2013/9/15 栗野岳(1094.2m)
枕木階段登山口〜見晴台〜山頂〜第一展望台〜栗野岳温泉側登山口〜枕木階段登山口
昨日の御岳に引き続き・・・・
鹿児島県
 ▲山頂から韓国岳を眺める
2013年9月15日(日) 天気 曇り
 ■出発時間:午前時6時00分(栗野岳枕木階段登山口) 
  ■メンバー:家内と私
 
山の西側にキャンプをしたため日の出が遅い。午前5時というのに未だ暗い。
 昨夜は風が強かったが、テントの中は暑く、家内は眠れなかったと言う。ただじっとしていればいつか眠れると家内に言うのだが・・・・・・・。
 朝食は山頂ですることにしてテントを撤収したらすぐにスタート。日本一と称した長い枕木の階段はクレオソートの独特の臭いがして、少年だった頃、廃線となった線路を歩いて遊んだ頃を思い出す。懐かしくもあるが、当時は公害真っ只中での暮らし、決して明るい思いでばかりではない。
 階段の終点は木製の大きな展望台だ。その下にこれもまた少年の頃、母と東京に旅行したときに東京タワーで覗いた時と同じような大きな双眼鏡が設置されている。お金がいるのだろうと思いながら覗いたら無料で覗けた。しかも良く見える。牧場を見るとさっきまで姿を見なかった馬が(牛と思っていたら)草を食べているではないか。展望台に立つと枕木階段が真っ直ぐと長く伸びているのがわかる。空はどんよりとしてすっきりしない。青空を想像すると絶景なんだろうけど・・・・。
 さて登山口はどこだ?と周りを見ると何と登山口標識の横に通行止めの看板が・・・じぇじぇじぇと今流行の驚きの文句。どうしたもんか、とりあえず、様子を見にと入り込んでゆくと結局登山道に出てしまった。引き返すのもバカらしいのでそのまま進む。山頂まで1.5kmの標識を見て山腹を北に向かい歩くがすぐに別の登山口からの合流点に出合う。そこから急な上りが始まる。薄暗い樹林帯を喘ぎながら登って行くともみじの群生地とある。ようやく勾配が緩やかになった。しばらく平坦で快適な稜線歩きとなる。樹林帯を抜けるとY字路の見晴台との分岐点にぶつかる。まずは見晴台に立ち寄る。色づいたススキの穂が朝陽を浴び秋を感じさせる。
 広い草原の見晴台に立つと韓国岳の姿が目に入り思わず声を出す。南方を見ると白煙を上げているのでそれが大霧地熱発電所(おおぎり)だということがわかる。記念写真を撮って再び分岐まで戻り、山頂を目指す。一旦降ると急斜面が待っていた。ロープを頼って喘ぎながら登りきると樹林帯を抜けて急に開ける。山頂だ。目の前は紛れもなく韓国岳である。振り返ると今歩いて来た稜線が見える。ちょうど台形の上を歩いてきたようだ。
 コーヒーを淹れ、昨日「道の駅垂水」で買った手作りのパン(ラズベリーとチーズの入った)を家内と半分づつにして朝食である。山頂でのモーニングもなかなか良いものだ。
 下山は栗野岳温泉側へと降る。こちらのコースは、とても歩きやすくヒメシャラの木や様々な巨木も多い。山頂に小学生が記念に立てた木柱がたくさんあったが、こちら側からであれば危険ではなかろう。登山口まで無事降り切ると車道をひたすら出発地点の枕木階段登山口まで歩く。
 今朝、出発時には私たち以外に車がなかったが、3台増えていた。その中に福岡県内のナンバーがあった。それが後日、amiさん夫妻のお車だとわかったが、その時はそんなこと思ってもいなかった。
 無事下山したが、これから矢岳の登山口へと移動するためゆっくりもしていられずバタバタと車に乗り、移動開始。
  矢岳
 <コースタイム>
  
 枕木階段登山口-(60分)-見晴台分岐-見晴台往復(10分)-見晴台分岐-(15分)-山頂-(15分)-第一展望台-(30分)-栗野岳温泉側登山口-(車道歩き20分)-枕木階段登山口※休憩時間含まず。全行程で約3時間15分でした。
今回のコース(クリックで拡大)
日本一の枕木階段(6:00)
丸いところが牧場
双眼鏡が設置されている(無料) 覗いてみたら・・・・・ 方位盤もある
展望台から眺望を(6:17) さすが日本一 じぇじぇじぇ 通行止め???
登山道は途中で切れている 登山道に再び出る(6:32) 分岐
急斜面を滑らないように やっと少し楽に しばらく平坦な道を
徐々に高度を上げる 根が露出した斜面 山頂まで800m(7:06)
タマゴ茸だ! 快適な稜線歩き 樹林帯を抜ける
右に見晴台に立ち寄ることに(7:14) 草原の広場になっている 白煙を上げているのが大霧地熱発電所
見晴台にて(7:19) 韓国岳を望む 分岐に戻る(7:23)
再び樹林帯に入る 急斜面を喘ぐ 可愛いママコナの花がたくさん咲いていた
 山頂にて(7:38) コーヒーを淹れて朝食(パンはラズベリー入り)   韓国岳をバックに
 ▲山頂からの眺望(歩いて来た稜線、左が見晴らし台)
下山は北へ・・・三角点があった(8:07) ヒメシャラの子どもがたくさん 沢原高原通行禁止
なんじゃ 逆さ股から顔? きっとここが第一展望台(8:22) 歩いて来た稜線と桜島や高隈山地が望める
よくわからんけど撮ってくれと言うから撮った ヒメシャラの親がたくさん 巨木が多い
すげぇ これもすげぇ 伐採中の中を降る
植林帯を降る ヤマジノホトトギス 無事登山口
車道を歩く(8:53) 道路わきにボタンヅルが咲いていた ヨウシャヤマゴボウの実は食べれません
栗野岳展望台付近 あれが栗野岳? 展望台
矢岳へ
枕木階段駐車場(9:13)
     
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