2013年4月27日〜28日 野間岳・磯間嶽
鹿児島県南さつま市
2日目 磯間嶽(363m) 岩稜縦走コース
No1
 ▲ツツジが満開
2013年4月28日(日) 天気 晴れ
 ■出発時間:午前6時30分(かせだ海浜温泉ゆうらく) 岩稜コース登山口着:午前6時50分
  ■メンバー:家内と私の2名
 『幸せだなぁー』と思う時は色々あるけれど、山から降りて冷えたビールを飲む時こそ本当に幸せである。昨日は、野間岳を歩き、宿泊場所である温泉のレストランで至福の時を過ごした。ビールを飲むために登山をしていると言われても仕方ないかもしれないなぁ〜。(でも違うんだよ)
 さて本日は、野間岳よりも南に位置する磯間嶽を歩く。この山も登頂だけが目的であれば登山口から30分のコースもあるようだ。しかし、それでは、せっかくここまで来たのでもったいないと思い、ガイドブックでは危険度3の岩稜縦走コースを歩くことにした。
 もちろん安全第一、家内を確保するための装備を準備してスタートする。
 登山口から荒れた舗装道を行くと急カーブ(ヘアピンカーブ)となりいつのまにか砂利道の林道となる。少し行くと左手に木の梯子がかけてあって道標もあるのでここが取り付き点(登山口)とわかる。しばらく雑木林だが視界が開けると岩場歩きとなる。第2、第3岩場とシャリンバイの花の臭いを感じながら進むと大坊主岩を見てその形と大きさに驚く。目の前の岩にぶつかるとロープが垂れているが、どうもそれに頼るのは不安である。そこで巻き道を選び進むがこちらも足場はあまりよくない。そしてどこからか落ちてきたような丸い岩は、小坊主岩と名付けられている。次は何だろうとワクワクしながら露岩に立つ。振り返ると標高は低いが、展望が素晴らしい。さらに進むと頭上にオットセイ岩が見えてきた。樹林帯に入り急斜面をしばらく歩き、ところどころ露岩を越え樹林帯のヤセ尾根を進むとと325mのピークに着く。標識がなければ素通りしてしまう場所である。一旦樹林帯を降り旧林道を横断する。しばらく樹林帯を歩き視界が開けると再び岩場となる。稜線沿いに頂上らしきピークが見えてくる。樹林帯と岩場を交互に抜け、ようやく中嶽に着く。ここまでは特にザイルを使うまでもなかったが、この先の垂直の岩壁を降りる部分で念のため家内にはザイルで確保して降りてもらった。ワンコ岩ゲロ岩と自然のオブジェや展望・・・岩稜歩きを思う存分楽しみ垂直に見える岩壁に鎖がかけられた山頂直下に出る。ここは上津貫登山口大浦登山口との合流点でもある。いよいよこの岩壁を登るのだが、用心のため家内はザイルで確保する。鎖は比較的新しいので不安はない。最後は少々腕力がいったが、確保しているので安心して登頂できた。頂上では先客の登山者が一名。聞くと地元の人だと言う。しばらくお話をして家内と記念に写真を撮らせていただいた。頂上から先に行けば360度の展望である。狭く切れ落ちている場所は、高度感があり、とても気持ちが良い。長い道程であったが、それゆえに満足感も強く感じる。
 下山もザイルで確保して家内を先に降ろす。本人よりも私の方が安心するのかもしれない。鎖場をクリアして降りるとご夫婦と思われるお二人が、どうしょうか迷っていた。私たちが少々大げさに見えたのか、怖いのでそのまま下山すると言ってしばらく鎖のかかった絶壁を眺めていた。(私たちのせいであればごめんさい)
 私たちは、ここから人形岩を見に立ち寄る。一旦、上津貫登山口へ向かい降るが、すぐに人形岩に出る。ちょうど腹も空いたし、休憩場所にも良いのでここでランチタイムとした。
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今回のコース(クリックで拡大)
磯間嶽の稜線が見えてくる
ここより左折
登山口(駐車スペースは1台、後は路肩?) 舗装道をしばらく歩く ヘアピンカーブして砂利道に
登山口は梯子が目印 草を払いながら雑木林を歩く いよいよ岩場歩きが始まる
ちょっと怪しい恰好ですな シャリンバイ満開 大坊主岩
このロープは避ける(体重を考えると) 巻き道も険しい この露岩上を歩く
小坊主岩 眺めも最高 お!オットセイ岩
オットセイ岩の上部 ボールのように見える オットセイ岩の横を通過中 樹林帯に入る
ガマズミの花 ツツジをバックに
325mのピークかな? タツナミソウとツツジのコラボ
尾根を歩く 石がゴロゴロとしている 325mのピークに立つ
一旦降る 少し登って 旧林道のようだ
カラスザンショウ ピーク? また降る
家内曰く「これ登るの?」 昨日登った野間岳が見える 結構楽しんでいる
この稜線を進む 目の前に頂上が見える なかなか上手だよ
きつい登り まだまだ頂上まで遠い ふーっ
露岩のヤセ尾根 中嶽にて 花と
ここはザイルで確保 ワンコ岩に乗るカラス あまり見たくない光景だが・・・・
これは何? もしかしてゲロ岩かな 急斜面を下降する
頂上が近付いた 急斜面を登る 岩壁を登る
野間岳が遠くに見える 岩峰が続く 絶壁上にて
トベラのようだが・・・・・ 岩壁に挑戦中 降りはロープ(ちょっと頼りない)
両側が切れ落ちているので怖い なかなかスリルある
     
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