2020/2/2  華岳(592.7m)・烏帽子岳(493.6m)・馬城山(191.4m)・西叡山(570.8)  大分県 国東半島
 国東の山巡り
 令和2年2月2日(日) 天気 晴れ
■出発時間:午前7時00分頃(自宅)
■メンバー:単独

 「国東半島山ガイド(豊嶺会編)」を参考に始めた国東山巡り、今回は半島の南側で国道10号線から近い華岳(はながたけ)を歩くことにした。ガイドブックでは歩行時間が2時間となっているので当然ながらその近くの山も歩ける。
 前回の両子山からハジカミ山への移動にかなり時間がかかったのでその反省も踏まえ、効率よく回れるよう計画した。
 毎回のように宇佐I.Cで降りると「まほろば菟狭物産館」に立ち寄り、弁当を仕入れる。
 そして10号線を南下する。

 

一座目・・・  華岳(はながたけ)592.7m
 国道10号線を南下し、杵築市に入る。立石峠を過ぎ「」と言う交差点を左折し、しばらく走る。
坂を上り詰めたカーブに上下線のWのカーブミラーがあってその山手に登山口がある。(これを見逃して先まで行ってしまいUターンしてカーブミラーを発見)山手側に3台程度駐車できそうなスペースがある。登山口と言っても立派な標識はなく、オレンジのプラスチック板の小さな標識があるだけだ。(駐
車スペースのすぐ先の道と間違えやすいので注意)コンクリートの道から砂利道になり椎茸の原木なのかクヌギらしき木の植樹帯がある。道は行き止まると赤テープが誘導してくれる。荒れた竹林を抜けると大きく右に回り込み再び傾斜がきつくなって行く。進路は北に向かい急坂を上り詰めると倒木だらけの平らな場所に出る。道はないので地図を確認しながら赤テープを参考に進む。ヤセ尾根は石がゴロゴロした岩尾根だ。勾配がきつくなり、滑りやすいので樹を掴んで登って山頂に到着。広い場所だが樹林に囲まれて展望はない。時間も未だ10時過ぎたばかりなので写真を撮って下山開始。帰路は往路を戻る。登りで気づかなかったが、竹林手前に炭焼窯跡がある。昔は椎茸の栽培だけでなく炭も造っていたんだろう。コンクリートの道まで来ると登山口近辺に椎茸の栽培をしていた。そして周りはどうやらクヌギのようだ。昔ながらの世界がここに残っているつくづく感じる。
 
華岳、山名のように華やかな山では決してないし、特に魅力的な山ではないが、素朴な山で少々つたないイメージの山である。その山名の由来は諸説あるようだが、それはそれで良いのではと変に納得してしまう。
 さて次は隣の
烏帽子岳
 
■コースタイム
登山口-(8分)-作業道終点-(26分)-前衛峰-(33分)-山頂-(39分)-作業道-(5分)-登山口※休憩含まず。全行程で2時間でした。距離3.24km標高差325m
今回のコース(クリックで拡大)
カーブミラーの先でUターンして道路脇に停める(8:48)
よく見ると岩峰の山だ  ここが登山口 小さな道標(8:56)
車が通った跡がある 植樹して手入れされている 道はここまででこれを真っ直ぐ(9:04)
荒れた竹林 右に斜面を 今度は左に
板状の岩 標識がある(9:23) 上り詰めると平坦になるが倒木だらけ
前衛峰 455m (9:30) 前方に山頂が見えた 岩がゴロゴロしている
足下は・・・・・ 岩尾根歩きが少しだけど続く 展望が良さそうだ
車を停めた場所から見た峰だが霞んでいる(9:37) 尾根を進む 勾配がきつくなってきた
ガレ場になる。桜の木が多い 結構大きな岩もある かなり急だが山頂が見えた
山頂にて(10:03) 空を見上げると青空だが 下山開始、展望は?霞んでる10:16)
ツツジが狂い咲き 大きな岩を通過 きれいな杉林
炭焼窯跡(10:51) 作業道に出る(10:55) コンクリートの道
椎茸だ! 登山口 無事駐車スペース(10:59)

二座目・・・  烏帽子岳 493.6m 
 烏帽子岳と名が付く山は、全国にそれこそ「山」ほどあるが、この国東半島においても二座あるようだ。「国東半島山ガイド(豊嶺会編)」には、別名「剣山(たけやま)」とあり、戦国時代の山城だったと説明がある。確かに山頂付近はそれらしい地形となっている。
 
華岳から一旦10号線に戻り再び南下する。竜ケ尾の交差点を左折し、林道「落水」へと左折する。わかりづらいが福寿寺磨崖国東塔の標識がそばにある。林道はしばらくきれいな舗装道だが、通行止の看板があるが横に除けてあるのでとりあえず先に進んでみる。道は泥のぬかるんだ道になり工事車両を見るが人がいない。働き方改革で日曜日は建設業も休みなんだろう。そのまま進むと登山口らしき場所に来た。ガイドブックの通り、道路脇に駐車スペースもある。これ以上ぬかるむ道を進みたくないと思っていた矢先だったのでホッとした。
 登山口らしき場所には、
華岳で見た小さな標識があった。今度は豊嶺会とあった。だが、付けていた樹の枝が折れていて標識は無残にもゴミのように捨てられた状態であったので別の枝にかけてあげた。これで他の登山者も見つけやすいだろ。
 枯葉でコンクリーとの道とはわからない道を少し行くと左にカーブするがそこが取付地点だ。赤のテープが見えるのでここから尾根に取り付く。 しばらく進むと大きな岩や木が目に入る。道は結構広い。猪のヌタ場を過ぎるとどうやら城跡のようで一段上がった平らな場所を囲うように広い道が回り込んでいる。きっと昔、この城に人や馬が往来したのだろうと想像して歩くとその時代にタイムスリップしてしまいそうだ。広い道が終わって中心部へ行くと「ん?山頂標識はどこだ?」・・・・「ああった!」・・・樹の陰で見えなかったが少し奥に三角点と壊れかけた標識があった。ここも展望はない。 昼食は、
まほろば菟狭物産館で仕入れた弁当を出発前に車内で食したのでここではコーヒータイムとする。樹林の中、しかもひとりぼっちなのでつまらないが、それでもコーヒーは美味しい。帰路は往路戻り、次は隣の馬城山へ(次ページ
■コースタイム
登山口-(6分)-取付点-(22分)-山頂-(15分)-登山口※休憩含まず。全行程で1時間でした。距離1.50km標高差138m  
  
今回のコース(クリックで拡大)
この辺りも岩峰がすごい
落水林道の看板(11:30) きれいな舗装道 通行止めとあるが・・・・・
ぎょえ!泥だらけ 道路脇に駐車(11:45) 車内で昼食 左が登山口(12:04)
登山口の標識 コンクリートの道が続く カーブのところが取付点
尾根を行く 岩が現れる でかい
でかい これも ヌタ場
かなり広い道 山頂(12:35)・・・ここでコーヒータイム わかいづらい頂上・・・下山開始(12:50)
次は馬城山(まきさん)
往路を戻る 車が見えた(13:10)
   
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