2010/9/18〜20 後立山縦走 白馬岳(2932m)・杓子岳(2812m)・鑓ケ岳(2903m)・唐松岳(2696m) | ||
2日目 (No2) | ||
白馬山荘〜杓子岳〜鑓ケ岳〜天狗ノ頭〜不帰の嶮〜唐松岳〜唐松岳頂上山荘 | ||
▲不帰ノ嶮 | ||
前ページから 前方に登山者が這いつくばっているように見えるが、どういうルートなのか少し想像してみることにしました。『まさか、先っちょまで行かないようなぁー』と独り言をつぶやきながら『おそらくあそこからトラバースして左に巻き込み・・・・・ 』と自分の都合の良いように眺めます。「ここは不帰の一峰頭」と表示があるところを過ぎるといよいよ断崖絶壁です。しかし思ったよりもホールドもしっかりしていてまずまず順調に進みます。岩壁を平行にトラバースしてフラットに置かれた鉄の梯子を恐る恐る渡ります。鎖が左手にあるのでしっかり持てば恐怖も和らぎます。ここをクリアして岩の間を上りつめると一旦急峻な上りも一休みで木の道標の場所でランチタイムとしました。八方尾根にある八方池を眺めながら山荘で作ってもらった弁当とテルモスのお湯でコーヒーをいただき十分休憩をとって出発です。ここから東側を平行にトラバースして行きます。私が先ほど想像していたルートで自分ながら山筋が少しは読めるようになったかと一人で関心していました。再び急峻な岩場を鎖を持ちながら上り詰めて行くと小さなブリキ板に「ここは不帰二峰の北峰」と表示があります。と言うことは南峰があるということなんだと思い進みます。両側が切れ落ちた所謂キレットを通過します。ピークらしい所に出るとやっぱりありました「ここは不帰二峰の南峰」。ここまでクリアしたことと360度の眺望で疲れも吹き飛びます。唐松岳の山頂に多くの登山者がいるのも見えてきます。ここからは比較的緩やかな上りで西斜面から見る立山連峰や遠くに見える槍ヶ岳と登山者が立ち止まってその絶景を時間の許す限り見入っていました。さらに西斜面を登りつめて行くと唐松岳の山頂です。目の前の五竜岳の山容が見事です。東側の下部には今日の宿である唐松岳頂上山荘が見えています。眺めを満喫したら山荘まで下ります。途中コマクサの花が一輪残っていました。時間は午後2時で予定より少し早めですが、白馬岳を出発したのが5時40分ですから8時間以上経過しています。山荘でチェックインを済ませ、KENさんとビールで乾杯です。ここは食堂兼レストラン(ティーラウンジ)になっていますのでこの時間になると夕食準備のためレストランは閉店し、席のみ解放していました。そこで自販機で缶ビールを買い、つまみは袋菓子を売店で買って持ち込んで楽しむことに。明日の話をしているとMORIさんも加わり、しばらく山談義です。明日の天候が心配なので色々と行程変更も含め部屋で話し合いをして寝床につきます。2段ベットでかなり狭く寝返りを打てない状態で朝を迎えることになりました。次ページへ ※初日に戻る |
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振り返る | ||
鑓温泉への分岐 | ||
天狗山荘はあのピークの左下 | 天狗山荘への標識 | 天狗山荘 |
雪解け水が溜まった池 | 万年雪 | 天然の冷蔵庫だ |
槍ヶ岳が見える | 寒さを感じる | 紅葉が進んでいる |
天狗の頭が見えた頭 | 記念に(MORIさん撮影) | 「天狗の大下り」があるというが・・・ |
まだかなぁ | もしかしてあの先っちょから? | 立山連峰 |
唐松岳と五竜岳 | ここより天狗の大下り | かなり高度のある絶壁を降る |
鎖を持ってトラバースをする | だいぶ緩やかになった | もうすぐ鞍部 |
右から巻いて | 再び登り返す | 大きなスラブを回り込む |
ここで小休憩 | 振り返る | 不帰、一峰の頭 |
あれを登るのか?コワッ! | ホールドはしっかりしている | 他の人を見ると怖い |
これが一番怖かった | 荒々しい岩々 | 先を行くメンバー |
登りきってホッとしたところ | モアイ像のような岩 | 道標 |
ランチタイム | 八方池が見える | あずきさんからコーヒーセットをいただく |
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