屋久島の旅
2014/12/5 本富岳(モッチョム)940m
NO2
 
 
▲モッチョム岳の頂上部 
▲ 尾之間温泉へ行く途中から見たモッチョム岳
 (前ページから)
 岩壁の麓を通過すると岩場をロープを補助によじ登ると目の前に坊主岩のモッチョム岳頂上部が現れる。目を凝らすと数人の登山者が岩登りにチャレンジしているようだ。ここからはヤセ尾根で左側は笹があるものの切れ落ちているので油断できない。
 風雨が強ければ危険な場所である。ヤセ尾根の真中を歩く頃にはもう山頂が近い。ロープを補助に岩場をよじ登ると頂上直下の巨岩の下に出る。ちょっとした棚になっているので休憩場所には良い場所だ。景色も最高である。
 上部は賑やかだが見えない。この岩はロープを頼りに登らないといけない。慣れていないと苦労するかもしれないなと思いながら登りきるとそこは予想通りの光景だ。
 360度の絶景は少々どんよりとしているが昨日の天候を思うととても贅沢な景色だ。
 遠くから見えた登山者のグループは長崎からの方たちでちょうど食事(朝食?)をとられていた。
 私がセルフタイマーで写真を撮ろうとしていると食事中にも関わらず写真を撮ってあげると言われお言葉に甘えた。おかげで私にとっては最高の場面が記録された。本当に感謝である。
 私も朝食をしていなかったのでここでと思ったが雲行きが怪しいのでホットコーヒーだけ飲んで往路を戻ることにした。 神山展望台まで戻ると一安心。ゆっくりと歩を進めモッチョム太郎万代杉をもういちどじっくりと鑑賞する。
 ところが・・・・・携帯が鳴る。なんと明日の朝のフェリーが欠航との連絡。これは困った。もし、明日晴れれば、もう一日滞在してどこか登るのだが、どうも明日は今日よりも天候は良くない。とにかく下山してから手を打とうと考え落ち着かない復路となった。
 無事下山して売店に入ると昨日お話した方が覚えていてくれて「昨日登らなくて良かったね」と声をかけてくれた。一人旅をしていると人の温かさを求め、それに出会うととても幸せな気持ちになれるものである。
 明日のフェリーは、船会社が違うが昼の便があってキャンセル待ちとのこと。少々高くつくがしょうがない。と諦めてそれよりも今日はお祝いだ。ということでまずは尾之間温泉。とろっとろの湯に浸かる。入浴料は200円(但し、石鹸やシャンプーはなし) そしてスーパーに寄り、宿で少々遅めの昼食というか打ち上げを一人で行う。夜になると居酒屋(寿司屋)で地魚の刺身やトビウオの塩焼きをつまみ屋久島の夜を楽しんだ。翌日は朝から宮之浦港でキャンセル待ちをするが、運よく乗船できさらに長崎の方々と再会し、話も弾んで楽しい航海となった。
 何日もかかった一座だったが、それだからこそ思いで深い山行となった。
 これで九州百名山(山と渓谷社編九州百名山地図帳)の100座は完登したが、できれば旧版に掲載されている未踏の山も歩いてみようと思う。
 今回も山に自然に出合った人に感謝!!
 ■コースタイム
  登山口-(70分)-万代杉-(30分)-モッチョム太郎-(35分)-神山展望台-(35分)-頂上-(35分)-神山展望台-(30分)-モッチョム太郎-(20分)-万代杉-(60分)-登山口
   ※休憩時間含まず。全行程で約6時間でした。
 ■参考
 (行きのフェリー)はいびすかす 鹿児島(谷山港)18時発種子島経由 →翌日7時宮之浦港着
            ※売店なし 種子島で停泊 
 (帰りのフェリー) 屋久島2  宮之浦港 13時30分発 →17時40分鹿児島本港着
            ※売店あり うどん・そばコーナ、展望室 
 (スーパコンビニ) セブンイレブンなどの大手コンビニはない。おにぎりや弁当も少ない。
             キャンプや自炊、昼の弁当を仕入れるならAコープが豊富。
   
岩壁の横を通過する
ロープを補助に登る
奥は割石岳であろう 
視界が開けると左が切れ落ちているの危険 頂上が見えてきた 青空が迎えてくれる
鏡餅のような巨石 頂上部の真下 海が見える
 このロープを頼りによじ登る 山頂(9:50)   山頂から北側
山頂から東側 (耳岳と割石岳)
山頂にて 下山開始 振り返る
でかい 展望台からもう一度(10:38) 尾之間側
屋久島らしいコケ類 再びモッチョム太郎にて(11:26) 再び万代杉にて(11:46)
ここも屋久島らしい場所 名水百選の鯛之川へと流れる 千尋滝展望所(12:46)
千尋滝 駐車場へと 千尋獄神社とある
 
 ▲尾之間側から見る
尾之間温泉で汗を流す とりあえず昼食を仕入れるが・・・・ 形が実に良い
就寝
昼食のはずが・・・・・ 夜はここで地魚
朝起きると虹が ふれあいパーク屋久島 宮之浦港でキャンセル待ち
近くで昼食・・・何と今日だけ500円 フェリーが到着(12:52) さよなら屋久島(13:44)
無事帰宅できました
ありがとうございました
船内は豪華客船と言う感じ 鹿児島港に到着(18:37)
     
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