2019/11/16〜17 「扇ケ鼻(1698m)・久住山(1786.5m)」−「佐渡窪」
紅葉満喫 一泊登山
 初日 赤川登山口〜扇ケ鼻〜くじゅう分かれ〜久住山〜赤川登山口
 二日目 一番水登山口〜くたみ分かれ〜鍋割峠〜佐渡窪(往復)  
No1
 
 ▲見事な紅葉
赤川から扇ケ鼻
  令和1年11月16日(土) 天気 晴れ
■出発時間:午前6時30分(小倉南区田原付近) 
■メンバー:4名(Kさん、Mさん、Yさん、カラス)
 
アタック山の会は来年の計画を「有志を募って行う」と勝手に決めた私だが、結局アルコール好きメンバーが集まる。今回は計画会議と下見も兼ねて九重連山の南側にある赤川登山口にテント泊することにした。 東九州道は上毛スマートI.Cで流出、紅葉した耶馬溪を経由し、道の駅玖珠でトイレ休憩、四季菜ロードを走り、筋湯からスキー場の横を通り瀬の本へ、ここで思いがけない光景に出会う。道の周りの木々が驚くほど紅葉していて私たちは大発見したかのようにはしゃぐ。この時期、ぜひ紅葉だけを楽しみにまた訪れてみたい。紅葉ロードを終え、瀬の本から竹田方面へ、無事赤川登山口駐車場に着く。駐車所は上と下とあるが既に下は満車状態。
 標識には、「
赤川温泉入浴客臨時駐車場」とある。私が以前、訪れたのは2006年の7月、13年も前のことで当時は発電機が故障していて温泉は休館していた。
 今回は、温泉に入れそうだ。車を停め、登山準備をして出発。
久住山との分岐より扇ケ鼻へと左に進む。紅葉した木々に目を奪われながら賑やかに歩く。樹林帯が明るくなって紅葉が陽射しを受けると赤も黄色も輝いて見える。視界が開けると扇ケ鼻肥前ケ城の頂上部がはっきりと顔を出してきた。笹の原っぱが終わると灌木帯の急登が始まる。灌木帯を抜けると右手に久住山が見えてきた。稜線に飛び出ると一登りで扇ケ鼻の頂上。風があるので少々寒い。ちょうど昼なので阿蘇方面の絶景を楽しみながらランチタイム。阿蘇の火口から流れ出る噴煙は、走っている蒸気機関車の煙のようだ。今年は、阿蘇中岳高岳の計画をしていたが入山規制のため断念したが、ここから見る限り、穏やかな山にしか見えない。ランチタイムを終え集合写真を撮って出発。ここからは、展望を楽しみながらのんびりと歩ける。足下には霜柱がある。気温は思ったより低いのだろう。牧ノ戸からの道と合流すると急に登山者が増え、賑やかになる。そう言えば、扇ケ鼻の稜線までは誰一人と出会うことはなかったが、ここに来ると田舎から都会に出たように人がいる。行き交う人との挨拶も適当になってゆく。左手に星生山、麓は西千里ケ浜久住山に向かい歩く。岩場を通過し、降り道になると眼下に小屋が見えてきた。トイレもあるので休憩ポイントだ。私たちもトイレを済ませ、久住分かれからつらい登りが始まる。中岳への分岐点よりガレ場を休むことなく進み、久住山頂上にたどり着くとそこは360度の絶景だ。やはり九重連山の中で主峰と呼ばれるだけのことはあって山容も堂々としているが、頂上の広さ、巨石群の勇ましさと言いうか強さを感じる。高さで勝っている中岳よりも主峰らしさがある。
 十分に主峰の頂を楽しんで下山開始。下山となるともう楽しみは温泉とビールである。ウキウキ気分だが、急斜面の道は滑りやすく危険だ。かなり慎重に足を運ばないと滑落してしまう。この道は、下りに使うべきでないと皆で口を揃えて言う。傾斜が緩やかになると今度は丸太の階段に悩まされる。土が流されて残った丸太がまるでハードルになっていて足を引っかけそうになる。皆でブツブツ言いながら歩いていると反対から青年たちが木板をかついで運んでいる。聞くと補修しているそうだ。我々の苦情を聞きつけたのか、文句を言っていたのが逆に青年たちに感謝である。これできっと歩きやすくなるだろう。次ページへ
本日のコース(地図をクリックで拡大)
道の駅玖珠
開店前の道の駅玖珠でトイレ休憩(8:00)
筋湯から瀬ノ本への道は素晴らしい紅葉だった(8:50)
阿蘇山の姿を見ながら車は走る 登山口の駐車場に到着(9:20) ログハウスのトイレ
見事な紅葉 赤川温泉入浴客臨時駐車場とある 登山届BOXを見て登山開始(9:40)
こんなにきれいだとは予想外 黄色も明かりで黄金色に 分岐点は左に
ここもあそこも アセビのトンネル 燃えるような赤です
開けてきた それでも高い木がある 撮影しながらゆぅくり進む
見事です 肥前ケ城と久住山 眺めを楽しむメンバー
ミヤマキリシマが咲いていた 阿蘇山と根子岳 振り返りながら眺めを楽しむ
久住山が見えた 灌木帯の狭い登山道を進む ん?ゴリラの横顔に似てる
ジグザクに高度を上げる 巨石の横を塚 久住山の姿が見えた
扇ケ鼻
稜線に出ると扇ケ鼻頂上はすぐ(11:48) 扇ケ鼻山頂にて 昼食を終え出発(12:23)
霜柱があるということは結構気温は低い 前のピークを越えて下ると 牧ノ戸からの道に合流する(12:42)
西千里浜へ 左に久住山 星生崎の岩場を行く
見上げると巨石群 トイレと避難小屋が見えた(13:07) トイレ休憩して出発(13:18)
久住分かれ(13:20) 硫黄山と三俣山 石がゴロゴロした道を歩く
 久住山  ショーットカットして鞍部へ ガレ場をクリアして山頂へ 
 振り返ると稲星山や中岳が見える  北側は天狗ケ城と中岳 久住山頂上(13:50) 
遠くに由布岳 山頂は大きな石がゴロゴロしている  休憩して出発(14:00) 
傾山や阿蘇を見ながら降る  斜面に這う巨大戦車のようだ  かなり急斜面
 イワカガミがたくさんある  ロープ場がある  かなりの勾配
 滑落しないように新調に降る  リンドウが咲いていた  ようやくジグザグの道に
 ここだけ真っ赤 何かある  丸太の階段 
 障害物化していた 改修する作業員の方たちとすれ違う  何かあると思ったら改修用の資材だった 
 見上げる  岩井川岳 気持ちの良い尾根歩き 
 鉄筋が貼ってあるが引っかかって危ない ミヤマキリシマの狂い咲き 灌木帯になる 
 
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