2016/11/6 文殊山(616.0m)+鷲巣岳
文殊仙寺P-本堂-風神社-紫竹観音-清滝観音-山頂-文殊仙寺P
 
 ▲風神社と文殊山頂上部
 平成28年11月6日(日) 天気 晴れ
 ■出発時間:午前6時10分(自宅)  
 ■メンバー:
単独
 「誰もいない静かな山シリーズ」と言うタイトルで山日記をまとめたくなるほどほとんど登山者と出会うことない山行が増えてきたように思う。
 今年7月に歩いた日本百名山でもある大峰山弥山八経岳)の時もほとんど他の登山者と出会うことがなかったが今回も1組の登山者とも出会うことがなかった。
 登山ブームであることには間違いないが、人気がある山とそうでない山にかなり差があるのではないだろうか。
 先月の山の会で隣の千灯岳を歩き、両子山も以前歩いたのでこの山を無視できない。
 せっかくなので大分百山日本山岳会東九州支部選定)にある国東の山をついでに巡ることにした。
 まずは文殊山文殊はもちろん文殊菩薩のこと。「三人寄れば文殊の知恵」と言うが、そもそも文殊菩薩は「知恵」をつかさどる仏様とのことだ。なるほどね
 スタートは文殊仙寺の駐車場から本堂へと石段を上がる。仁王像がデーンと両側に門番として立っている。
 仁王様に引き止められることもなく、階段を進み本堂で安全祈願して登山口を探す。ところが道標がない。(後日わかたったことだが、石段の145段目辺りに指導標があるらしい。)ともかく上へ踏み跡をたどると急斜面にロープがかかっている。とりあえず辿ってみると登り切ったところにトレッキングコースと書かれた道標があった。
 右へ尾根伝いにひと登りすると露岩帯の開けた場所に出る。露岩は左(西)へと真っすぐに文殊山頂上へと延びている。露岩を這い上がると何とこんなところに祠がある。これが風神社かと後で知る。
 赤テープと地図を頼りに真っすぐと露岩の.尾根を行く。露岩の尾根はとても魅力的で飽きることがない。目の前に恐竜の卵を立てたような岩が見える。(恐竜の卵を実際に見たわけではないが)下をくぐるように通過する。次は何だろうと思っていたら、製作者には申し訳ないが、頼りない木の枝でできた梯子がある。慎重に利用させていただき無事着地。
 次はと期待していたが、岩壁にぶつかり、ここから左(南側)へと樹林帯の中へ降って行く。道標はないが赤テープと踏み跡をしっかりと見てゆけば大丈夫だ。樹林の中を進むと今度は大きな石柱の下に祠がある。紫竹観音である。横に道標があるのでその通りにやや降りながら進むと正規ルートと合流する。ここから清滝観音へ立ち寄る。名水の水場があるので試飲させていただく。水がおいしいのはきっと温度が影響しているのではないかと思う。
 分岐まで戻り、急こう配の植林帯を苦しみながら進む。このコースで一番の難所だ。上りも下りも勾配がきついので滑りやすく、ズッコケ易い。
 ようやく稜線にとりつく。登山道は不明確だが、赤テープを見つけながら進むと歩きやすいようだ。自然林の中をしばらく歩くと東側が開けた山頂に着く。未だ早いがザックを少しでも軽くしたいと言う言い訳でミニカップうどんを食べる。いつも「ミニ」にするのは通常のカップ麺だとスープが飲み干せないからだ。スープが飲めないからと言ってその変に捨てるわけにはゆかないのである。
 のんびりと過ごして往路を戻る。あの植林帯の嫌な急斜面を避けたいがルートがない。
 紫竹観音との分岐から正規ルートを降る。スギの植林帯に入ると道は広くなり沢沿いの林道となる。沢がりっぱな石で造られた水路になるとスタート地点の文殊仙寺駐車場に着く。ちょうどトイレの横に出ることになる。
 紅葉の時期には早かったようで訪れる人も少ないようだ。露岩ルートが歩けてとても良かった。下山のルートを往復するだけでは正直面白みに欠ける。
 時間もあるので次は鷲巣岳を歩こう。鷲巣岳へ
 ■コースタイム  
 文殊仙寺P-(25分)-風神社-(25分)-紫竹観音-(15分)-清滝観音-(30分)-山頂-(23分)-紫竹観音分岐-(15分)-文殊仙寺P ※休憩時間含まず。全行程で約3時間でした。距離4.1km、高低差379m
今回のコース(クリニックで拡大)
日の出(6:45)
登山口を出(8:18)
 文殊仙寺への参道入り口
概要図がある 仁王像 聖徳太子殿
自然保護について書かれている 本殿(奥の院) 八千枚護摩供のお知らせ
岩壁に建てられている さらに上へと石段を上がる ロープのある急斜面を登る
道標があった(8:39) 尾根を行く ロープがある
露岩に出ると道標がある 風神社・・・奥が文殊山頂上(8:46) 両子山が見える
振り返る、眺めが良い 露岩が続く 楽しく歩ける
奇岩もある(恐竜の卵みたいだ) 露岩は続く 奇岩に近づいた
ここをくぐって進む 根が張るように見える 横から見た奇岩
国東らしい景観が続く 木の梯子 ヤセ尾根がが続く
岩壁にぶつかると左に降る テープと踏み跡を頼りに降る 紫竹観音(9:15)
清滝観音へと赤テープを見ながら進む 分岐(9:20) 露岩帯を乗り越え
清滝観音との分岐(9:27) 清滝観音へ立ち寄る 道路が見えたら右が清滝観音
岩壁に拝殿は造られている(9:31) 水量は多い 分岐まで戻って山頂目指す(9:40)
かなり急斜面 振り返る 稜線を北へ進む
山頂(10:05) 誰もいない山頂にて ミニカップうどん
東側が開けている 三角点 往路を戻る(10:25)
清滝観音分岐(10:44) 紫竹観音との分岐(10:48) ここから文殊仙寺へと降る
植林帯を歩く ここからも紫竹観音への道がある(10:51) 雑木林のなる
何か昔建物があったのか 国東半島峰道ロングトレイルの木柱(10:55) 林道のような道になる

鷲巣岳へ
沢は立派な石積みの水路となる 文殊仙寺の駐車場が見えてきた(11:03)
     
山日記トップへ