2013/09/28 安達太良山(あだたらやま1700m) | ||
東北の山(福島県) | ||
NO1 | ||
▲山頂、乳首山とも言われている | ||
2013年9月28日(土) 天気 晴れ ■出発時間: (秋葉原のホテル) ■メンバー:単独 彫刻家としてよりも詩人としてあまりにも有名である高村光太郎。その詩集と言えば「智惠子抄」だが、その中の「樹下の二人」に登場するのが安達太良山である。それを知ったのは深田久弥氏の日本百名山を読んだ時でもうずいぶん前のことだ。記憶から遠のいていたが、東京に出張の用事ができたことがきっかけで雑誌に載っていた紅葉の安達太良山を見てどうしても歩きたくなった。智惠子抄の詩を読んだのは初めてではないのだろうが、今読んでこの年になって惹かれるてしまう。 秋葉原に宿をとった私は、上野から東北新幹線に乗る。これも初めての体験である。 窓から見えてくるのは富士山のように目立つ筑波山、明日はこの筑波山を歩く予定だ。郡山で東北本線に乗り換える。もちろん初体験。何とドアは開閉ボタンを押さないと開かない。降りるときも同じでボタンを押す。おそらく冬になるとドアを開けっ放しにすると暖房が効かなくなるからであろう。前回、ICカードで乗り込んで無人駅で降りたときに少々困惑したので今回は現金で券を買った。二本松駅で降りるとバス停には登山者が並ぶ。とてもきれいな駅でそんなに田舎には感じなかった。バスは岳温泉が終点で全員降りると予約していたタクシーが待ってくれていた。タクシーに乗り込むのは私だけのようで数人は待ち合わせていたマイクロバスに乗り込んでいた。タクシーで奥岳登山口まで行く。レストハウスとゴンドラリフト「あだたらエクスプレス」の発着場でもあり、きっと観光客も多いだろうと出発時予想していたが、それにプラス、今日はトレイルランニング大会も開催されるとのことで静かな山歩きには結果ならなかった。 登山口から林道らしき道を歩いて山頂への標識があったので分かれ道ではあったが何も悩みもせずにそのまま進んだ。ここで計画していたコースをはずれてしまったことに後で気づくことになる。スキー用のリフトの下を進みところどころ矢印があるが、これが今日のトレイルランニング用なのか、常設されているものなのか良くわからない。「何かおかしいぞ」と思いながら高度を上げてゆく。途中で持ってきたiPADで確認をするが、やはりおかしい。途中で追い越した一人の女性が追いついてきたので尋ねると間違いない。五葉松平に出て初めてルートを間違えたことんみ気づく。くろがね小屋への標識がここまでなかったのだが、これは一番最初の林道で見た標識が「五葉松平経由安達太良山頂」とあったのを見逃したからである。標識は良く見るもんだ、初心忘れるべからずだと反省。それにしても復路にその場所を通過したが、くろがね小屋方面への道標があっても良かったと思う。ま、いい訳だが・・・・。薬師岳頂上に立つとやはりリフトの駅が近いせいかたくさんの登山者と観光客で賑わっていた。それにしても国土地院の地図の山頂とずいぶんと離れているのが気になる。一休みしていると先ほどの女性が追いついてきた。若い女性が一人で登山は少々考え物だが、これだけ人がいればそう心配することもないだろう。少し、話をして先に進む。木道を軽快に歩くが、すぐに渋滞。小学生の団体や団体登山者で並んで歩く。そのおかげでゆっくりと景色を堪能することができた。(といつもポジティブに考えよう)青空の下に赤みを帯びた斜面が目に入る。素晴らしい景色だ。と感動していると下から「来たぞぉー」と声が・・トレイルランニングの選手である。私たちは立ち止まって避けて通り過ぎるのを待つ。私としては予定時間がいよいよ遅くなってしまうので少々焦りが出てくる。 赤色の山肌の上にぽこっりと岩が盛り上がっている。確かに乳首のようだ。山頂標識は盛り上がった岩の下にある。記念写真を撮ろうにも人が多すぎる。岩場も多くの人で展望をゆっくりと味わいたいが落ち着かない。居座ると他の人に迷惑をかけそうだ。鉄山まで往復したかったが、逆周りになって渋滞に巻き込まれたので諦めて早々に降ることにした。 次ページへ |
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今回のコース(クリックで拡大) | ||
上野駅で東北新幹線に乗車 | ||
ホームは何と地下深くにある(5:50) | ||
筑波山が良く見える | 郡山で乗り換え | 東北本線 |
二本松駅(8:03) | 駅前はきれいだ | バスとタクシーを乗り継ぎ奥岳へ |
レストハウスと奥がゴンドラリフト駅 | 登山口(8:50) | 林道歩き |
登山道(くろがね小屋とある) | 五葉松平経由・・・これを良く読まなかった(9:00) | リフトの下を歩く |
なだらかな登山道 | ホソバノママハハコ | アザミが真っ盛り |
振り返る | 矢印がある | 振り返るとゴンドラが見える |
アキノキリンソウ | 樹林帯の中、階段もある | 樹林帯を抜け潅木帯となる |
紅葉が始まっている | まるで日本庭園のようだ | 五葉松が多くなる |
手入れされているように感じる | 五葉松平(9:42) | 左のポコッが山頂 |
薬師岳頂上にて(9:52) | ここからの眺めも良い(東側) | 安達太良山の頂上と峰ノ辻が良く見える |
「軽装登山は・・・・」と注意書きがある | 木道がしばらく続く | アケビの花のようだ |
シャクナゲが多 | 山頂が見える | 飛行機雲とモミジ |
渋滞してきた | どこまで続くのか・・・・・ | リンドウみっけ! |
黄葉がきれいだ | 振り返る | 写真よりも実際はきれに紅葉していた |
鉄山への稜線 | 山頂 | 賑やかである(10:53) |
岩の上から見下ろす | 鉄山側 | 船明神山側 |
岩の上は身動きできないほどの人 | 下から見上げる | 谷間を降る |
右のピークが峰ノ辻 | 右が鉄山だろう | リンドウがたくさん咲いていた |
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