2016/8/20〜21 白山 はくさん(2702m) | ||
2日目(No1) | ||
室堂-観光新道-別当出合 | ||
▲甚之助避難小屋からの展望(南側) | ||
平成28年8月21日(日) 天気 霧のち晴れ ■出発時間:6時20分 室堂ビジターセンター 前日へ 未だ暗い、ザワザワしているので目が覚めた。と言っても横になったままで周りの音を聞いている状態だ。たくさんビールを飲んだのに昨夜はトイレに一度も行かなかった。 イビキ合戦は、少々苦戦した。何度かうるさくて目が覚めた。未だ修業が足らないようだ。 小屋からトイレに行くには一度外に出ることになる。かなり冷えているだろうと思って外に出るとそうでもない。相変わらず周りはガスに覆われているが、薄暗い中、御前峰を見上げると頂上へご来光を拝もうとライトの光が数珠つなぎになっているのがわかる。 東の空を見ると雲の切れ間が明るくなってきた。もしかして日の出が見れるかもしれないとしばらく待つ。 小屋からも続々と人が出てきた。しかし、雲に隠れてオレンジ色の丸い太陽を見ることはできなかった。 朝食を済ませるといよいよ下山開始だ。霧雨の中、小屋から離れると寂しい気分になる。 それでも今日の尾根沿いのルートは、花もたくさんあって展望も素晴らしいと聞いているのでそれを期待して歩く。 黒ボコ岩で一息ついた頃には、霧雨は止み、視界も開けてきた。岩に埋められたレリーフは、白山をこよなく愛したと言う画家、玉井敬泉(明治22-昭和35)画伯とある。そう言えば、山荘に晩年の画伯がボッカに背負われて入山する写真があった。 観光新道に入るとお花畑が続く。石が積み上げられた場所はケルンかと思っていたら約1300年前に白山を開いたとされる越の僧泰澄が悪蛇を埋めた場所だそうだ。もちろん伝説である。 馬の背らしき場所では昨日見ることがなかったマツムシソウもたくさん咲いている。急斜面を下り、山腹をつづら折りに下って殿ケ池避難小屋に着く。これから歩く痩せた尾根が目の前に伸びている。 (次ページへ) |
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本日のコース(クリニックで拡大) | ||
日の出を待つ(05:40) | ||
赤くなってきた | 広大だ | 真っ赤な太陽は見れなかった |
オオヤマリンド | ナナカマドの赤い実がきれいだ | 朝焼けの山荘 |
これから朝食 | 霧雨の中歩き始める(6:30) | 黒ボコ岩に着く(06:50) |
玉井敬泉画伯 | 色の濃さがずいぶんと違う | シモツケ |
斜面を飾る | 周りはお花畑 | 蛇塚・・・悪蛇を埋めた場所と言われている |
ミソガワソウ(味噌川草)シソ科イネハッカ属 | 花を見ながらなので楽しい | 瑞々しい |
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)マツムシソウ科 | 花が終わっても可愛い | 馬のたてがみを下る |
群生している | クロトウヒレン(黒唐飛廉)キク科 | 小屋が見える |
今から歩く尾根を見下ろす | ガスがとれてきた | カタツムリも珍しくなった |
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) | 斜面をジグザグに下る | ミヤマコゴメグサもたくさんある |
オタカラコウ(雄宝香) | アイスキャンディのように見えてしまう | タテヤマウツボグサ(立山空穂草)シソ科 |
平坦になると | トイレもある殿ケ池避難小屋(07:50) | あの尾根を歩く |
振り返って見る | 殿ケ池を.小屋を後にして | 尾根を行く |
マツムシソウが多い | 振り返る | 荒々しい斜面が見える |
リンドウが開花してきた | キリンソウもたくさんある | 大きなマツボックリの付いたシラビソ |
一見スリリングに見えるが・・・・ | 露岩のヤセ尾根を行く | シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 |
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