屋久島の山旅 1日目 
2014/4/19 愛子岳(1235m)
 
 2014年4月19日(土) 天気 曇り後雨
 ■出発時間:午前7時45分(自宅)   
 ■メンバー:SUMさんとカラス
 二度目の
屋久島山行は九州百名山(「九州百名山地図帳」山と渓谷社)である三座を歩く予定であった。「あった」と表現したのはそれを達成することができなかったからである。
 「どうせ
屋久島はいつも雨だから」・・・・と天候は下り坂であったが、船や宿の予約もあったので予定通り出発した。
 しかし、
屋久島がいくら雨が多いからと言って本降りの雨の中を歩くのは危険も伴うし、景色を楽しむ余裕などなくなる。せっかくなら雨は雨でも時折青空がみえるくらいの天候に歩きたい。
 初日は、
愛子岳、往復6時間の行程で予想通り上りも下りもきつかった。
 登山口前には5〜6台停められそうな駐車スペースがあって先客が1台停まっていた。
 登山口から緩やかな道は、いつも見慣れた風景で特に
屋久島に来たと言う感じがしない。
 そんなことをSUMさんと話をしながらいつのまにか緩やかだった道は急登となって巨木が現れてきた。階層別植生図が要所にあって植生や標高を確認しながら歩ける。
 「
しるべの木」とある大きな切り株は、このきつくて長い登りを一時楽しませてくれた。
 やがてロープ場に出ると岩場が続く。「垂直に近い岩壁」があると情報を得ていたので確保用のザイルを準備していたが、設置されていたロープがしっかりしていたので苦労することもなく安心して登れた。木も何もないザレ場に出る。滑ると危険であるが周りがガスっているせいか高度感もなく恐怖感もない。
 晴れていれば、山頂からの絶景を楽しめたことであろうが、愛子様はお許しくださらなかった。私の長女も同名なので身近に感じていたのだが・・・・。
 下山は、雨も降り初めたこともあり、落ち葉に隠れた木の根に何度も足を滑らせた。そのためSUMさんは膝を痛めてしまった。
 他の登山者はと言うと、2名途中で私たちが追い越しそして1名の男性に追い越される。下山時には、元気な女性が登って来られたので声をかけると地元の人だと言う。
 標高差1000mは、さすがにきつかったが、山頂付近の岩場は醍醐味があって晴れていればきっと景色も素晴らしいのであろう。
 無事下山し、明日の
モッチョウム岳付近へと移動する。途中で尾之間温泉で汗を流し、食料を買出ししてキャンプをする。ところが・・・・・・翌日へ
<コースタイム>
 登山口-(80分)-標高600m-(50分)-しるべの木-(20分)-標高1000m-(60分)-山頂-(50分)-標高1000m-(45分)-標高600m-(60分)-登山口※休憩時間含まず。全行程で約6時間半でした。
 
今回のコース(クリニックで拡大)
鹿児島のスーパで夕食等を仕入れる
フェリー「はいびすかす」の案内所 フェリーに乗り込む 鹿児島港を離れる(4/18 18:05)
まずは乾杯 船室内・・・今夜はここで寝る 屋久島が見えてきた(4/19 6:50)
登山口駐車スペース(7:45) 登山口(7:55) 石が多い登山道
巨木が多くなる 標高400m地点の階層別植生(8:35) だいぶ登ってきた
根元がすごい これも巨木 ハイノキ
ツバキも多い 鹿ネットなのか? 道標がある(9:23)
きつい斜面が続く 潅木帯になったようだ ツバキの花がたくさん落ちていた
でかい 面白いキノコ 苔も面白い
周りが少し開ける シャラノ木が多い しるべの木(10:03)
おどけるSUMさん なだらかな道となる 標高900m(10:05)
不気味な木 岩が多くなる 標高1000m(10:26)
道標がある(10:40) 蛸の足のようにも見える 勾配はきつい
ロープが現れた しっかりとしたロープ 岩壁が現れた
一番の難所? 特に問題なくクリア オガタマノキのようだが・・・・
シキミにも似ている 上から見ると高度感たっぷり 頂上は未だか
広いスラブの横を行く ガスって視界が悪い 目の前以外は見えない
アセビが満開 ロープ場が続く 岩のザレ場を慎重に
ようやく山頂(11:23) アセビが咲き乱れる
SUMさん 少し降ったところで 昼食とする(11:40)
降りも慎重に 視界が悪い 荒々しい岩々
奇木 標高1000mに到着(12:36)
 サクラツツジの落ち花 無事登山口(14:26)  尾之間温泉で汗を流す(15:50) 
 千尋滝入口の売店 明日予定のモッチョム岳登山口  千尋滝
 迫力ある   近くのお店で買ったトビウオのカルパッチョ  とヤキソバで夕食
 
この後、テントで寝るが風雨が強くなり朝になっても弱まることはなかった。
   
     
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