寝でもしたい気分だが、帰路の運転も長いことだし、眺めやツツジの花を写真に納め、下山を開始する。下山は往路を戻る。往路で追い越された人にまたもや帰路でも追い越されるが、山ガール三人組を私が追い越す。
 13時50分、無事登山口に着く。 ここから津久見I.C目指し、後は高速道を経て家路に着く。道路の混雑もなく意外に早く自宅に戻ることができた。
 今日も自然に山にそして地元の人達、お会いした方々に感謝。

 山のガイドブックには 別名「飛孤峰(ひこみね)」とある。山頂の彦岳権現社には、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と言う火の神が祭られているとのこと。
<コースタイム>
 登山口-(10分)-林道-(25分)-分岐-(35分)-山頂-(50分)-登山口
※休憩時間含まず。全行程で2時間20分でした。 
今回のコース(クリックで拡大)
彦岳トンネル
駐車場の端に鳥居がある
駐車場を眼下に見ながら歩く 面白い木、発見! 舗装された林道に出た
彦岳の標識 尾根道は植林帯 灯篭あり
分岐 露岩が現れる 展望所からの眺め
灌木帯を歩く ツバキの花が敷かれた道 ツツジがきれに咲いていた
自然林の気持ちの良い尾根 見晴らしが利く所も アップダウンする
大きな赤松が倒れている 狭い尾根道を歩く 露岩も多い
またまたツバキの花びらの絨毯 結構花が付いている 山頂が見える
ねじれているように見える 石が多くなる
石壁の横を通過 見上げると 同じ低木が続く
鳥居が見えてきた 最後の登り 山頂
彦岳権現社 これは植えられた八重桜だろう リアス式海岸を望む
記念に しばらく風景を味わう
 オキナグサは全くない  ツツジは満開  
   
 無事駐車場    
   
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